こんにちは、遊佐です。
お洒落に興味を持ち始めた30代〜40代のメンズが、カーゴパンツを履いた時に直面しがちなこと。
「なんか垢抜けない」
改善しようと思ってオシャレな人の着こなしを真似するも、一向に良くならない。
なぜ??
それはカジュアルスタイル、特にスニーカーを使ってコーデをしようとしているからです。
カーゴパンツへのスニーカー合わせは、お洒落初心者にとってはイバラの道。
そこで今回はファッションがそこまで得意ではない方でも、カーゴパンツを使って簡単にお洒落コーデをしてみようという話をします。
自分に合うコーディネートが分からない、又はキレイ目のコーディネートが好きだという方は特に参考にして頂けると思います。
- 普段カーゴパンツを穿いているけど、なんか垢抜けない
- どういう靴を合わせたらいいのか分からない
- カーゴパンツを使ったコーデが知りたい
カーゴパンツに合う革靴とは?30代メンズが気を付けるべきコーデ
基本はドレスカジュアル
カーゴパンツのコーデがうまくいかない理由は、カジュアルスタイルでコーデをしようとしているから。
大学生や20代前半の頃は、スニーカーを履いてパーカーを着てという純度100%カジュアルが成立してましたが、30代〜40代になると見た目と年齢にギャップが発生して同じ格好が通用しなくなります。
中にはお洒落なカジュアルおじさんもいますが、髪型やキャラクター、雰囲気など、服以外の要素があってこそです。
街ゆくお洒落オジサンの格好だけを真似しても一向にうまくいかないのはそのため。
つまりオジサンのカジュアルスタイルには、万人に通用するテンプレートがないんです。
そこでオススメしたいスタイルがドレスカジュアル。
ドレスカジュアルはキレイ目のカジュアルスタイルのこと。
カジュアルを基調とし、全身のどこかのパーツにドレス系アイテムを使うことで、大人っぽさや艶っぽさを表現します。
普通のカジュアルと違って「必勝テンプレート」があるので、シンプルに服装だけ真似すれば誰でもお洒落になれます。
テンプレだけに「コンサバだ」「脱個性だ」と思う人も一定数いますが、別の視点で見ると場を乱さずに周囲と調和するということ。
また100点は無理でも最低70点ぐらいのスコアを叩き出せるので、初心者がとるべき道としてはオススメです。
慣れてくるとコンサバを自分流にアレンジできるようになってくるので、その時こそマイスタイルの完成です。
革靴を合わせよう
カーゴパンツはドレスカジュアルを基本にして
カーゴパンツをコーディネートする上で、ドレス系アイテムを使うのにオススメしたい箇所が足元=靴です。
カーゴパンツというアイテムは今でこそファッションで使われていますが、出自は作業着でその後は隊服にまで採用されました。
なのでどうしても無骨なイメージがカーゴパンツにはつきまといます。
この無骨なイメージを殺さずに活用できるアイテムが、同じ足を担うパーツである靴です。
例えば足元をスニーカーから革靴に変えるだけで、カーゴパンツスタイルの印象は劇的に変わります。
ではどんな革靴を選べばいいのか。
【カーゴパンツを使ったドレスカジュアルで選びたい革靴の条件】
- 表革
- 黒色
- カジュアル系
【表革】
スエードも悪くはないけどカジュアルに寄りすぎてしまって、今回目指すスタイルには適さない。ここで求めるのは表革のソリッド感。
【黒色】
茶系の色はカーゴパンツ特有の土臭さと混ざって、全体の印象が野暮ったくなりかねない。カーゴの大半がカーキ系ということを踏まえると、相性のいい黒色がファーストチョイス。
【カジュアル系】
ドレスカジュアルはあくまでもカジュアルスタイルなので、内羽根をはじめとするドレス靴はNG。
ただカジュアルとはいえブーツ系はサバゲー行きが確定してしまうのでナシです。
以上の条件をクリアした靴でオススメなのがUチップとローファーです。
オススメの革靴
Uチップ
Uチップはそのポテっとした形がリラックスを生んで、張り切りすぎない大人の余裕を出せます。
特にオジサンはぜひ1足持っておいてほしいモデルです。
今回はウェストンのゴルフを合わせていますが、人気のパラブーツ「シャンボード」やクロケットの「モールトン」も合うのはいうまでもありません。
Uチップは今回のカーゴパンツに限らず色々なカジュアルスタイルに適応するので、一つ持っておくと本当に重宝しますよ。
【かく言うワタシも以前はUチップが好きではなかった話】
ローファー
個人的にカーゴパンツにはローファーを合わせることが多いです。
ローファーはUチップと比べて小ぶりかつ上品なので、カーゴパンツの無骨さを一番マイルドに活かせられると思っています。
写真ではクロケットのBOSTON2を合わせていますが、より品が出るウェストンの180もオススメ。
タッセルローファーやビットローファーももちろんOKだけど、とっつきやすいのはシンプルで装飾がないコインローファーかなと思います。
ローファーは正直苦手という方もまだまだ多いと思いますので、まずはUチップをチョイスしておけば間違いないです。
コーディネート
革靴の合わせ方
実際にUチップを使ってコーデしてみました。
カーゴパンツ選びのポイントは、細身で裾幅が広すぎないことです。
今回はフランス軍伝統のF2カーゴをチョイスしました。
カーゴパンツの存在感を残しつつ無骨になり過ぎないようにしています。
フランス繋がりでF2カーゴとウェストンは特に相性がいい・・・と勝手に思っています。
【F2カーゴの紹介】
カーゴパンツに革靴を合わせるときの注意点は、「重さ」を感じさせないようにすること。
カーゴパンツ自体が重たい印象を持つので、重厚感のある革靴をただ合わせてしまうだけだと全体の印象が重だるくなります。
今回の例でいうと、「9分丈」と「素足履き」がポイント。
少しだけ肌を見せることで軽さを演出できます。
ちょうど今の季節感も演出しやすい。
トップスにはニットがオススメ
カーゴパンツスタイルでのトップスには柔らかい印象が出るニットがオススメ。
特にカーディガンを使ってアンサンブルにするといいかと思います。
アンサンブルはレディースほどメンズには浸透していない着方ですが、簡単にお洒落感を出せるので全力でオススメしたいと思います。
合わせるニットの色ですが、写真のようなカーキ系色のカーゴに合わせる時は濃紺がオススメです。
足元がローファーの場合はトップスにパーカーのようなスポーティなアイテムを持ってきてもバランスが取りやすい。
カーゴパンツにパーカーはダサいと言われる時がありますが、靴選びをまずミスっているかもしれませんね。
夏にはユニクロ-U「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」の白を持ってきます。
まとめ
- カーゴパンツはドレスカジュアルでコーディネートする
- 黒の革靴、特にUチップやローファーを足元に持って行く。
- トップスにはアンサンブルニットがオススメ
今年こそカーゴパンツにチャレンジするぞ!と思って頂ければ幸いです。