こんにちは、遊佐です。
クローゼットに一本は入れておきたいパンツ「スリム」。
かっこいいパンツの代表的なシルエットですが、なかなかいいものが見つからないという人も多いと思います。
そこで今回はnonnative(ノンネイティブ)のパンツ「DWELLAR 5P JEANS 02 twill stretch overdyed」をご紹介。
いつも通りサイズ感やコーデについても言及しています。
ちなみに昨年の9月ごろに購入した秋物なのですが、その後裾上げもせず今まで寝かせてしまっていました。
通年穿ける生地なので、目下フル稼働中。
- nonnativeとは?
- 人気のモデルは?
- スリムパンツが欲しい
【新定番】nonnative(ノンネイティブ)のパンツ「DWELLAR 5P JEANS 02」をレビュー!サイズ感やコーデも紹介します。
nonnative
大人の日常着
nonnative(ノンネイティブ)は元モデルの経歴を持つサーフェン智氏が1999年にスタートした日本ブランドです。
2001年からBEAMS出身の藤井隆行氏がデザイナーして参画しており、今はブランド運営も藤井氏が指揮しています。メディアで見かけることもありますが、めちゃくちゃカッコいい方なんですよね。
「服は道具である」という考えのもとに服作りをしており、服は着飾るというよりは生活に役立てるものというスタンスをとっています。そのため機能性に留意した洋服が多く、例えばゴアテックス素材を用いたトップスなとばお家芸で、今でこそよく見られるようになったファッション×アウトドアのハシリだったように記憶しています。
またノンネイティブという名前には「属さない」という意味があり、その名の通り着る人をブランド色で縛るようなことをしません。
確かにロゴ無し、装飾なしといったシンプルなデザインが多く、そういったところにも「服は道具である」というブランドポリシーが投影されているような気がします。
そしてそのシンプルで普通顔の中に詰まったこだわりのあるディテールが着用者を満足させてくれるんです。
スリム、ワーク、アウトドア、トラベル、といったキーワードに引っかかりそうな人は一度ご覧頂いてもいいかと思います。
パンツが人気
ノンネイティブの中でも特に人気が高いのがパンツです。
毎年買い足している人も少なくなく、パンツ専業ブランド顔負けの人気を誇ります。
デザイナーの藤井氏はBEAMS在籍時代に自身が穿いていたパンツをカスタマイズして理想の形を追っていたそうです。
ノンネイティブのパンツにファンが付くのは、氏のパンツに対する並々ならぬ拘りがあるからなんでしょうね。
僕も初めて試着したときに、「コレいいかも」と感覚的に気に入った瞬間を今でも覚えており、例に漏れず買い足しをして複数本所有しています。
今のファッションではワイドパンツが流行っていますが、ノンネイティブはブランド初期から一貫してスリムパンツをリリースし続けています。最近は少しゆったりしたものも展開していますが、それでも他ブランドに比べると随分細いです。
モデルのバリエーションが豊富で、DWELLAR、TROOPER、PLOUGHMAN、他・・・と多彩なラインナップになっています。
こちらの記事ではブランドの中で最も人気の高いDWELLARシリーズのUSUAL FITデニムを紹介しました。
今回ご紹介するパンツは同じくDWELLARシリーズのモデル「02」です。
ツイルストレッチパンツ
DWELLAR 5P jeans 02
DWELLARはパンツだけでなく全てのアイテムにおいて定番モデルに付けられる名前で、「定住者」という意味があります。
タグを見た方がわかりやすいですね。
パンツの場合、「DWELLAR 5P JEANS・・・」という風にモデル名が付けられますが、JEANSという表記はデニムという意味ではなく、あくまでパンツを意味するものです。
02はシルエットを表すモデル名で、腰回りにゆとりをもたせたテーパードパンツです。
実は02は2022年春夏までは「DROPPED FIT」という名前で、シリーズ屈指の人気を誇っていたモデルでした。
腰回りやワタリをゆったりさせて膝から下は絞ってある形。スリムパンツながら少しリラックス感が出るようなゆるさを入れて作られているので、そのあたりがお洒落好きの人たちから大好評。
そんな人気モデルが2022年秋冬にリデザインされ、モデル「02」へと名称変更されます。
端的に言えば、キャッチーなシルエットからナチュラルなシルエットへ変わったということになります。
「DROPPED FIT」の後継としてワタリの太さ、膝下の細さはそのままに、腰回りが以前よりすっきりしました。腰回りと膝下のギャップが少なくなったことで、よりスリムパンツらしいシルエットになりましたね。
例えばスリムパンツ穿きたいけど、スキニーみたいな細すぎるのは嫌だなーという方にはオススメのシルエットになっています。裾幅が18センチと細すぎませんし。
それではパンツの各所を見ていきます。
ノンネイティブのパンツの特徴といえば膝ダーツ。
切り替えスイッチのような役割で、ワタリから膝にかけてかかるカーブを膝で一度リセットし、膝から裾にかけて真っ直ぐ落ちるようになっています。
以前まではダーツの位置が膝裏でしたが、リニューアル後は膝横に変わっています。
バックヨークのデザインも以前のものと比べて改変されています。
以前まではバックヨークが一般的なものと比べて逆さになってましたが、リデザイン後はオーソドックスなV字デザインになりました。
ヒップポケットにブルータグが付いたのも新しいデザイン。
少しふくらみを持たせたポケットの作りはNONNATIVEの定番デザインです。
twill stretch overdyed
生地にはコットンツイルが使用されています。真夏は少し暑いけど通年穿ける使い勝手がいいやつです。
ストレッチが効いていて穿きやすい。
オーバーダイ加工がされており、ヴィンテージ感のある骨太な風合いになっています。
茶の色味がめちゃいい。ノンネイティブらしい色です。
色違いで黒もあったのですが、迷わずブラウンを選びました。
ノンネイティブはブラウンがけっこう人気で、早くなくなりがちです。
同じ型のブラウンコーデュロイがあったのですが買いそびれてしまったので、今季改めて狙いたいと思います。
コーデ
PANTS:UNIQLO
SHOES:PELLICO SUNNY
BAG:PORTER
ブラウンはアイボリーと相性よし。
黒をアクセントカラーにして各所に散りばめています。
ブランド紹介のところでも書きましたように、NONNATIVEのアイテムは道具なんですよね。着飾るというよりも「使いたい」服。
なのでコテコテの装いよりも、アイテム自体が目立たないようなシンプルな装いが妙にハマります。
サイズ感
サイズ展開は0,1,2。
僕は身長172センチの57kg細身体型で、サイズ1を着用しています。
サイズ0も穿けるのですが、シルエット、特に膝下が細くなりすぎて気持ち悪いのでサイズを1に上げています。
ウェストは多少余りますが、お尻、ワタリ、膝下のフィッティングは理想的なものになりました。
NONNATIVEに限らずですが、パンツのサイズを合わせる際はウェストよりもヒップに合わせること。ウェストはリペアで修正できるので。これ意外と知らない人多いので、ご参考あれ。
まとめ
- nonnativeの服は大人の日常着であり、道具である
- パンツが特に人気。特にDWELLERシリーズはおさえておきたい
- シリーズ屈指の定番人気モデル「DROPPED FIT」が「02」にリデザイン
- ワタリや腰回りにほどよいゆとりをもたせ、膝下を細くしてあるスリムパンツ
DROPPED FITが大好きだったので、02の普通さに最初は若干物足りなさを感じたのですが、穿いているうちに「やっぱ良いわ」とw