こんにちは、遊佐です。
「ジーンズにローファー合わせ」
やり慣れた当たり前のスタイルのようで、いつのまにか縁遠いスタイルになっていたという方も少なくないのではないでしょうか。
そして今その合わせをやるのはちょっとダサいんじゃない?なんか古くない?とか思ったりしませんか?
僕も実際そう思う時がありました。
これなぜかというと、このスタイルが2010年代のトレンドというかよく見る光景だったから。
そして今振り返るとちょっとイキッた姿だったようにも思えるからです。
もちろん「ジーンズ×ローファー」は今日に至るまで定番的なコーデではあるのですが、定番コーデも時代によってはトレンドの波を受けて舞台から遠ざかることも当然あります。
さらに言うと、「ジーンズ×ローファー」がというよりも、ジーンズとローファーそれぞれがトレンドアウトしていたというのもポイントです。
ですが今ジーンズ×ローファー合わせが個人的にもそしてトレンド的にもきています。遠ざかっていたからこそだと思いますが、この波にしっかりと乗るためにも、色々と押さえるべきポイントがありますので、今回はそれについて徹底解説していきます。
- ジーンズ(デニム)にローファーはダサいか?そんなに変か?
- なんかちょっとイキッたおっさんみたいにならない?
- どんなジーンズ、ローファーがおすすめ?
- コーデのコツは?
【久しぶりの共演】ジーンズ(デニム)にローファーはそんなにダサいですか?いやいや、今最もおさえたいスタイルです。

革靴とデニムの変遷
不遇時代
2010年代はそれこそ革靴ブームだったように思います。インスタ普及期でもあり、自分の革靴コレクションや足元倶楽部をPOSTしたり、シューシャインサービスも台頭し始めました。
この時代のポイントは、冒頭で話したようにちょっとイキッたスタイルが多かったということ。イタリアンファッションが強過ぎたというか、カッコつけた雰囲気が全面に出ていたように思います。
それらへのカウンターもあるのでしょう。スニーカーブームを始めとするカジュアルファッションが普及し始めると、ローファーのみならず革靴の出番が自然と減っていきましよね。さらにコロナによるライフスタイルの変容でスーツ離れが進み、革靴やそれにまつわるコンテンツも下火になっています。
そしてジーンズの人気も低迷していました。
スラックスやチノパン、イージーパンツ人気が先行し、30代に入ってからはジーンズ離れしてしまったという男性も多いはず。そこにスニーカー人気が重なり、今や当たり前の「スラックス×スニーカースタイル」が確立されました。
ラグジュアリー×スポーツというキーワードに革靴とデニムが追いやられた感があります。
復権
ところが今、ジーンズと革靴が復権してきています。
ジーンズに関しては昨今のドメスティックブランドの功績は本当に大きいです。どのブランドもデニム作りに注力した結果、人気のデニム品番を輩出することに成功。そしてそれを逃さず手に入れたい消費者との相乗効果で、デニム関連のSNSコンテンツがかなり増えています。コモリやアプレッセのデニムが特にそうですね。
革靴に関してはファッショントレンドにおけるドレス回帰が後押し。スニーカーブームの盛り上がりは嘘のようにおさまり、以前よりも革靴を履く人を多く見かけるようになりました。
こちらの記事も参考にしてみてください。
つまり今、革靴とジーンズの波が2010年代ぶりに重なりながら回帰しているということです。ポイントは、以前のようなイキッた匂いがないと言うこと。これはドメスブランド特有のクリーンな雰囲気によるものです。
さて、ここまで何故今ジーンズ×革靴なのかという話をしてきましたが、ここからはどういうものを選び、どういうコーデがいいのかについて話していきます。ポイントは時代を経て、「イキり」から「クリーン」または「飾らない」への属性変更が入っているということ。
アイテムの選び方
「色落ち」「レギュラーフィット」デニム
デニムを選ぶにあたってのキーワードは「THEアメリカン」、 要するにリーバイスですね。
アメリカンテイストをコーデに組み込む流れが数年前から入ってきており、クラシコイタリア一辺倒の時代は終わりを迎えました。
デニムにもそのトレンドが入っており、501、505もしくは、それ系のシルエットが目下人気です。そして色はできればリジッドよりもヴィンテージライク。リジッドを選ぶならスリムは避けたほうがいいかも。
ヨーロッパ的なスキニーもしくはスリムデニムでも決して間違いではないのですが、せっかくだから他に目を向けてみてもいいんじゃない?という感じです。
参考までに僕が愛用しているモノを載せておきますね。
まずはローファー
革靴は「ローファー」をおすすめします。その中でもコインローファーがおすすめです。他にビットローファーもいいですね。
逆に2010年代を席巻したタッセルローファーは、ちょっとお休みさせたい。なぜかというと、タッセルローファーはドレス感が強いのと、なにより2010年代臭がするからです笑 実際あれだけ流行ったタッセルローファーを履いている人を今ではあまり見かけなくなりましたからね。
タッセルローファー自体は個人的に大好きですし、なによりキャベンディッシュ大好きマンなので、もちろん別のコーデで普通に活躍させてはいます。なので誤解してほしくないのは決して古いということではなく、現代の第一頭ではなくなっている、かつ今回のデニムルックとしても第一頭ではないということです。
そしてローファー選びでもアメリカンを意識しましょう。そのためには丸みのあるシルエットを選ぶこと。間違ってもトゥが細く尖ったものは選ばないように。
下記、僕が実際に着用しているおすすめローファーになります。
アイテム解説でよくある「普遍的」という言葉に惑わされないでください。普遍的なアイテムだったとしてもそれがその時代の第一頭であるかはまた別の話。その時々で改めて選び直す視野を持つと、うまく時代性を取り入れることができ、よりファッションを楽しめるようになります。
コーデの注意点
アイテム選定が終わり、最後にコーデにおける注意点です。

