こんにちは、遊佐です。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
先日、ファッション系Youtubeチャンネル「TIAMO LA MODA」の公式ツイッターが当ブログの記事をツイートして下さっていました。
シンプルに嬉しい。
ファッション好きの方はもちろん、お笑い好きの方もよかったら一度見てみてください。
さてこの番組で面白い企画が立ち上がっていたので、今回は内容を整理しながらご紹介していきたいと思います。
ドレススタイルが好きな方は特に要チェックですよ。
- ベルウィッチが好き
- リングジャケットが好き
- セットアップスーツが好き
【TIAMO LA MODA】ベルウィッチ×リングジャケットでセットアップスーツが誕生するプロジェクトが立ち上がったみたい
ベルウィッチ「サルーテ」
仕掛け人
タイトルの話をする前に、その前日譚となるベルウィッチの「サルーテ」について解説しておきます。
ベルウィッチはイタリアのプーリアに本拠をかまえるパンツ専業ブランドで、SAKEやスコッチといった人気モデルを輩出しており、服好き御用達として親しまれています。
そしてサルーテとはベルウィッチの別注モデル名で、別名k・a・p=究極のアンクルパンツと称して販売されています。
仕掛け人はナノユニバースのメンズドレスバイヤーであるティアモこと福島雄介氏と、ファッションディレクターの高田朋佳氏で、両名ともベルウィッチ好きということがキッカケでした。
ティアモ氏は番組でもお馴染みの名物バイヤー。
そして高田氏は元々ビームスでこれまた名物バイヤーとして活躍されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
現在はシンガポールのコロニークロージングでクリエイティブディレクターを務め、他にもベルウィッチやデザインワークスのコンサルをされるなど、ファッションディレクターとしても活躍されています。
インスタフォロワーも9.5万人を超え、名実ともに日本を代表するファッションインフルエンサーですね。
サルーテ
そんな著名なファッショ二スタたちが作ったサルーテはこだわり満載。
1プリーツパンツのSAKEをベースに、拳銃型のサイドアジャスター、長い先細持ち出し、1つのみのベルトループ、ハイバックといったデザインを入れ、サルトリアテイスト溢れる仕上がりになっています。
オーダーさながらのドレッシーな仕様ですが、腰回りのボリュームが抑えめなSAKEをベースにすることで、ベルウィッチ初心者にも扱いやすくしているのがミソですね。
スコッチのデザインは好きだけど、形はSAKEが好きという方にはドンずばでは?
さらに股下の長さをアンクル丈にしてカジュアルにも履きやすくしているので、スニーカー合わせもオススメです。
番組内で試着動画があるので、興味のある方は見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=7d_8HsXVyKs
ベルウィッチ×リングジャケット
さてようやく本題です。
イタリアのパンツ専業ブランドと日本のスーツブランドがコラボってどういうこと??と思われたかもしれませんが、プロジェクトの趣旨としては来年の春夏に向けて、サルーテに合うジャケットをパンツと同じ生地でリングジャケットが作り、合わせてスーツにしようというものです。
ティアモ氏は元々サルーテに合うジャケットを作りたかったそうで、話の流れで制作をリングジャケットにしてもらうことになります。
そしてこの企画を手掛けているのが、先ほど紹介したティアモ氏と高田氏に加え、リングジャケットの半田真氏です。
デザイン
話によると、ジャケットは既成品にはない新型で作れるとのこと。
恐らく一から新型設計図を作るというよりは、既存モデルの中から理想のイメージに最も近いものを選び、それを改変していくというアプローチになるのではないでしょうか。
デザインに関して以下のような案が出ていました。
- 色はネイビー
- クラシックにし過ぎないように、又はダブルが苦手な人もいるから形はシングル
- やっぱりダブルはカッコいいので、その場合はフロントボタンの数を4つにしてカジュアル寄りにする
- 単品使いしやすいようにする
- ベルウィッチの雰囲気に合うように、イタリアっぽい要素を入れる。すなわち、ラペルのハンド風ステッチ、バルカポケット、パッチポケットなど。
- フル毛芯
方向性としては、肩肘張らずに着れるようなカジュアル寄りの仕上がりを目指していると思います。
実際にどのようなデザインになるのか分かりませんが、個人的には4Bダブルは実現してほしいなー。
よくよく考えると、よそのブランドのパンツに合わせるジャケットを作るというのは大変そうですね。とりわけユニークな形をしているベルウィッチなら尚更。
着丈の長さやウェストの絞り具合、アームの太さやラペル幅などをパンツの雰囲気に合うようにミリ単位で調整していく必要がある。しかもリングジャケットとしてのポリシーを守りつつです。
とても大変そうですが、だからこそ仕上がりが楽しみです。
生地選び
ジャケットのデザインを検討する流れで生地選びが始まるのですが、これがまた難題。
結論からいうと動画配信された時点ではまだ決まってません。
万田氏からいくつか提案があったのが以下のブランド。
- スペンスブライソン
- ドーメル
- フォックスブラザーズ
- ゼニア
一生使えるようなスーツにしたいとも話しており、ティアモ氏はエイジングが楽しめるリネン素材を挙げていましたね。他にもモヘア素材などが候補に挙がっていました。
もちろんこれら以外の生地に決まるかもしれません。
テーラー&ロッジのウールリネンやアイスモヘアはどうだろうか。艶感もあって大人っぽい。
ここで忘れてはならないのが、パンツにも同じ生地が採用されるということ。
つまりいい生地になるほどジャケットはもちろん、パンツの価格がどんどん上がっていき、結果とんでも価格のスーツが出来上がるということです。
サルーテは比較的リーズナブルな価格のカノニコを使っても30,000円ぐらいするパンツなので、仮にドーメルやゼニアが採用されたら気絶しそうな価格になりそうです。
一生物級のスーツ作りを目指すとはいえ、あまり高すぎるとお客さんも買いにくいと思うので、バランスのいい生地選びに期待したいですね(汗)。
まとめ
- ベルウィッチとリングジャケットによるコラボスーツ
- 2022年春ごろに登場予定
TIAMO LA MODAは今年も色々と面白い仕掛けをして、ファッションを盛り上げてくれそうです。