こんにちは、遊佐です。
体感的にもシーズンが切り替わるタイミングということで、本ブログでは振り返りシリーズが続いております。
今回は2023年に購入した眼鏡7本を振り返っていきたいと思います。
眼鏡好きの方、そこまで好きなわけではないけど興味はある方、まずは1本本気で探そうと思っている方の参考になれば幸いです。
【2023年購入眼鏡】ファッション好き30代男性が選んだ眼鏡たちを紹介します
YELLOWS PLUS / STELLA
STELLAは僕にとって初めてのyellows plus(イエローズプラス)です。
度入りの眼鏡を探していたのですが、僕の視力は−6.00Dの強度近視の部類に入るので、何も考えずに眼鏡を作ると分厚いレンズが出来上がってきてしまう。
厚みを抑えるためにレンズ径を抑えなければならないのですが、そんな時に見つけたのがSTELLAでした。
小ぶりな44サイズで、ちょうどいい。
ただサイズがよければいいわけではもちろんなく、デザインも成り立っていないとダメなわけで、その点でもSTELLAはクリア。
控えめな彫金模様や耐久性と装飾が両立したデザインなど個人的に刺さりました。
さりげない意匠と日常使いのしやすさが両立した、お洒落な道具です。
個人的にはyellows plusにはまったキッカケにもなりましたので、思い入れの強い1本です。
YELLOWS PLUS / LEON
LEONはサングラスのモデルになります。
YELLOWS PLUSは他ブランドと比べても圧倒的なラインナップを誇りますが、その中でLEONは特に人気が高いです。
丁度よさが最たる理由でしょう。
癖のないウェリントンかつ、サングラスにしては比較的小ぶりなサイズということで、派手な印象を与えません。かといって地味ということではなく、サングラスとしてのファッション性を十二分に味わえます。
サングラス初心者にもおすすめしたい1本です。
複数のカラーが展開されていますが、僕が選んだのはグレータートル。
めちゃいい色味なんですよね。LEONを見つけたのはそもそもこの色味に惹きつけられたからで、周りと差別化できるポイントです。
オリジナルで入っているグリーンのカラーレンズとの相性も抜群。
派手なものは嫌、でもお洒落なサングラスがいいという方は、ぜひこちらのLEONを大推奨します。
EYEVAN7285 / 344
最大の特徴はティアドロップ型ウェリントンのシェイプですね。このシェイプは344に限らず、ブランドの定番となっていますので、慣れている人が見たらすぐわかるほどアイコン化されています。
ウェリントンシェイプはキリッとした印象が出るので、顔を整えるという意味でも基本的に男性人気が高いんですね。
そしてティアドロップの要素をウェリントンに入れ込むことで、リムの直線が良い意味で崩れ、キリッとした印象が少し柔らかくなります。
ファッションでも同様なことが言えますが、カッコよさを狙った装いは王道である一方で、もう少しリラックス感があっていいんじゃないか、少しナードな要素を入れ込むと面白い(お洒落)のではないか?という発想です。
決めすぎないということですね。
王道ではないとはいえ基本的にはウェリントン型で、突飛なシェイプになっているわけではないので、好みに干渉することはありません。リム幅は狭く、かつ1PINカシメという控えめなデザインもあいまって、第一印象はかなりいい方です。そういう意味では、スーツ着用のおかたい仕事をしているビジネスパーソンにもおすすめですね。
ぱっと見主張感の少ない眼鏡ながら、凝った鎧構造やテンプルの曲線形状などデザイン性をサイドビューでさりげなくアピール。
このメガネも大好きですね。
YELLOWS PLUS / STUART
YELLOWS PLUSから再びサングラスです。
鼈甲柄とアンティーク加工チタンとのコンビネーションフレーム。グリーンレンズがオリジナルで入っており、全体的にレトロな印象を感じるモデルです。
コンビネーションフレームは個人的にあまり気分ではなかったのですが、そんな中でいいなと思わせてくれた1本で、真夏に気分が上がりました。
特徴はやはりシェイプでしょうか。
長らくトレンドにいるクラウンパントのシェイプが採用されているのですが、どちらかというとパント、すなわちボストンシェイプに寄せており、そこまでクラウンを主張させていません。
トレンドのクラウンパントは分厚めのリムでしっかりとクラウンを主張させるフランスヴィンテージ全開のモデルが人気ですが、初心者にとってはハードルが高かったりします。そんな時にちょうどいいのが、控えめクラウンパント。
このSTUARTはまさにそんなモデルで、程よくトレンドをのせているあたりがとっつきやすさにつながります。
先ほど紹介したLEONが王道であれば、STUARTはファッション性に少し振ったモデルで、クラシック又はレトロなコーディネートと相性が良し。
EYEVAN7285 / 156b
EYEVAN7285の156。先日あげた記事「買ってよかったもの5選」でも紹介したお気に入り眼鏡です。
流れるような美しい線使いが持ち味で、リムのミル打ちやスカルテンプルといった装飾性を味わえます。
顔に馴染みやすく顔の印象が大きく変わらないのも気に入っています。それでいてアクセサリー感があり、ファッションのアクセントになってくれます。
eyevan7285のメタルフレームはどれも素晴らしいのですが、その中でもこの156bは傑作、力作だと言われており、実際このメガネをかけて眼鏡屋や洋服屋に行ったら、めちゃ聞かれます笑
ゴールドのメタルフレームは、ものによっては派手になったり、逆に老けて見えてしまったりしますが、EYEVAN7285のものはその職人魂溢れる精緻な作り込みが派手さとは無縁の上品な雰囲気を醸し出します。
こういう眼鏡ってスーツやジャケパンスタイルといったフォーマルな装いに合いそうだと思うかもしれませんが、むしろカジュアルなコーデにこそおすすめしたい。男っぽさのある、例えばミリタリースタイルのときに合わせたりするといい感じですね。
JULIUS TART OPTICAL / AR
ファッションアイコンといえばやはり黒縁。その中でもこのジュリアスタートオプティカルのARは鉄板です。
少し丸みのあるウェリントンシェイプが、キリッとし過ぎず、カジュアル過ぎずで、本当に使いやすい。
現代で最も人気な黒縁眼鏡と言っても過言ではないくらいファンが多く、眼鏡選びで困ったらこれをかけておけば問題ないでしょう。
何がそんなに人気を博すのか?
