こんにちは、遊佐です。
皆さんはオーバーサイズTシャツはお持ちでしょうか?
このアイテムの筆頭と言えば、ユニクロのエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ。僕も3枚所有しておりこの夏大活躍させました。
ただこれとは別に、もう少し「作品」的な要素が詰まったTシャツが欲しいなとも思っていたので色々探していたところ、良いモノがありました。
それが今回ご紹介するATONの「SUVIN 60/2 OVERSIZED T-SHIRT」。
元々その評判は聞いていましたが、実際に購入してみて求めていた作品感があったのはもちろん、改めて洋服との向き合い方を再確認できるキッカケになりました。
- オーバーサイズTシャツを探している
- 着心地の良い服が好き
- 上質な生地にこだわりたい
- シンプルな服装が好き
【一枚の魅力】ATON(エイトン)のオーバーサイズTシャツのサイズ感やコーデを紹介
ATON
ATON(エイトン)は2016年にスタートした日本のアパレルブランドでオンワード樫山が運営しています。
メンズ、レディースともに展開しているのですが、オンワードらしいというかメンズよりもレディースの認知度が高く、聞いたことないという男性の方は多いかもしれません。
「ATON」の文字をばらすと、「A」 to 「N」 になるのですが、これは五十音の一部始終に倣って最初から最後まで丁寧に物を作るという意思を表しています。
特に「最初」に対する拘りは強く、生地の原料選びに余念がありません。
ATONの服が上質だと評判なのはこのためです。
生地に力を注ぐブランドで有名なのはAURALEE。ATONとデザインの違いはあるものの、共通する思想があります。
原料選びに拘るという話をすると作品ブランドのように聞こえてきそうですが、確かにそんな一面を持ちながらも、「洋服の味わい方」に配慮されたブランドなんですよね。
つまり、この服を着てどこに行こうかとか、そしてその場に馴染む服であるかとか。
これは僕の勝手な解釈ですが、洋服はそれ単体では意味を成さず、また中心にあらず。服を纏った人はその場の空間の一部であるということなのかなと。
ATONの服が話題になるとき、「上質」、そして「シンプル」といった言葉が先行しがちですがそこは上澄みに過ぎなくて、洋服のあり方を再提起してくれるような姿勢に旨味があるように思います。
定番Tシャツ
オーバーサイズ
今回ご紹介するのは「SUVIN 60/2 OVERSIZED T-SHIRT」というブランドを代表する定番商品。
完全なオーバーサイズデザインになっており、「一枚で着ても様になる服」というやつです。
小さ目なのはネック周りくらいで、他の部位は全てビッグシルエット。
縦も横もたっぷりと長さが取られています。
単体としての存在感は確かにあるのですが、主張することなくコーデ全体のパーツとして自然に馴染んでくれるところが特徴的。
これが良くも悪くも大事なポイントで、単体で見た時とコーデで見た時とではまるで印象が異なります。
なので購入の際は単体としてではなく、しっかりとコーデを組んで試着してみることをおすすめしますよ。
さりげない佇まいが好きなんだよな〜。デザイナーの視座の高さを感じます。
スビンコットン
素材はコットン100%で、その原料にはSUVIN COTTON(スビンコットン)が使われています。
スビンコットンはインド在来種のスジャータコットンとシーアイランドコットンを掛け合わせたもので、超長綿の中でも最高峰のクオリティを誇ります。
スビンコットンが使われている洋服は、風合いがふんわり柔らかいので、着心地がイイ。それらに加えてしなやかさもあり、見た目にも素材の特徴が現れます。
オーバーサイズのデザインに向く素材ですね。
スビンコットンが使われている洋服はちょこちょこ見かけるようになってきました。
いずれのブランドも、ディレクターの洋服に対する探究心が強いように思います。
コーデ
先ほども少し触れましたが、このTシャツはタックインスタイルがおすすめです。着丈があるので、タックインするとイイ具合にボリュームが出ます。
2プリーツのワイドテーパードパンツを合わせました。
モード感が強めですが、プリーツパンツやタックインスタイルなどでクラシックな雰囲気も入れています。
トップス、ボトムスともにゆったりしたものを選ぶのは少しコーデの難易度が上がりますが、パンツにテーパードを効かすとクリアできることが多いです。
足元はビルケンのレザーサンダル。
夏に全身黒コーデは重たく見えがちですが、やりようにやっては都会的な雰囲気が出ますのでおすすめです。
全身黒コーデのコツを下に貼っておきますね。
次は色違いの白を使ってコーデしてみます。
今度はタックアウト。
黒もいいですが、白Tも爽やかでいいですね。
足元は同じくビルケンですが、別モデルのチューリッヒを持ってきました。
最後はデニムコーデ。
スリムパンツはオーバーサイズTと相性良し。
ATONのクリーンな雰囲気を壊さないように、デニムも同じテイストのものを選びました。ハイライズなのでタックインスタイルと抜群に合います。
ブラックデニムやグレーデニムも一見合いそうですが、そっち系はちょっと違うかもしれません。また試してみます。
サイズ感
2(S)、4(M)、6(L)のサイズ展開。
身長172㎝細身体型の僕は、サイズ4を着ています。
サイズ2でも着れるのですがオーバーサイズ感が薄れてしまい、ブランドが意図するフィッティングとは違っていました。
サイズ2は女性でも着用出来るようになっているので、ユニセックスとして見てもらえますよ。
まとめ
- ATONは上質な生地とミニマルなデザインが特徴。
- 縦横たっぷりとサイズが取られた存在感のあるデザインだが、視覚的ノイズがなくコーデしやすい
- SUVIN COTTONが使われており、着心地の良さだけでなく見た目のシルエットにも関係している
- タックインスタイルがおすすめ
ありふれた言葉で語ることも出来てしまいますが、奥深い魅力に溢れたTシャツです。