ゆさん歩

人生を楽しむツール「ファッション」を綴ります

【時代の寵児】BERWICHの名作「SCOTCH(スコッチ)」のサイズ感やコーデについてレビューします

こんにちは、遊佐です。

今回のブログではイタリアのパンツブランド「BERWICH(ベルウィッチ)」の人気モデル「スコッチ」を紹介したいと思います。

サイズ感やコーデに加え、記事の後半ではベルウィッチのもう一つの人気モデル「SAKE」との比較についても言及していますので、参考にして頂けると嬉しいです。

 

この記事はこんな人にオススメ
  • ベルウィッチはどんなブランド?
  • スコッチの魅力は?
  • オススメのコーデは?

 

【時代の寵児】BERWICHの名作「SCOTCH(スコッチ)」のサイズ感やコーデについてレビューします

BERWICH スコッチ

BERWICH

ベルウィッチは1975年にイタリアのプーリア州(ブーツのかかと部分)にてパンツ専業会社として創業し、2004年にオリジナルブランド「BERWICH」をスタートさせます。

日本では2016年ぐらいからインフルエンサーたちがこぞって着用し始めたことで認知度が上がっていき、翌年本格的にブレイクしました(といってもドレス好きの人たちにだけですが)。

ブレイクした理由は時代背景にあり、当時は長らく続いていたノープリーツパンツ一強時代が終わりかけていた頃で、ネクストパンツとして台頭し始めていたのがプリーツパンツだったんです。

時代に合わせて多くのブランドがプリーツパンツをリリースし始めたのですが、その中で彗星のごとく登場したのがberwichの1プリーツパンツ「SAKE」でした。

www.yusanpo.com

プリーツ入りのゆったりとした腰回りから、テーパードした膝下にかけて描くラインが実に洒落ていまして、ユニークなモデル名と相まって業界で話題になったのを今でも覚えています。

その後順調にベルウィッチの知名度も上がっていき、さらにここ1,2年で一段とその人気ぶりを高めているのですが、その立役者こそ今回ご紹介するモデル「スコッチ」です。

ベルウィッチを名実ともに人気パンツブランドに押し上げ、今やブランドの顔、代表作となっています。

名作「scotch」

サルトリアテイスト

スコッチはいわゆるサルトリア風のパンツで、ビスポークで見られるようなクラシックなデザインが施されています。

それではまずは腰回りから見ていきましょう。

BERWICH スコッチ

まずはベルトレス。

長めの持ち出しも相まって、タックインスタイルが美しく映える仕様です。

そして2インプリーツにより腰回りのシルエットが柔らかいラインを描き、エレガントさを演出します。

BERWICH スコッチ

ベルトレスときたら、お約束のサイドアジャスター。

ウェスト調整が出来るパーツなのですが、どちらかというと装飾としての意味合いが強いですね。

BERWICH スコッチ

最後にハイバック。

これまたビスポークで見られるようなデザインです。ウェスマンが三角形の形状になっており、腰中央位置が高くなっているのがわかると思います。これにより小尻効果が見込めます。

カジュアルブランドの既製品の中には、腰位置がかなり高いハイバック仕様のものをたまに見かけることがあるのですが、正直カジュアル使いするには至難の業です。 

その点スコッチのハイバックは高さが丁度よく、非常に扱いやすい。

洒落たシルエット

サルトリアテイストのパンツは一見するとクラシックスタイルにしかはまらなさそうに感じますが、スコッチのシルエットには遊び心があり、カジュアルにも穿けるのが大きな魅力です。

