こんにちは、遊佐です。
普段書類などのペーパー類を鞄の中に入れるときに、クリアファイルを使っている方はけっこう多いと思います。
販売されているクリアファイルの中には100枚セットで1,000円以下の値段で買えたりするものもあるので、つい消費しがちになって気づいたら使い切っているということもあるはずです。
また使っているうちに劣化してしまって、人前で出すときに恥ずかしかったりすることもあります。
今回はそんなクリアファイルとは根本的に設計思想が異なる、SLIT(スリット)というファイルを紹介したいと思います。
ちなみに値段が3枚で1,800円。
通常のファイルと単純比較すると、1枚あたり60倍の値段差です。
高い。
高過ぎる。
普通はそう思うはず。
でも僕はめちゃ重宝して使っています。
なぜ通常の60倍もの値段のするファイルを僕が普段使っているのかを、この記事で知ってもらえれば嬉しいです。
少し気を付けたほうがいい点もあるので、そこらへんもレビューしていきます。
- 普段クリアファイルを使うことが多い
- ミニマルデザインが好き
- ガジェットが好き
スタイリッシュな冊子になるファイル【SLIT(スリット)】をレビュー
idon'tknow.tokyo
SLIT(スリット)は「idontknow.tokyo」というプロジェクトによって開発されました。
ソクラテスの「無知の知」を想起させるような、なんとも謙虚なプロジェクト名ですよね。
そういう姿勢があるからこそなのか、ユニークな商品を次々に開発しており、今回ご紹介するSLITもそのうちの一つです。
新発明というよりも、普段僕たちが何気なく触れているモノを新しい視点で見直してみたというような発想で作られる商品が多いです。
SLITの開発に携わったクリエイティブユニット「TENT」は、他にもこんな商品を開発しています。
冊子になるファイル
簡単冊子化
SLIT(スリット)はA4サイズ用紙を挟むいわゆるファイルなのですが、レール付きのクリアホルダーのように冊子として使えるのが最大の特徴です。
使い方は超簡単。
紙をまとめてファイルに挟んだら、ファイル背中を下にして机の上でトントンとやるだけです。
穴あけパンチなどのアイテムは一切不要。
この通り、冊子が出来上がりました。
パラパラとめくれるので、書類の閲覧がとてもしやすいです。
A4サイズだけでなく不揃いのサイズを一緒にファイルできるのも魅力。
最大収納枚数は20枚と公式に推奨されています。
実際はもう少し入るのですが、20枚をリミットにしておいたほうが確かにいいと思います。
何故なら冊子化することで中が見やすくなるといっても、入れ過ぎてしまうと本当に大事な書類が埋もれてしまって管理しにくくなるからです。
クリアファイルと同様にあくまで「一時保管所」にしておいて、不要になったらすぐに抜くということを心掛けておくといいと思います。
書類をiPadでスキャンして保存し直すのもオススメです。
【iPadProは超便利】
挟むだけで落ちてこない
それにしてもどうやって冊子化しているのか気になりますよね。
それに紙が落ちてこないかも心配。
なにせ、トントンしかしてないんですからね。
でも全く大丈夫なんです。
逆さにしてみる。
ファイルを開いてぶんぶん振り回してみる。
割と派手に振り回してみましたが、紙がこぼれ落ちることは全くありません。
かなり強固にホールドされています。
僕もどうなってんのか最初は不思議でしたが、よく見るとめちゃシンプルな構造になっていました。
ポイントはファイル背中の箇所。
ここの裏側をよく見ると、ファイルの背中奥まで紙を入れ込める構造になっています。
この部分で挟みこむことで、しっかりと紙を固定することができるんです。
トントンしていたのは、紙をファイル背中奥まで入れ込む作業だっというわけでした。
ファイルのカバーだけで冊子化するという発想がすごい。
任意のページだけ取り出せる
抜きたいページだけ抜くこともできます。
ほんの少し強く引っ張るだけで、すっと抜けます。
不要になった時や、誰かにそのページだけ渡したい時に、スムーズに取り出せますよ。
ミニマルデザイン
SLITは薄くて軽い上、その見た目もイケております。
耐水性のあるポリプロピレン(PP)樹脂素材を使っており、うっすらシボ感があるサラっとした触り心地が特徴です。
これがけっこう高級感があるので人前に出したときに映えます。
特に商談のときに、いつものクリアファイルじゃなくてSLITが出てきたらスマートじゃありませんか?
なにより書類を渡したり頂いたりするときの一連の作業がスムーズになる。
ロゴの入れ方もさりげなくて素敵でしょ?。
SLITは2色展開で白色も捨てがたいんですよね。
うっすらと中が透ける感じがすごくスタイリッシュです。
ノートとしては使いにくい
これもしかしたら簡易ノートになるんじゃない?と思いましたが、考えが浅かったです笑。
書くこと自体はもちろんできるのですが、ファイルが閉じないように常に片手でファイルを持っておかなければいけないんです。
嫌過ぎる・・・。
とはいえメモ書き程度は全く問題ないので、それで十分かなと思います。
基本的にはファイルと書類閲覧が主機能だと思ってください。
完全にノートがわりにしたい時はコチラがいいかも。
同じくidontknow.tokyoの商品です。
こんな使い方もある
ルーズリーフなどの書類ファイルが用途としては一番多いと思いますが、他にも効果的な使い方があります。
例えば、色や生地などのサンプルカードをファイルして見本帳にすること。
SLITの三大特徴は「保管」「閲覧」「見た目の良さ」なので、商談などで見本帳として使う際にはかなり有用かなと思います。
任意のカードだけ抜いて、回し見をしてもらったり出来ますしね。
注意点
先ほどもお話ししたように、SLITのホールドがけっこうしっかりしているんです。
そしてそのホールドがかなり強い時があります(紙が深くまでしっかり入っている状態)。
その状態で紙を抜く際はちょっとだけ注意が必要です。
実際に僕は紙を抜く際にすっと抜けなかったので、紙を引っ張るのに合わせてファイルの端を強く引っ張り過ぎてしまい、ファイルの背中付近の接着が一部剥離してしまいました。
なので念のためではありますが、紙を抜くときにはファイル側の手は添える程度にしておき、紙だけを引っ張るようにしたほうが僕が起こしたような事故は防げます。
そしてファイル側の手はファイルの端じゃなくて、写真のように背中を持つと安全で抜きやすいですね。
まとめ
- デザインがミニマルでスタイリッシュなので、人前で映える
- ファイルとしてだけでなく、冊子として使える
- 任意のページだけを抜き取れる
- クリアファイルをむやみに消費することがなくなる
正直3枚セットというのが少々手に余る。僕は1枚知り合いにあげました笑。
【SLIT(スリット)】
生産国 | 日本 |
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素材 | ポリプロピレン |
サイズ | 315×226×6(A4サイズまで挟めます) |
色展開 | BLACK(黒)、WHITE(白) |
値段 | 1,800円 |
備考 | 収納枚数は20枚推奨 |