こんにちは、遊佐です。
皆さんはタッセルローファーといえば、どこのブランドを思い浮かべますか?
オールデン、エドワードグリーン、クロケット、チャーチなど、それぞれ有名モデルを抱えていますが、クロケットと答える人は結構多いのではないでしょうか?
CROCKETT & JONES(クロケットアンドジョーンズ)、通称クロケットは英国のシューメーカーの一つで、常に靴好きからの人気を集めています。
またコレクションの数が豊富なことでも知られており、有名なモデルをいくつも輩出しているのですが、その中の一つがタッセルローファー【CAVENDISH(キャベンディッシュ)】。
今回のブログではこのキャベンディッシュを紹介していこうと思います。
- タッセルローファー
- カーフレザー
- LAST325
頼れる名靴「クロケット&ジョーンズのキャベンディッシュ」
キャベンディッシュとは
【CAVENDISH(キャベンディッシュ)】は、英国シューメーカー「クロケット&ジョーンズ」が作るタッセルローファーのモデル。
そして3〜4年前にタッセルローファーのブームを巻き起こしたのがキャベンディッシュです。
国内のみならず海外のファッショニスタがこぞって着用している姿が話題になり、一般層にも広まっていきました。
その人気の程は、一時期雑誌のスナップ写真に載る人たちの足元がキャベンディッシュで溢れかえったぐらいです。
その後徐々にブームは収束していきましたが、今でもタッセルローファーの購入候補筆頭に挙がるシューズとして人気を博しています。
初代LAST「325」
キャベンディッシュがブームになった頃から現在に至るまで、木型が2段階アップデートされており、最新モデルはLAST375が使われている【CAVENDISH(キャベンディッシュ)3】です。
僕が履いているキャベンディッシュは、ブーム当時のモデルである「初代」で、LASTは325。
初代と3代目の違いは主に「かかと」のフィット。
初代は若干かかとのフィットが緩いので、ビームスがかかとのホールドを強くしたモデルを別注して誕生させたのがCAVENDISH3です。
それでは初代キャベンディッシュのスペックをご紹介。
- ノーズが短め
- 幅広め
- 踵が少し緩い
- 甲の高さはやや低め
キャベンディッシュはクロケットの中でも比較的緩めのサイズ感になっており、幅広の足を持つ日本人には特に相性がよく、人気の一因になっています。
というのもLAST325は、ペンブロークなどのカントリーシューズに使われる木型で、厚手のソックスを履くことを想定して作られているんです。
そのため幅にボリュームがあるのですが、トゥを少し絞ってあるので野暮っさがありません
サイズ選びの目安としては、LAST337、LAST348と比べてハーフサイズ下げて履く人が多いということを頭に入れておいてもらえたらいいかと思います。
実際に僕が履いている他のモデルのサイズを載せておきますので、比較する際の参考にしてください。
【管理人の足の特徴】
サイズ | 26センチ |
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特徴 |
幅広でやや甲高。右足の方が大きい。かかとは小さめ。 |
※全てEウィズ。
LAST337(ハンドグレードなど) | サイズ7h |
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LAST341(ケントなど) | サイズ7 |
LAST348(ウェストボーンなど) | サイズ7h |
クロケットとは別に、チャーチとの比較もしておきます。
※Fウィズ
LAST173(コンサルやディプロマットなど) | サイズ75 |
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カジュアルコーデに合わせやすい
先ほどお話ししたように、クロケットに使われているLAST325はカントリーシューズ用の木型。
この丸すぎず尖りすぎない絶妙なラウンド具合のトゥが、タッセルローファーに合うんですよね。
本来タッセルローファーはドレス靴なのですが、カントリーシューズ用の木型が使われたことで形に丸みが出て、カジュアルコーデにも合わせやすくなるんです。
合うパンツのバリエーションがとにかく広い。
- デニム
- カーゴパンツ
- チノパン
- セットアップ
【カーゴパンツとのコーディネートを載せています】
キャベンディッシュはとにかく履いてて楽しい靴です。
どんなコーデに合わせようかな~と考えるのも楽しいのですが、「とりあえず着てきた」ような格好にも難なく合わせてくれるので、玄関での靴選びに悩みません。
例えば何の変哲もない「デニム + Tシャツ」スタイルを、さらっと上品に整えてくれるような懐の深さがキャベンディッシュにはあります。
【タッセルローファーのコーデについて解説しています】
購入の経緯
ここまでキャベンディッシュを大絶賛してきましたが、僕は元々タッセルローファーが好きではありませんでした。
「このぼんぼりみたいなやつ、なに??」といった感じに、何がカッコいいのか分からなかったんです。
この先も履くことはないだろうと思っていたのですが、ある日僕が通っていたお店のスタッフさんが、「素敵な靴見たくない?」と言ってきたんですよね。
遊佐くん「どんなやつですか?」
店員さん「タッセルだよ~」
遊佐くん「ぼんぼり靴やん」
僕の足先は既に半分ほど、お店の出口の方へ向いていたと思います。
でもせっかく紹介しようとしてくれてるし、見るだけ見て帰ろうと思いました。
そして現れたのがキャベンディッシュ。
ところが、僕自身も思ってもみない反応を示したんですよね。
「あれ、なんか悪くないかも」
次に僕がとった行動はまかの試着。
今まで全く興味のなかったタッセルローファーに、自ら足入れをしようとしたんです。
この日は確かフルカウントのリジッドデニムを履いていました。
それに黒のタッセルローファーを合わせて鏡を見ます。
「かっこええやん」
こんなことがあるんだな~と思うくらいキャベンディッシュを気に入ってしまい、そのまま購入しました。
そんな感じでキャベンディッシュがタッセルローファーの扉を開いてくれたのですが、何より凄いのは店員さんです。
僕がタッセルローファーが苦手ということを知っていたのに、平気で持ってきたんですからね。
おかげで今では、キャベンディッシュは僕の愛用品なんだと言えるまでになれました。
本当にありがとう!
僕は専門店で買いましたが、クロケットは流通量が多いので色々な場所で買うことが出来ますね。
まとめ
- トゥが丸すぎず、尖りすぎない絶妙なラウンドをしている
- トゥの幅が大きめなので、日本人の足に合いやすく履きやすい
- ドレスはもちろん、デニムやチノパン、カーゴパンツを使ったカジュアルスタイルにも合わせやすい
もしタッセルローファーが苦手だという方は、キャベンディッシュを一度試してみてください。僕みたいに、一気に「好き」に転じるかもしれませんよ。