こんにちは、遊佐です。
近頃は男女問わずスニーカーブームがすっかり定着し、スニーカー主体のコーディネートを紹介するメディアも多くなってきています。
僕もほぼ毎日スニーカーを履いて過ごしていますが、たまに革靴を履きたくなることがあるんですよね。
そこで今回はスニーカーの代わりに、普段履きしたいシューズ「タッセルローファー」をご紹介。
苦手意識のある方も少なくないですが、そんな方でも一旦気に入るとハマることがあるシューズです(僕も最初めちゃ苦手でした)。
この記事ではタッセルローファーを使ったメンズコーデに関しても言及しています。
- タッセルローファーはそもそもどんな靴?
- タッセルローファーのメンズコーデが知りたい
- タッセルローファーはスーツに合うの?
【大人の革靴】タッセルローファーはカジュアルコーデに合わせやすい(メンズ)
タッセルローファーとは
タッセルローファーは飾り房が付いたローファーで、メンズシューズにしては珍しく装飾性がある靴。
1948年にハリウッド俳優「ポール・ルーカス氏」が靴屋に注文したことがきっかけで誕生したと言われており、その靴を実際に製作をしたのがオールデンです。
その後ブルックスブラザースがタッセルローファーを流行らせたのですが、当時の弁護士がスーツスタイルに合わせていたことから「ローヤーズシューズ」とも呼ばれていました。
今でこそタッセルローファーはコインローファーと同様にカジュアル専用シューズであると誤解されがちですが、基本的にはドレス度が高いエレガントなシューズなんです。
ドレスシューズながら歩くたびに揺れるタッセルが可愛らしくもある。タッセルローファーは絶妙に遊び心の効いた大人靴なのです。
メンズコーデ
カジュアルで使う
タッセルローファーは遊び心の効いたドレスシューズで、コインローファーほどくだけてなく紐靴ほど堅苦しくならない、絶妙な立ち位置をとっています。
この特性は本来のドレススタイルではなく、カジュアルスタイルで活かすとコーディネートが楽しくなりますよ。
クロケット&ジョーンズのタッセルローファーを使って、いくつかコーデ例を紹介していきます。
まずはデニムスタイル。
デニムに革靴合わせ自体は王道ですが、コインローファーやUチップよりもエレガントに仕上げられます。
タッセルがリボン調のアクセサリーみたいに映えるので、華奢な細身デニムとは特に相性がいいです。
チノパンにバンドカラーシャツ。
チノパンにタッセル合わせは相性が良いのですが少々おかたくなりがちなので、トップスにバンドカラーシャツをもってきてリラックス感のあるコーデにしています。
バンドカラーシャツはファッション難易度を簡単に下げられる便利なアイテムなので、30〜40代の方には特にオススメしたいです。
ユニクロUのオーバーサイズTシャツとアンクルパンツ。
ユニクロの中で主力として売れているアイテムには、タッセルローファーと相性が良いものが多いです。
ユニクロコーデは凡庸になりがちですが、足元を整えてあげるだけで一段階上の装いに簡単にアップデートできますよ。
マウンテンパーカとホームスパンスラックスを使った秋冬コーデ。
写真には写ってないですが、この日はバックパックも背負っています。
個人的に一番楽しいコーディネートかもしれません。
ドレス×アウトドアミックスに使うマウンテンパーカ選びは難しいのですが、僕はティラックのルケジャケットを愛用していますよ。
カーゴパンツスタイル。
カーゴパンツの無骨さを活かしつつ粗野な雰囲気にしたくないときに、ローファーはもってこいです。
ボーダーカットソーを合わせるスタイル。
モードやフレンチテイストのコーデは相性が良いです。
グレンチェックパンツと合わせると、ドレス要素が重なってクラシックな足元を作れます。
Tシャツを合わせることで、キメ過ぎないカジュアルスタイルの出来上がりです。
素足履き
タッセルに限らずですが、僕はローファーを履く時には靴下ではなくシューズインソックスを使っています。
肌が見えて足元に軽快感が生まれるので、夏場は特にオススメです。
この時パンツの裾が足元で溜まらない程度に、丈の長さを短めにしておいたほうがいいですね。
ローファーの素足履きで丈が長すぎると、おっさんくさくなってすごくダサいのでご注意ください。
ロールアップも効果的です。
僕はたまにあえて裾を切らずに、適当にロールアップして履いていることもありますよ。
参考までにコロニークロージングの高田さんやナノユニバースのティアモさんが素足履きの名手なので、興味のある方はインスタやユーチューブをチェックしてみてください。
【笑いに飢えた方にオススメしたいYoutubeチャンネル】
ただ素足履きしかしないというのも芸がないので、たまには靴下を使ってみるのもオススメしますよ。
黒色と茶色どっち?
