こんにちは、遊佐です。
夏の準備始めてますか?
いよいよ気温が本格的に上がってきそうです。
僕は先日ビルケンシュトックのサンダル「チューリッヒ」を手に入れまして、気持ちは早くも夏モード。
このサンダルはぜひ皆さんにも持っていてほしいと思いましたので、早速レビューしていきます。気になるサイズ感やコーデにも言及していますよ。
- ビルケンシュトックのおすすめは?
- チューリッヒの魅力とは?
- チューリッヒのサイズ感やコーデが知りたい
【サンダルの名作】ビルケンシュトックの「チューリッヒ」をレビュー!サイズ感やコーデも紹介します。
ビルケンシュトック
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)は1774年に創業したドイツのシューズブランド。
この「1774年」というのはシューズブランドとしてはかなりの老舗です。
例えば同じ老舗と呼ばれる革靴ブランドのジョンロブやエドワードグリーンなどは1800年代後半になってようやく創業しており、ビルケンの起源はそれらより100年近く前ということになります。
ビルケンは今でこそファッションシーンに引っ張りだこのデザイン性に優れたブランドですが、元々健康サンダルとしてブランドをスタートさせており、機能性が大前提のブランドなんですよね。
というのも我々は30代、40代を過ごす内に足のアーチが崩れて、気がつけば扁平足になってしまったりしています。
この状態で歩くと足が疲れやすくなったり、ひいては体全体の疲れへと繋がってしまうので、足を本来の形にしてやらねばならんというわけです。
そこでビルケンが医学的根拠に基づいて開発したのが「フッドベッド」と呼ばれる凹凸のあるインソールで、崩れたアーチを自然な状態にし、正しい歩行へと導いてくれます。
ドイツには著名なシューズブランドが揃っていますが、その多くがビルケンのように足のことをよく考えてくれていますよね。
チューリッヒ
名作である
ビルケンのサンダルにはアリゾナやボストンなど多数人気モデルがあり、いずれもドイツブランドらしく質実剛健さが本当によく現れていますが、良くも悪くもエレガントさとは縁がなく、「剛」という字が似合う。
ですがチューリッヒはそのエレガントさを唯一纏ったモデルで、質実剛健でありながら洗練された「柔」なやつなんです。
甲を大きく覆われたバックルデザイン。
スエード素材との組み合わせが秀逸で、非常に柔らかい印象を受けます。
ソールとのコントラストもいいんですよね。
ブラック、ベージュの配色はファッション性が高く、しかもスエードというのがダメ押しの一手。いわゆるこなれたデザインてやつです。
僕は以前の記事でアリゾナを「王道」サンダルと銘打ちましたが、チューリッヒはビルケンシュトック屈指の「名作」。
エレガントさのあるサンダルはクリーンなスタイル、クラシックなスタイルと相性が良いので、必然的に洋服好きから特に好まれます。
実際にファッション業界人からの支持が厚く、セレクトショップでの取り扱いが多いのも頷けますね。
ぐるっと割と広範囲にスエードで覆われたスリッパタイプ。
暑いのでは?と心配されるかもしれませんが、全くそんなことありません。そして「スエード靴は夏に履いてもいいの?」という都市伝説的な心配もあるのかもしれませんが、逆にスエード靴こそ夏に履きましょう。
またスエードのいいところはソフトなタッチ。
肌に馴染みやすく、履き心地は手持ちのビルケンの中では一番気に入っています。
おまけに表革に比べて手入れもしやすいので、サンダルにスエード素材を使うにあたってのデメリットはなさそうです。
抜け感がある
サンダルだからこそキメすぎてしまいがち。
綺麗目なものを意識するとレザー製のものが選択肢にあがってくるわけですが、デザインに気を付けないとサンダルとはいえ「張り切りすぎ」感が出てしまい、かえって暑苦しく見えるという本末転倒な装いに陥ります。
サンダルはいかにサンダルの姿でいられるかが肝だと思うので、その姿からは逸脱したくないのですが、サンダル然とし過ぎると今度はカジュアルになり過ぎてしまう。
その点を踏まえると、チューリッヒの抜け感は素晴らしい。
サンダル感をきちんと残しながらエレガントな見た目を演出してくれる。
カジュアルすぎず、決めすぎずという、大人っぽさを保てるぎりぎりのところを上手くついています。
後ほど紹介しますが、こういうサンダルはスラックスコーデに抜群に相性がいいです。
人気色は黒
チューリッヒの色展開は、トープ、ミンク、モカ、ブラックの4つ。
オンライン在庫を見ていると、ブラックが頭一つ抜けて人気のようです。
ビルケンに限らず「黒」サンダルは基本的に一番人気なのである意味当然ではありますね。
やはりソールが茶というのが効いてます。黒と茶のコンビはビルケン共通の配色ですが、チューリッヒのデザインには特に欠かせない要素だと思います。
なので「ここも黒色にしちゃえ」というショップ別注もあったりするのかもしれませんが、チューリッヒの魅力がスポイルされそうで失敗しそうですね。