この写真をご覧ください。僕の2010年代前半頃のものです。
細身のシャツ、スキニーデニム、タッセルローファーと、今のファッションからするといずれもど真ん中と言えるアイテムではないですが、定番アイテムとして現代においても用いれるものばかりです。
しかしコーデに関していえば、ちょっと古さを感じずにはいられない。
決して問題はないのですが、僕が現時点でこのコーデをすることは100%ありません。
これどういうことがいうと、昔のものを回帰させる際は発展的に回帰させないと、ただ古いだけだということです。
ポイントは2010年代の雰囲気をまるまるトレースしないということ。
- 全身タイトフィットは避けたほうがいいでしょう。
- 短すぎる丈や、あからさまなロールアップもダサい。
これに該当していた人は、いつもよりも少しリラックス気味のサイス感、そしてパンツの丈は少し長めに設定しみてはいかがでしょうか。
どこか少しでも変えるだけで全体の印象が変わります。よく「トレンドは回る」と言われますが、ただ回っているのではなく更新されながら回っているというということを覚えておいて下さい。つまり昔のまんまのコーデはやめましょうということです。
コーデ集
コーデのコツとしては、大人の男性としての品位を保てるレベルで、綺麗めに寄せ過ぎないということ。要するにキメすぎないということです。
それを踏まえたコーデ集です。

ブレザー、ブリーチデニム、ローファーはセットで覚えておいていいくらい、鉄板コーデだと思います。こんな格好で出歩くシチュエーションは個人的にも限られているのですが、ここで言いたいのは綺麗目なスタイルにアメリカンな要素を入れることが大事だということ。
そこでポイントになるのがデニムのシルエットです。細いものよりも、レギュラーフィット以上の無骨なくらいの太さが望ましく、これこそがアメリカン。2010年代はアメリカンではなくイタリアンな要素がかなり強かったので、スリムなデニム一択でした。現代でそれを用いてももちろんいいのですが、ちょっと面白みに欠けるかなというところです。
使用しているデニムはこちらです。

ブルーデニムにローファー。
先ほど同様に、あまり細いシルエットのものを選ばないのがポイントです。ゆったりとしたサイズ感のコートを着ていることもあり、レギュラーフィット以上の太さがのぞましい。そして、ジャケットやコートのような綺麗目のアイテムを身につけるさいは、ボトムスをやや無骨なくらいのものにしたほうが、時代性を出せます。
使用しているデニムはこちらです。

この合わせが最も時代性が出ているのではないかと思います。
ワイドデニムにローファー合わせはそれこそ10年前は存在しなかった、存在していたとしても間違いなく少数派だったはず。
40代以上の男性だとハードルが高いと感じる人もかなり多いと思いますが、オプションとして持っておいてもいい合わせかと思います。ただしワイドデニムは選定が肝です。
こちら使用しているデニムで、大人の男性におすすめです。
そして靴の観点から言うと、ワイドデニムにはローファーが一番合うのではないかと思います。たとえばUチップなどを合わせると、裾付近にボリュームが集中してやぼったい印象になるんですよね。
裾からちょこんと小ぶりなローファーが覗くくらいのバランスがエレガントに見えると思います。
紹介しておいてなんですが、40代以上のワイドデニムコーデは失敗確率も高く、無理して取り組むものでもないので、先ほど言いましたようにオプションの1つくらいとして考えてください。

40代以上の男性にとっては、最も安心感のあるデニムはやはりスリムでしょうか。
下半身だけ見ると10年前と変わりばえしませんが、ややゆとりのあるトップスを合わせることで、時代性を演出。当時はトップスもタイトフィットでしたからね。
ポイントは、トップスも同じようなサイズ感のものを選ばないことです。スリムフィット×スリムフィットは抑揚のない棒みたいなアウトラインになり、時代性うんぬんよりも大人の余裕感が出せず、女性からの印象もいまいちだということを覚えておいてください。
写真のスリムデニムはこちら。
まとめ
- 「ジーンズ×ローファー」は2010年代ぶりに回帰したスタイル。トレンドに押されて不遇の時代を過ごしていたが、ついに浮上。
- 「イキり」から「クリーン」「飾らない」へマインドセットしましょう
- デニム、ローファーともにアメリカンテイストを含んだものを選ぶ
- 40代以上の男性だとスリムデニムが最も取り入れやすいと思いますが、おすすめはレギュラーフィット。
- ワイドデニムは参考程度で大丈夫。無理して取り入れる必要は全くない
個人的にも革靴の稼働率が明らか上がっており、秋冬ファッションがより楽しみになってきました。