ダイヤ型のリベットが憧れの象徴だとは思いますが、本家「タートオプティカル」の正統後継であることと、ジョニーデップ効果が相まって、ステータス感を得られることが人気の要因でしょうか。
少し角を残してエッジを効かせたフレームが個人的に気に入ってます。決して太いフレームではないのですが、程よいボリューム感があるんですよね。ヴィンテージライクな雰囲気を楽しめます。
ただその人気故に街中でかぶることが少なくありません。似たモデルのMOSCOT「レムトッシュ」をかけている人も多いので、そこと合わせるとダイヤ型リベット眼鏡の出没頻度高しです。
LESCA LUNETIER / GAB2
ファッション好きの中で今最も人気が高いといっても過言ではない眼鏡ブランドがLESCAでしょう。フレンチヴィンテージのデザインはどう考えてもファッションとの相性が良いですもんね。
GAB2はラインナップの中での認知度は決して高くありませんが、その分まわりと差別化できるモデル。実はEYEVAN7285「156」と並んで、目下お気に入りの1本です。
ウェリントンとボストンの中間のようなシェイプで、いかにもフレンチヴィンテージらしい。どこかナードな雰囲気が特徴的で、キメすぎないコーデの一役を買ってくれるんですよね。
ファッション性の高い眼鏡で、伊達メガネとして使うのにオススメです。
僕は濃度20%のブラウンカラーのレンズを入れて、よりファッション性を高めた仕様にしています。フレームの鼈甲柄との相性が抜群に良いです。
GAB2は取り扱い店がかなり少ないので、入手するのにてこずるかもしれません。僕もブラックも一緒に買っておけばよかったと少々後悔しています。
振り返ってみて
購入品の中に3つ含まれていた「YELLOWS PLUS」というブランドを皆さんにおすすめしたいです。
僕も昨年に初めて知ったのですが、数少ない日本の良心とも言える国産ブランドです。
ポイントは3つ。
まずは価格。
高いところで50,000円台のものもありますが。主に30,000円台から40,000円台のものが主で、セレクトショップで扱われているような眼鏡ブランドの中では比較的お手頃価格になっています。僕はあれやこれやと色々なブランドに手を出していますが、そこを経験した今思うのは、YELLOWS PLUSの価格は他ブランドに比べてコスパがいいということです。僕はコスパという言葉を商品レビューに使うのはあんまり好きではないのですが、あえて「コスパ良し」と言わせてもらいます。
というのも眼鏡初心者の方が初見で「高いなー」と感じて購入意欲が低下する人も当然いると思ったので、そこに待ったをかけておきたいんです。
それほと作りとデザインが優れています。
第2にその作り。
とても精緻な作りになっており、全体観はもちろんですが、一つ一つのパーツが美しい。あと見た目だけでなく耐久性が高い。そもそもの眼鏡としての役割を果たしてるといいますか、決してデザインありきではないということです。
これはYELLOWS PLUSに限ったものではなく、鯖江製眼鏡の矜持みたいなものですね。
デザイン優先で強度を犠牲にしているなんてナンセンスですが、そういう作りの眼鏡は少なくなく、当然長持ちしません。
最後にデザイン。
クラシックの様式美を継承しつつ、そこを誇張し過ぎない「自然なクラシック」をテーマに掲げています。華美な装飾のない端正なデザインです。
僕はこの「自然なクラシック」という思想が好きですね。
この世の中、とにかく浅くて押しつけがましいデザインや思想のブランドがどんどん増えてきているのですが、そんなところとは一線を画す深みのあるデザインがYELLOWSにはあります。
表面的ではなく中から滲み出たクラシックがあり、様式美を継承し現代そして未来へと繋がる歴史の流れを感じます。
良い眼鏡が欲しい方はまずはYELLOWS PLUSで探してみてはいかがでしょうか?シェイプやフレーム、カラーなど多種多様のラインナップですので、きっと良い1本が見つかるはずです。
僕も引き続きYELLOWS PLUSにはお世話になります。
まとめ
いかがでしたか?
購買欲に火が着きましたか?笑
これまでにも何度か書いていますが、ファッション好きの方は眼鏡を用いることでファッションをより楽しむことができますので、ぎらつかないアクセサリー感覚でさらっと身につけてみてはどうでしょうか。