もう1色購入するとしたら、モカを選ぶと思います。
サイズ感
ビルケンのサイズ選び
チューリッヒに限らずビルケン共通のサイズ選びについてまず話していきます。
ビルケンには足の幅に合わせて、レギュラー幅(幅広)とナロー幅(幅狭)の2つの幅が用意されています。
僕が典型的な幅広タイプなので、レギュラー幅がぴったりフィットしました。
男性は基本的にレギュラー幅を選ぶことが多いそうですが、そうはいっても幅狭の方もおられますから、そういう方はナロー幅も当然選択肢に入ってきます。
次にビルケンのフィッティングで大事なポイントをおさえておきます。
ビルケンを履いたことがない人が初めて足入れしたときに「つま先やかかとのスペースが余っているけどサイズ本当に合っているのか?」と疑問を感じることがあります。
実際僕も最初フィッティングしたときにそう思いましたが、それが正解なんです。
歩いてもらうとわかるのですが、歩く際につま先が前に押し出されることになるので、前方に捨て寸、すなわち余りがないと指がソールからはみ出てしまうんですよね。
かかとにも余りが必要です。ふちギリギリのフィッティングになると歩行中に縁に乗り上げてしまい、それを繰り返すうちにかかとがカサカサになってきます。
正しい歩行、自然な歩行をするためにも、注意してフィッティングしてみて下さい。
チューリッヒのサイズ
【管理人の足の特徴】
サイズ | 26センチ |
---|---|
特徴 |
幅広でやや甲高 |
僕はサイズ41を着用しています。
他にアリゾナ、ミラノを所有していますが全て同じサイズです。
いずれのモデルも同じソールを使用しているので当然同じサイズになるという話なのですが、中にはサイズが変わる人もいます。それぞれアッパーのデザインが全く違うので、その辺りがサイズに影響してくるのですが、チューリッヒの場合は甲が一つのパーツで覆われていることで、場合によったら靴擦れが起きる可能性があるかと思います。
なので履いて歩いてみて痛いかもと思ったら、ビルケンはいつも同じサイズにしなきゃいけないと思わずに、フレッシュに一からサイズ選びをやり直してみてください。
またストラップでサイズ調整がしやすいので、購入後でも甲のフィット修正は可能です。
僕は一番後ろの穴でとめています。お店でフィッティングしてもらった際に、その位置にしてもらっていました。ちなみにベルトみたいに真ん中の穴が理想みたいなものはないので、好きな穴の位置でとめて問題ありません。
履いていくうちに革が伸びてフィッティングがゆるくなってきますが、その際はお店の人がストラップの穴を追加で空けてくれます。
そんなになるまで履き続けるかどうかは微妙ですが、頼もしい限りですね。
【参考までに他ブランドの着用サイズ】
スタンスミス | 26.5㎝ |
---|---|
クロケット&ジョーンズ | 7(ラスト325、341)、7h(337、348) |
チャーチ | 7h(173ラスト) |
コーデ
これまで話してきたとおり、チューリッヒはビルケンのエレガント担当。
その特性を活かしてスラックスコーデおすすめです。
TOPS:aton
PANTS:tomorrowland
この季節、僕はTシャツ×スラックスのコーデをよくするのですが、この時足元は革靴、特にローファーを使うことが多いです。
ですがもう少し、軽快感、抜け感、季節感を出したいと思う時もあり、そういうときにサンダルがハマります。が、当然なんでもいいわけではなく、アリゾナやミラノでは悪くないものの及第点止まりになります。
それは話してきたとおりアリゾナたちが硬いから。ローファーのように、柔らかさ、エレガントさのあるサンダルがベターなんです。
実際アリゾナを合わせると「これじゃない」感が出ますので、チューリッヒの特性がよく分かります。
TOPS:armorlux
PANTS:markawear
同じくスラックスコーデです。
先程と比べるとバスクシャツやベグトップ型パンツを用いていることで、リラックス感のある雰囲気になっているかと思いますが、こういうスタイルともチューリッヒは相性がいい。
フレンチカジュアルなテイストがチューリッヒのエレガントさと上手く一体化してくれます。
さらに今回の場合はモノトーンコーデでもあるので、黒チューリッヒがこれでもかと馴染みます。その中でソールの色がいいアクセントになっており、改めてデザイン性が高いサンダルだなと思わされます。
白バスクシャツ+黒パンツ+黒チューリッヒは鉄板コーデとしてストックしておいていいかもしれない。
まとめ
- チューリッヒは無骨さとエレガントさを併せ持つ名作
- サンダル然としながらドレスの雰囲気を感じさせる「抜け感」がある
- クリーンなスタイル、クラシックなスタイルと相性がいい。特にスラックスコーデがおすすめ
- サイズ選びの際は、つま先やかかとのスペースに注意。初心者はフィッターにまかせよう
表革ではなくスエード素材というのがいいですね。どれか一つ抜けても完成しなかった巧妙なデザイン性にあっぱれです。