タッセルローファーを選ぶ時に黒か茶のどっちを選ぶか悩むかもしれません。
基本的には自分の好みにあわせて選べばいいのですが、黒色は相性のいい色が多いので一足目にオススメです。
先ほど紹介したコーデ写真でも、黒、ブルー、茶、オリーブぞれぞれのパンツに合わせています。
逆に茶色のシューズだと黒パンツには合いません。
茶色のパンツも色によっては靴と同化して土っぽくなる。
なので個人的には茶色の靴は2足目以降に選んで、徐々にコーデの幅を広げていく流れが望ましいと思います。
実際に僕も2足目に茶色スエードを選んでいます。
茶色でも濃いダークブラウンを選ぶと使いやすいですよ。
スーツに合うの?
「スーツにローファーはおかしい?というか合わせていいの?」
こんな風に思った方もいるかもしれません。
結論からいうと合わせてOKです。
冒頭でお話ししたようにタッセルローファーはローファーの中でもドレスシューズに分類される靴。
なのでスーツスタイルに合わせてもらって問題ないですし、むしろめちゃ素敵です。
ただ履いていいとはいえ、実際に履くかどうかは職場の人たちの格好を見てからにしたほうがいいと思います。
なぜならタッセルローファーがドレス靴であるという認識または習慣が、日本のビジネスシーンではほとんど浸透していないからです。
なので多くの場合は職場で浮くと言うか目立ちますね。
服屋さんでない限り、職場において装いで目立ってしまうのは個人的にちょっと恥ずかしいと思うので、無難に内羽根シューズを合わせておいたほうがいいと思います。
装いじゃなくて仕事で目立ったほうが格好いいですよね。
【スーツに合わせたい王道の内羽根シューズ】
人気ブランド
オールデン
冒頭でお話ししたようにタッセルローファーを世に生み出した元祖で、コードバンを使用したアバディーンラストのモデルが超有名。
トゥが丸いのでカジュアルにすごく合わせやすいんですよね。
オールデンのタッセルローファーは数あるシューズブランドの中でも圧倒的に人気が高いです。
エドワードグリーン
編み込みレザーが特徴の「ベルグラヴィア」は紹介しているタッセルローファーの中でも特にエレガントなモデル。
けっこういい値段しますが、革質が良かったりトゥとヒールのモカ縫いに手間がかかっていたりと、値段相応の作りになっています。
ややドレス向きなので、カジュアルには合わせにくいかも。
クロケット&ジョーンズ
3〜4年前にタッセルローファーの一大ムーブメントを作ったのが、クロケットの「キャベンディッシュ」。
流行りすぎて一時期スナップ写真に登場する人たちの足元がキャベンディッシュまみれになったほどです。
まとめ
- タッセルローファーは遊び心のきいたドレスシューズ
- カジュアルスタイルに合わせるのがオススメ
- 素足履きの時はパンツの丈を短めにしておく
- スーツに合わせてもちろんいいけど、日本では一般的ではない
書きながらオールデンのタッセルローファーが欲しくなってきました。