こんにちは、遊佐です。
最近、無地コーデに飽きてきたなーと感じることはありませんか?
いつ頃からか始まったノームコアやミニマリズムの影響で、全身を無地で固めるスタイルが浸透し、気が付けばワードローブが無地だらけという人も多いと思います。
確かに無地コーデはとっつきやすく、シンプルで洗練された雰囲気を出せる優れた手法です。
ただ同じことをし続けていると飽きる、もしくは周りと差異化したいと思い始めるのが人の性というもの。
もちろん無地コーデは永遠の定番で普遍的な合わせ方です。僕も生涯そこから離れることはないでしょうが、だからといって柄モノが嫌いというわけでもありません。
そこで今回は、僕が柄の中で最も好きな「グレンチェック」と無地モノを掛け合わせたメンズコーデを紹介したいと思います。
とはいえいきなりグレンチェックをジャケットやコートに取り入れるのはハードルが高いと感じる方も多いと思うので、まずはパンツの導入を案内していきます。
- 無地コーデに少し飽きてきた
- グレンチェックパンツの合わせ方を知りたい
【無地コーデ飽きた?】グレンチェックのパンツをメンズコーデに取り入れるのが楽しい
グレンチェックとは?
グレンチェックは千鳥格子とヘアラインストライプを組み合わせた柄。
遠目からだと格子状に見えるのですが、近くで見ると2種の柄が縦横に走ってグループ状に配置されているのが分かります。
スコットランド発祥とされており、英国伝統の柄です。
英国伝統といえば千鳥格子柄もその一つですね。
どんなイメージ?
皆さんはグレンチェックにどんな印象を持っていますか?
昔からお洒落な紳士がグレンチェックの3ピーススーツを着用していることもあってか、一般的に「ブリティッシュ」「クラシック」「上品」「知的」といったイメージを持たれることが多いです。
いずれのイメージも素敵ですが、特にクラシックというのはポイント。
というのもファッショントレンドが長らく続いたストリートカジュアルからクラシックまたはドレス調へと変わっていきそうなので、そういう意味でもグレンチェックはオススメなんです。
似合う色
グレンチェックといっても様々なベースとなる色があるので、一概にこの色が似合うのいうのはないのですが、ここではオーソドックスなグレーベースのグレンチェックについて触れたいと思います。
グレーベースは合う色が多いので、実は色合わせ自体は難しくありません。
個人的には以下の色がオススメです。
- モノトーンの白、黒、グレー
- カラー系ならイエロー、グリーン、ブルー、パープル
イエロー、特にレモンカラーを合わせるとモダンに。
グリーン、特に深い緑を合わせると渋くレトロな雰囲気に。
ブルー、特にロイヤルブルーを合わせると華やかに。
パープル系を合わせるとクラシック又は気品が出る(モノによる)。
黒色は一番合わせやすいので、初心者にもオススメです。
特に白黒ベースのグレンチェックの場合はさらに相性良しですね。
個人的にもよくやる色合わせです。
パンツコーデ
カジュアルスタイル
カジュアルスタイルの場合、パンツに合わせる靴はまずはスニーカーがオススメです。
革靴でもモチロンいいのですが、グレンチェックに合わせると少しカタめの雰囲気になるので、スニーカーを使って程よく力の抜けた感じを演出するのを基本形にしたいと思います。
こんな時に便利なのが、アディダスのキャンパス。
モノトーンでスエードの大人っぽいデザインがグレンチェックによく合うんです。
※キャンパスにはオリジナルと復刻版の80sの二種類あるので混同注意。
80sはシュータンとサイドにロゴが無いミニマルなデザイン。レトロな雰囲気になっていますので、グレンチェックとより相性がいいと思います。でもオリジナルもカッコいい。
モノトーン配色のスニーカーなら代用可能ですので、詳しくは以下の記事で紹介しているスニーカー集をご覧ください(キャンパスも紹介してます)。
