こんにちは、遊佐です。
ついに今年最後のブログになりました。
今年も色々買い物してきましたが、特にいい買い物だったと思えるものを紹介して今年の締めブログとします。
それはla favola（ラファーボラ）のダブルブレザーです。
ラファーボラは今年の秋にコットンジャケットを購入して知ったブランドでして、そのデザインやコンセプトにがっちり心を掴まれました。
本物志向、それでいてかっちりし過ぎのブレザーが苦手という方、特に参考していただけるかと思います。
- ラファーボラの評判は？
- ダブルのブレザーが欲しい
- 少しゆるい雰囲気のあるデザインが好み。
【お洒落ブレザー】la favola（ラファーボラ）の4Bダブルジャケットをレビュー！サイズ感やコーデも紹介します
la favola
ラファーボラは2015年にスタートした日本ブランドで、イタリア語で「物語」を意味します。
クラシックでありながらも肩の力が抜けたデザイン、そして美しい線使いが特徴です。
デザインを手がけるのは業界では有名な平氏で、モデリストでもあります。さらに両親ともにテーラーといういわば仕立て屋サラブレッドのような人です。
当初はオーダー専門、しかも大々的にやっていたものではなかったのですが、仕上がりのカッコ良さが業界人の間で評判になり、彼らからの強い後押しを受けるような形で2019年から既成服を開始します。
ラファーボラのデザインはユニーク。それは奇を衒ったという意味ではなく、正攻法でありながら独創性があるということ。わざとらしさ、これみよがしさがないんです。
とっても自然。
デザインの大枠としてはモダンクラシックです。
氏が一時期インポートブランドで働かれていた経験からなのか、クラシックをベースとしながらも、モードやデザイナーズブランドのようなテイストが入っているんですよね。
この手の手法は、あれやこれやと各方目の要素を取り入れ過ぎて、結果中途半端なデザインになりがちです。ですがラファーボラには「引き算の美学」があり、ミニマルなデザインを感じることができます。
あくまでもテーラードの立ち位置をしっかりとした見識、技術で保ちつつ、気負いのなさ、柔らかさ、空気感といったものを表現しているブランドです。
画用紙を千切ったようなブランドタグからもユニークさが伝わってきます。
クラシックどんずばよりも、他ジャンルのテイストを織り交ぜたスタイルが好きな人にはかなり刺さるブランドだと思います。
ダブルブレザー
今回ご紹介するブレザーに使われているモデル4Bダブルジャケットはブランド定番の位置付けになっています。
大きく角度がついた低い位置のゴージライン、幅広のラペル、緩めのウェスト絞り、ゆったり目のサイズ感といったクラシックなディテールに、独自のAラインシルエットを融合させたファッションコンシャスなデザインになっています。
これぞブランドが体現する「THE・モダンクラシック」。このふわっとしたAラインがめちゃくちゃ気に入りました。ボタンは留めずにあけておくのが基本です。
4B仕様というのもカジュアルに使いやすく、カーディガン感覚で気負いなく羽織れます。
素材はウール92％、ナイロン8％で、フランネル生地になっています。
この生地がまた良い。
いわゆるライトフランネルになっており、紡毛系のごわごわした感じが全くありません。どちらかといえばサキソニーのような生地感で、美しい光沢と柔らかな手触りがありつつ、フランネルの暖かみを持ち合わせています。
ライトフランネルなので着用期間が長いという点もいいですね。
しっかり目のフランネルも好きなんですが、使い勝手の良さではやや遅れをとります。そういう意味て、ライトフランネルは購入の決め手の一つになりました。
着丈はダブルにしては少し長めですね。
ゆったりとしたシルエットなので、それに合う長さに設定されています。
もちろんサイドベンツ。
袖の長さも少し長め。
もちろんお直しすることもできるのですが、このブレザーのデザインを考えると少々長くてもいいかなと思い、そのままにしています。
肩線が後ろに振られているのが分かるかと思います。
イタリアのクラシックなデザインに見られるディテールで、正面から見た時に肩線が隠れてすっきりした見た目になる他、横からの見た目かとりわけ綺麗に映ります。
このジャケットはフワッとしたシルエットが肝なので、肩線を後ろに振って丸い形にしたほうが、横の見え方が美しく決まるという寸法ですね。
肩甲骨が目立たず、身体のラインに合った立体的な作りです。
いせがたっぷりと入るので、運動量も確保されています。
ふわっとしたシルエットながらも、肩周りと首周りはしっかりとホールドされており、フィット感がものすごくいい。
特に首の吸い付きがよく、良い作りのジャケットだなと実感しています。
コーデ
ブレザーにヴィンテージライクなデニムを合わせたレトロなコーデです。
デニムは画像のようなブリーチで太めのものを選んだほうが雰囲気が出ていいですね。
今回はインナーにモックネックニットをもってきましたが、シャツを入れてもっとレトロにしてみるのもいいかも。
足元はビットローファー。ウェストンのゴルフもいいなと思ったのですが、それはまた別のコーデでやろうか。
僕は基本的にプライベートでジャケットを着ることはありませんので、今回みたいなコーデは仕事や会食、ちょっとしたお呼ばれの日にする感じですかね。冒頭でお伝えした「きちっとしつつも堅くし過ぎたくない」ときにぴったりです。
サイズ感
172cm、57kgの細身体型で、size2を着用しています。
サイズ展開は1、2、3。
size1でも十分着れるのですが、普通のブレザーみたいになってしまいました。
ゆったり目にデザインされたブレザーですので、デザイン意図を汲むとサイズ2になった次第です。
とはいえオーバーサイズになり過ぎるとアウト。
この手のジャケットは肩や胸周りのフィット感も確かめながら選ぶことが肝要です。
まとめ
- ラファーボラはクラシックをベースにモードやデザイナーズのテイストを入れたNEWクラシック
- 4Bダブルジャケットはブランドの定番人気モデル。
- 低いゴージラインと幅広ラペルがクラシック。それでいてモダンなAラインシルエットが絶妙にミックスされている。
- カーディガン感覚で羽織って欲しい。それくらい気負いなく使えるデザイン
早々にラファーボラのジャケットを2つ手にしましたが、次はいよいよコート。来年の秋冬はブランドが誇るラップコートを狙います。
