こんにちは。遊佐です。
以前こんな記事を書いています。
この記事ではIWCポートフィノは上品な時計であると書きました。では上品な革靴といえばどこなんでしょうか。
各々思いつくところはあると思いますが、このジャンルだと、やはりJ.Mウェストンの名前は必ず挙がってくるでしょう。
今回はJ.Mウェストンの大定番「GOLF」をご紹介いたします。
既に多くの方が自身のブログで思いを語られておりますが、僕も購入エピソードも含めて個人的な視点で書いていきます。
それでは早速いきましょう!
上品なUチップ
ウェストンのゴルフは、いわゆるUチップシューズ。
Uチップは色々なメーカーが名モデルを打ち出している程の定番デザインです。
クロケットのモールトン、パラブーツのシャンボードなど。
これらの中で優劣を決めるつもりは毛頭ないですし、またその意味もないのですが、オンリーワンのポイントを1つあげるとすれば、気品でしょうか。
Uチップはカジュアルシューズのカテゴリーですが、仮にデニムにTシャツというラフなスタイルでさえも履く人を品良く、知的にアップデートしてくれるような靴です。
写真のように置いて見た時や、人が履いているのを見ていると、トゥ部分のフォルムが端正だなといつも思います。
カジュアルだけど、気品のある端正な顔をした靴。
ウェストンのゴルフはそんな佇まいをしています。
大人カジュアル
オンオフ履ける靴ともたまに呼ばれていますが、流石にスーツに合わせることは個人的にしませんね。
僕は専らカジュアル用に使用しており、恐らく休日用の革靴では、今一番使用頻度が高いモデルです。(一時期クロケットのキャベンディッシュ一強でした)
ここでいう「カジュアル用の靴」を具体的にいうと、
- スニーカーだとスポーティ過ぎる。でも革靴はドレス感を強めてしまう。そんな時にかしこまらずに気負いなく履ける革靴
- 「わたしってイケてるでしょ!?」というようなキメキメで履くような靴ではなく、どこかリラックスして休日散歩するような革靴。
春~秋の季節は素足履きで、プリーツパンツを9分丈ぐらいにして合わせることが多いですね。少し腰回りにボリュームがあって、裾に向かってテーパードしていくシルエットはかなり相性がいいと思います。
この類のパンツだと、僕はイタリアの雄「ベルウィッチ」を選ぶことが多いです。
ゴルフに限らず、写真のようにローファーとも合わせやすい。
あと、旅行用にも選ぶことが多いですね。いつもスニーカーがゴルフかでめちゃくちゃ迷います。
それだけ長時間履いていても疲れないということです。
また別名「ジャーナリストシューズ」とも呼ばれるくらい、機能面が充実しております。
リッジウェイソールを搭載しており、悪路、雨天でも問題ありません。
そしてゴルフに使われている革「ロシアンカーフ」は水に耐性がありますので、雨天時に雨が染み込むスピードが他の革と比べて遅いです。
購入のきっかけ
20代の時は全く興味がなく、どっちかというと同じくウェストンの180ローファーの方が好みでした。
ゴルフがというよりもUチップのデザインが、おじさんぽいなと感じていたんですよね。
でも30代になって、着るものが少しずつ変わっていった頃(おじさん化?)でした。誰かがゴルフを履いているのを見て、「あれ、格好いいかも」と思ったんです。
これをあえて言語化せずにいうと、シュッとしたものから、ボテッとしたものへ好みががシフトしたということです。
シフトしたきっかけは少し前まで世を席捲していた、バレンシアガに代表されるダッドスニーカーの流行でした。
ダッドスニーカーとはその名の通り、休日のお父さんが履いているような大きくボテッとした靴のこと。もちろんそれだけじゃただのダサい靴なので、ファッション性を高めることでファッショニスタの必需品にまで昇華されていきます。時折、愛を込めて「ブサ可愛い」と表現されることも。
僕もこれまでは、シュッとしたスニーカー「スタンスミス」ばかり履いていましたが、一転、ボテッとしたスニーカーを履くようになりました。
ただダッドスニーカーまではいかず、もう少し自然なボテッと具合なスニーカーですね。
細身のパンツにややボリュームのある靴を合わせるスタイルが、僕にとってはかなり心地よく親和性がありました。
小さめのサイズ感がスマートで正義だと思っていましたが、完全に価値観が変わりましたね。ダッドスニーカーブームが収束した今でも、スタンスミスは一切履かなくなりました。
そんな時に、先述したウェストンのゴルフを履いている御仁を見て、「欲しい!」と思ったのは自然の流れだったといえます。
まとめ
さていかがでしたでしょうか。
それではまとめます。
J.Mウェストンのゴルフとは
- 上品なUチップ
- リラックスした大人カジュアルスタイルを演出
- 旅行用にもオススメ
- 30代からの貴方に是非!
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。