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人生を楽しむツール「ファッション」を綴ります

【実用性の美学】LEMAIRE(ルメール)のベルテッドトートバッグをレビュー!毎日手に取りたくなるモノとは?

こんにちは、遊佐です。

今回はLEMAIRE(ルメール)「ベルテッドトートバッグ」をレビューしていきます。

高級感があり、かつ実用性も備えるバッグというのは需要の多いところだと思いますのが、今回ご紹介するバッグはまさにそこをついたデザインとなっていますので、なにかバッグを探しているという方の参考になりましたら幸いです。

 

この記事はこんな人にオススメ
  • LEMAIRE(ルメール)の評判は?
  • ベルテッドトートバッグとは?
  • 控えめ、でも高級感のあるトートバッグやショルダーバッグが欲しい

【実用性の美学】LEMAIRE(ルメール)のベルテッドトートバッグをレビュー!毎日手に取りたくなるモノとは?

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

LEMAIRE

LEMAIREはクリストフ・ルメールが1991年にスタートしたフランスのブランドで、当初のブランド名はchristofhe lemaire。その後ラコステ、エルメスのディレクターを歴任した経緯で一時ブランドが休止していましたが、2006年にリスタートします。2015年にはサラリン・トランが共同ディレクターとして加わり、新体制のもとブランド名はLEMAIREに変更され、そして2016年にはユニクロUがスタートしています。

日本ではやはりユニクロUで馴染みがある方は多いのではないでしょうか。ミニマルなデザインと機能性から成るUはまさにルメールのデザイン哲学がしっかりと反映されており、ユニクロの中核というかユニクロそのものともいえる存在になっています。

ルメールの話題には「日常」というキーワードがよく出てくるのですが、それは服というものは着る人の生活に自然と寄り添うものであり、決して着飾るものではないという哲学に起因します。なのでルメールの作品には日常生活と一体化した実用性が根源的に備わっており、そしてそこに美しさが宿っています。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

例えばラグジュアリーブランドがコロナ禍を経てそれまでの華美なものから控えめなデザインへと路線を変更していますがルメールはそもそも一貫して派手さとは一線を引いてきており、そして控えめともまた違った静かな美意識を持っています。文脈を無視し外殻で目に訴えるのではなく、中から滲み出るものを感じさせようとしています。

この、目的や結果ではなく伝え方、つまり作法に美を見出そうとする意識は、どこか日本の伝統に通ずるところがあるなと思うのですが、実際ルメール氏は日本の文化、慣習に共感することが多いんだそうです。現代の、結果をいかに効率的に出すかというコスパやタイパ思考などという俗っぽさとは一線を画す、昔の日本人に当たり前のように備わっていた作法に宿る美しさをルメールが逆に教えてくれているような気がしてなりません。

ベルテッドトートバッグ

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

今回ご紹介するベルテッドトートバッグ。トートバッグという名前だが、どちらかというとショルダーバッグに近い。ストラップ調整をすることで、肩がけ、斜めがけ、手持ちといった具合に持ち方を変えられます。

ボディの素材はコットンキャンバス。タイダイ染めの後にパティーヌ仕上げを施すという手の込み用で、ヴィンテージ感のある色味と風合いに仕上がっています。経年変化を楽しめるのも魅力ですね。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

ストラップの素材はベジタブルタンニンレザー。

この革は購入の一つ決め手になりました。色味と質感がすごくカッコいいんですよね。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

鈍くそして透明感のある光沢が本当に上質。

そしてタフな素材でもあるので、キャンバス同様エイジングが楽しみです。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

メタルパーツとのコンビネーションが抜群に良い。リングとベルトというシンプルな組み合わせだからこそ、質感や形状、サイズといった全体のバランスがいかに優れているかが現れています。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

このバッグの最もユニークな箇所はショルダーストラップが底にまで繋がっているところです。バッグの側面を一周ぐるっと巻いた仕様になっており、肩がけしたときにチラッと見えるのが洒落てるんですよね。

もちろん見た目だけではない、というよりそもそも実用性ありきのデザインで、底からショルダーストラップで支えることによって重さを感じにくく、さらにバッグ自体の保形性に寄与します。ルメールらしい実用美溢れるデザインですね。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

入り口にはジップやボタンはなく、リングの留め具で開閉します。といっても常時外していることになるでしょうが。僕は基本斜めがけして使っていることが多いのですが、そうすると自然と入り口が体に沿って閉じるので中身が露出しません。

ベルトリングもそうですが、ルメールのロゴが配されているのがさりげないアクセントです。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

中はシンプル一室構造。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

片側にポケットが一つあるのみ。僕はこれくらいシンプルな作りのバッグが好きなんですよね。逆に仕切りやポケットが多いデザインが苦手で、便利そうで逆に使い勝手が悪く感じるんですよね。

一室構造でオーガナイザーを使って整理するのがやりやすく楽しい。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

普段の持ち物。

13インチノートPC、コンデジ、オーガナイザー2つ、財布、眼鏡ケース。

余裕で入ります。

LEMAIRE ベルテッドトートバッグ

自分でレビューしていて、改めていいバッグだなと感じています。

実用性のある作りと、そこに込められた美しいデザイン性。ガシガシ使うような乱暴な扱いはしませんが、それくらい日常的に気負いなく使えるバッグだと思います。今後楽しみながら長く使っていけそうな相棒です。

まとめ

ここがポイント
  • LEMAIRE(ルメール)はクリストフルメール率いるフランスのブランド。ミニマルで機能的なデザインはクワイエットラグジュアリーとも異なる静かなデザイン。
  • ベルテッドトートバッグは、ストラップ可変式で肩がけ、斜めがけ、トートに使い分けできる
  • 厚手でビンテージ感のあるキャンバス地と、上質かつタフなレザーストラップ、そして底部まで巻かれたベルトデザインなど、デザインと機能が両立したルメールらしい作品。
  • シンプルな作り故に、一つ一つのデザインの丁寧さと素材の上質さが光る。

ルメールのレザーバッグで一つ欲しいものがあるんだな・・・

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