足元が決まったら次はトップスですが、僕はカットソーやニット、もしくはスウェットをよく合わせています。
多少ゆるーいテイストのアイテムでもグレンチェックが勝手にドレスアップしてくれるので、上手い具合にバランスのとれたコーデが出来上がりますよ。
キャンパス以外にもオススメスニーカーを紹介。
同じくアディダスのスタンスミス。
シックな雰囲気のキャンパスと違い、グリーンのヒールが遊び心を効かせて少しポップな感じになります。
足元の雰囲気に合わせ、トップスには明るめのネイビージャケットをチョイスしました。
こんな格好をしていると、改めてグレンチェックのパンツは楽しいなと感じますね。
冬はダッフルコートを合わせて、よりクラシックに。
細かいですが今度はグレーヒールのモデルを合わせ、徹底的に全身モノトーンでシックに構成しました。
スタンスミスは使い勝手の面では、スニーカーの中でもトップクラスだなと改めて実感しますね。
春夏は軽装になってカジュアル化しがちなので、今度は足元に革靴を合わせてコーデ全体を整えるのもイイですね。
Tシャツを着た正直適当なコーデなんですが、グレンチェックとローファーのおかげでなんとかサマになってませんか?
もちろんここでレザースニーカーを合わせるとかもアリなので、適宜判断してやってみて下さい。
春夏シーズンは写真のようにサッカー生地のグレンチェックパンツが出てきます。涼しくて使い勝手がいいのでゲットしちゃいましょう。
ドレススタイル
よほどこだわりがない限り、スーツやジャケパンなどのドレススタイルの場合は潔く黒色の革靴を合わせておきましょう。
理由はシンプルで、その方がキマるからです。
一般的に多いとされるグレーベースのグレンチェックは色自体がモノトーンに属するので、黒靴が合いやすいんですよね。
しかもドレススタイルということなので尚更。
もちろん茶色の革靴がダメということでは決してありません。
例えばブラウンやベージュベースのグレンチェックなら、茶靴が綺麗に合うと思います。
またジャケットがグレンチェックで、パンツが無地のパンツであれば茶靴の方がむしろ効果的という場合もあるでしょう。
ただこの2例においても黒靴が合ってしまうので、冒険するよりは無難に黒靴を合わせておくのが安心というわけです。
一枚目の写真ではダークグレーのソックスを合わせて徹底的に色統一をしていますが、カラーソックスで色を追加してみるのもオススメです。
グレンチェックスーツを着ると全身がシックな色に包まれるので、見えにくいところでさりげなく自己主張してみるのも楽しいです。
しかもパープルは高貴な色とされているので、世間一般の認識は別にしてフォーマルスタイルと相性がいいですね。
どんなパンツがオススメ?
グレンチェックのパンツはご紹介してきたようなスラックスタイプが汎用性が高いのでオススメです。
オーソドックスなデザインのものやウェストがゴムになっているイージーパンツのようなデザインも見かけますので、ご自身に合ったものを選んでみてください。
色は使いやすいグレーベースがオススメです。
先程紹介したコーデでも、カジュアルとドレスで少し色合いが違うグレンチェックを使い分けていますが、どちらもグレーベースを使用しています。
ドレスブランドやセレクトショップオリジナルで何かしら見つかると思いますが、意外?なところでクライミングパンツが人気のグラミチからもグレンチェックパンツが販売されているので、紹介しておきますね。
こういうスポーツテイストのグレンチェックパンツはとてもこなれた雰囲気を演出できるので、1本持っておくと重宝しそうです。コレいいなー。
まとめ
- グレンチェックのパンツは導入しやすく、脱無地にはもってこい
- クラシックな柄なので、キレイ目の雰囲気を演出できる
- カジュアルスタイルにはスニーカー合わせが楽しい
パンツコーデに慣れると、次はジャケットやコートでもグレンチェックを採用したくなること間違いなしです。