こんにちは、遊佐です。
ここ2、3年ほど、小さめサイズのリュックサックを探していたのですが、気に入ったのが中々見つからないでいたんですね。
ですが先日ようやく目当てのものを見つけることが出来ました。
購入したのがPORTER(ポーター)のリュックサック「モーション」。
今回のブログではその購入レビューをしていきたいと思います。
- PORTERのリュックはいけてる?
- 小さめサイズ(容量15リットル程度)のリュックが欲しい
- シンプルできれいめのデザインがいい
【きれいめリュック】PORTER(ポーター)の「モーション」をレビュー!小さめサイズを探している方におすすめです。
PORTER
PORTER(ポーター)は日本の鞄メーカー「吉田カバン」のバッグブランドで、1962年にスタートしています。
ブランド名はホテルで鞄を預かる仕事の方「ポーター」に由来しています。誰よりもカバンに触れることが多いポーターは、誰よりもカバンの良さを知っている人といっても過言ではありません。日本ではまずないけれど、外国に行くとポーターの方が「素敵な鞄ですね」と褒めてくださるのはとても嬉しい。
吉田カバンにはポーターの他に、ラゲッジレーベルやヨシダ、ポーターガールなど複数のブランドを展開していますが、社の顔となっているのがポーターです。
おそらく皆さんも一度はその名前を聞き、物を見たことがあるのではないでしょうか。
バッグブランドとしてだけでなく、バッグ作りとしての評判は確かなもので、デザイナーズをはじめとする名だたるブランドとのコラボレーションが多いのも納得です。
ポーターの中にはシリーズがたくさんあるのですが、今回はその中の一つ「モーション」からリュックサックの紹介になります。
PORTER MOTION
「PORTER MOTION(ポーターモーション)」はミニマルなデザインを主体とし、そこにユニークな操作性と使い勝手の良さを融合させたシリーズです。
モーションのデザインには無駄が一切なく、必要最低限の要素だけで構成されているため、作品としての完成度が非常に高い。
シンプルな見た目
モーションのアイデンティティとも言えるのが無駄を削ぎ落としたミニマルな見た目。
視覚的なノイズがなく、目に優しい。
PORTERのロゴは黒で目立たないようにしています。
PORTERロゴはデザインの一部として成立していますので、「ロゴばーん」ブランドと一線を画しいるのですが、ことモーションに関してはミニマルデザインが際立つ黒塗りロゴは正解だと思います。
お気に入りポイントは随所に使用されている金属パーツ。シンプルな黒生地にさりげなく映えてくれます。こういうパーツは安っぽいものが多いのですが、モノ作りに長けたPORTERはきちんと作り込みをしてくれています。
小さめサイズ
3辺は幅330mm、高さ435mm、 奥行き70mmとメンズリュックにしては小ぶりなサイズになっており、女性の方でも問題なく持ってもらえます。
冒頭で話したとおり、購入にあたっての第一条件が小さめサイズ。
メンズのリュックは大きいサイズが多いのですが、それだと合わないコーディネートがあったりするので、個人的に小さめのリュックはバリエーションの一つとして必要でした。
容量は15リットル。
この他に、ガジェットケースやタンブラー、スナックが入るくらい。
13インチPCも入るサイズですが、リュックの入り口が狭いのでちょっと入れづらいかなー。
シンプルな作り
中に仕切りが一つ、ポケットはフロントに一つだけとかなりシンプルな作り。
物を小分けして管理したい人やポケットがたくさん欲しいという人には全く向きません。選別した荷物をコンパクトに持ち歩きたい人に最適です。
実は僕がモーションを購入した理由の一つがこの「最小限の作り」。
ポケットが必要以上に多かったり、小分けしやすいようになっているものは、その仕様に操られて逆に使い勝手を損なったりすることも多いんですよね。
「あれどこ入れたっけな?」てやつです。
その点、モーションは入れる場所の数を最小限に絞ってるので、モノが一箇所に固まります。
意外かもしれませんが、いつでも同じ場所から取り出せるというのはかなり便利です。さらにオーガナイザーを活用出来ると更に使い勝手が増すはず。
機能を絞り、不必要に肥大させてない点がモーションの素敵なところ。モノってシンプルな作りの方が使いやすいんですよね。
素材
素材にはポリエステルを高密度に織り上げたDICROSSOLO(ディクロスソロ)が使用されています。しなやかで、シワになりにくく、
本来DICROSSOLOはバッグに使うにしては強度面での不安があるのですが、モーションに使われているDICROSSOLOはバッグ用として使えるように厚みと強度を強化させたポーターオリジナルのものです。
そこまでしてDICROSSOLOを使うのは、やはりこの素材が持つ上品な光沢感とサラッとした風合いがバッグ素材として魅力的だからです。
バッグ素材とは定番とも言えるコーデュラナイロンはDICROSSOLOに比べると強度面は優れますが、いかんせん無骨な雰囲気になります。
DICROSSOLOはモーションのミニマルデザインには不可欠な素材と言えるでしょう。
ユニークかつ直感的操作性
モーションの特徴の一つがユニークな操作性。
ハンドルを引っ張ると開く。
ストラップを引っ張ると閉じる。
この動作が実に直感的。
リュックを持ちながら収納口を開く、閉じるためにユーザーがとるアクションを考慮して設計されているので、認知負荷が全くありません。
シンプルな設計になっていることで、モーションのミニマルデザインと一体化出来ているという点もポイントです。
デザインとアクションが一体となった非常に完成度の高い作品になっています。
まとめ
- PORTER MOTIONはシンプルなデザイン、ユニークな操作性、実用性を一体化させたミニマルなプロダクトシリーズ
- 視覚的なノイズがないシンプルな見た目。金属のパーツ使いが秀逸
- 収納場所を最小限に絞ることで、逆に使い勝手を良くしている。全ては使う人次第。
- DICROSSOLOをオリジナルに改良し、上品な見た目と耐久性を両立させた上品な素材を使っている
- 直感的に動かせる操作性。さりげなくデザインと一体化させているあたりがにくい。
海外ブランドのような色気はないが、完成度の高さが光るプロダクトデザインだなと改めて思いました。