こんにちは、遊佐です。
今回は2000年〜2010年にかけての日本メンズファッションを振り返ってみたいと思います。
僕はちょうど中期から後期にかけて大学時代を過ごしたのですが、その間にファッションをとても楽しんでいました。
面白いもので、今とは正反対ともいえるスタイルがトレンドになっていたんですよね。
この記事を読まれた方の中には懐かしいと共感していただける方もきっといるはず。
こちらの記事もあわせて読んで頂けると嬉しいです。
【懐かしい】2000年代のメンズファッションを振り返る
2000年代のトレンド
2000年代のメンズファッションは今のオーバーサイズシルエットとは真逆のタイトシルエットが特徴でした。
今のオーバーサイズのトレンドはトップスこそゆったりしていますが、パンツはタイトシルエットも人気です。
ですが当時はトップスすらタイトシルエットが主流でした。
しかも着丈が短めで、ベルトが見えるくらいが良しとされていたんです。
トレンドを作ったのは2000年にディオールオムのクリエイティブディレクターに就任したエディスリマン。
細身でロックなスタイルが一大ムーブメントとなり一気に世界へ広がっていきます。
日本でもエディファンが多く、いかに細く着れるかを競いあうような猛者たちが出現しました。
その人たちの体型は、「あなた絶対ちゃんとご飯食べてないでしょ」というくらいのカリカリ具合。
僕は別段エディファンというわけではなかったのですが、彼らと同様にマッチ棒みたいな体型でした。
もともとラウンジリザードというブランドが大好きだったので、ブランドのアイコンでもある極細パンツを履くために体型を絞っていましたね。
流行ったアイテム
当時流行ったアイテムの私的BEST3がコチラ。
- スキニーパンツ
- ベロアジャケット
- エンジニアブーツ
【スキニーパンツ】
2000年代最大のトレンドアイテムは間違いなくスキニーパンツでしょう。
これぞエディ効果ともいうべきもので、ファッション好きはこぞって着用していました。
スキニーパンツは当時のユニクロもいち早く販売を開始しており、僕も購入していました。
結構いい出来で重宝しましたね。
このときに流行ったブランドが「April77」。
ギターピックがポケットに付属されており、ロックな雰囲気満載のデザインが大人気でした。
僕も速攻で買いましたが、速攻でギターピックを紛失しました。
スキニーはその後トレンドからは退きましたが、定番アイテムとして存在しており、着こなしをアップデートして重宝されています。
【ベロアジャケット】
大学生御用達のアイテムでした。
服にさほど興味がない子でさえも着ていましたね。
とりあえずこれ羽織っておけばいいみたいな。
しかも黒や紺じゃなくて、派手なワインレッド色をよく見かけたのは今でも不思議です。
トレンドは繰り返すというけれど、ベロアジャケットはこの時だけだったな〜。
【エンジニアブーツ】
スキニーパンツと対をなすかのようにトレンド入りしたのがエンジニアブーツです。
ファッション誌で「ブーツイン」という言葉がよく出回っており、その名の通りスキニーパンツの裾をブーツにインして着用するスタイルが流行りました。
僕もよくやっていましたが、今振り返ると正直・・・ダサい。
女の子がかわいくブーツインするのとはわけが違って、異様なコーデだったような気がします。
このスタイルもベロア同様に一過性のものだったようです。
流行った雑誌
当時はメンズノンノやファインボーイズが人気で、スナップで誌面にのりたいと熱望する学生がたくさんいました。
他にメンズナックルやチョキチョキという雑誌も流行っていましたね。
その影響で、お兄系や美容師系ファッションも人気のカテゴリーになっていました。
特に美容師の影響力は大きく、彼らがよくやっていた古着を織り交ぜたコーデは人気で、学校内にもそのコピーが多数出現。
僕も髪色をアッシュにし、ウルフカットでもれなくチャラい系に(劣化コピー)。
M字バングとかやってる子いませんでしたか??
総じて熱量の大きさが今のファッションと比較してかなり大きかったなと思います。
よく着てたブランド
僕は当時、以下のブランドをよく着ていました。
ファクトタム、ラウンジリザード、ラッドミュージシャン、プレッジ、アタッチメント、マンオブムーズ、CAV-000、ファドスリー、ミスターオリーブ、マージン、スローガン、リップヴァンウィンクル
見事にドメスティックブランドのオンパレードですね。
当時大学生の僕は、家庭教師やカフェなどでバイトをしまくってお買い物をしていました。
よくやっていたスタイルはラッドミュージシャンのプリントTシャツにファクトタムやラウンジリザードのデニムを合わせるといったもの。
思い出深いのはファクトタムかな。
2007年くらいにファクトタムのデニムが流行り始めていたのですが、僕もこのデニムがどうしても欲しくて、手に入れた時の嬉しさは今でも覚えています(サイズ間違えたけど)。
「ファクトタムだろうね」が2チャンで流行っていたのが懐かしい。
他にもこんな思い出が。
- バイトで貯めたお金で、当時10数万ぐらいしたアタッチメントのジャケットを購入。学生の自分には全く着こなせず、えらいものを買っちまったと大後悔。
- プレッジのド派手なナポレオンジャケットを買って、彼女に「そんなん着てどこ行くん!?」と怒られました。結局1回も着ずに終わった。
- デニムパンツが大好きで上記のブランドのもので計20本くらい所有していました。彼女に「そんなに持っててどうするん!?」とよく怒られていました。
当時デニムパンツはどこのブランドも競い合うように注力していたので、いずれもクオリティの高いものが多かったように思います。
この時に割と黒色のアイテムを多用していたことが、今のファッションスタイルに繋がっているような気がします。テイストは全く変わったけど・・・。
まとめ
- 2000年代のトレンドはタイトシルエット
- スキニーパンツ、ベロアジャケット、エンジニアブーツが流行った
- 美容師系、お兄系ファッションも大流行
大学時代の僕は今思うとかなりとがった格好をしていたように思いますが、ファッション熱はものすごいものがあったような気がします。皆さんはいかがでしたか?