BERWICH スコッチ

いかがですか、この趣味性の高いシルエット。

ゆったりした腰回りから裾に向けてテーパードしていく様は、サルトリアテイストと相まって、従来のウールスラックスの概念を吹っ飛ばしそうですよね。

BERWICH スコッチ

クリースがしっかり入っているので前から見ると意外と太く感じないのですが、横から見ると、改めてワイドシルエットだということが分かると思います。

個人的にこの角度から見えるシルエットが流麗で気に入っています。

ドレスパンツをカジュアルに穿ける楽しさこそスコッチ人気の理由です。

カノニコ生地

スコッチの形を採用しているモデルはいくつかあるのですが、僕は今回カノニコのウール生地のものを選びました。BERWICH スコッチ

スラックス生地としては定番のサキソニーグレーで、スコッチの真骨頂「ドレスパンツをカジュアルに穿く」を味わうにはもってこいの生地です。

秋冬生地としては軽め(おそらく目付け270g程度)で、ライトな穿き心地を味わえます。

こういう色味、素材のパンツは秋冬コーデで重宝しますので、クローゼットに1本入れておきたい。

www.yusanpo.com

春夏のスコッチにもカノニコが使われています。

コーデ

先ほども話しましたが、スコッチはドレス顔ながらカジュアルスタイルに使えるのが魅力です。

ということで、今回はカジュアルコーデを2体作ってみました。

まずはドレスカジュアル。

BERWICH スコッチ

TOPS:GRAN SASSO

SHOES:Crockett & Jones

 

トラディショナルなブランド、アイテムで構成していますが、モックネック、ローファー、そして遊び心満載のスラックスを用いることで、適度に力が抜けたリラックスを演出します。

ベーシックな色合わせながら、それぞれの色味を吟味し、ピンポイントで合わせにいきました。

シンプルコーデこそ細部にこだわっていきたいですね。

BERWICH スコッチ

スコッチのデザインが映えるタックインスタイルもオススメです。

羽織りにはジャケットはもちろんブルゾン、特にレザーライダースなどを選ぶといいと思います。

 

次に大人カジュアル。

BERWICH スコッチ

TOPS:Drumohr

SHOES:PELLICO SUNNY


ロイヤルブルーのニットとインナーの白T、そしてスニーカ一合わせで、一気にカジュアル方向へ舵を切っています。

これらのアイテムを受け止められるスコッチの懐の深さは頼もしいの一言です。

スニーカーは紐履でもいいと思いますが、画像のようなスリッポン系のほうが合わせやすくておすすめですね。

サイズ感

サイズ選び

BERWICH スコッチ

172センチ57kgの僕は、最小のサイズ42を着用しています。

ウェストが2㎝ほど余っているのですが、サイドアジャスターで調整出来る範囲でしたので、詰めずに穿いています。

僕はベルウィッチ以外のブランドでもサイズ42を穿くことが多いのですが、それらよりもウェストが緩い印象です。

SAKEも42を穿いており、やはりSAKEよりもゆとりがあります。

場合によってはウェスト詰めが発生するかも。

丈感

足元に合わせる靴はスリッポンのみを想定していましたので、甲に触れるか触れないかという長さで丈調整しています。

クッションはしませんし、9部丈でもない、いわゆるジャスト丈です。

紐履も履く場合だとあと0.5センチから1センチ短くしていたと思います。

去年くらいまではアンクル丈で短く穿く人も多かったのですが、最近の丈トレンドの変化で意識の微調整が必要かもしれませんね。

 

ダブル幅は4センチ。4.5㎝と迷いましたが普段から慣れている4センチでいきました。

とはいえワイドパンツなので、普段よりもダブル幅を太くするのはありです。身長と照らし合わせながら決めてみて下さい。

 

「SAKE」との違い

もう一つの人気モデル「SAKE」との違いを書いておきます。

おさらいですがスコッチはベルトレスやサイドアジャスターといったビスポークライクなデザインが施されています。そういうデザインが好きな方にはどハマりするのですが、ぶっちゃけ苦手な方も多いです。さらには2インプリーツのボリューミーな腰回りから成るワイドシルエットも相まって、決して万人向けのモデルではありません。

 

一方SAKEはベルトループ付き、サイドアジャスターなしなど、スコッチに比べてシンプルというかスタンダードデザインのパンツです。

シルエットはスコッチに比べて細め。

ベルウィッチ特有のシルエットではあるものの、腰回りが比較的すっきりしたアウトプリーツや、強めに効いた膝下テーパードなど、比較的マス層が扱いやすいようなデザインになっています。逆に言えばスコッチを好むような人からすると少々物足りなさを感じることもあるでしょう。

 

こんな書き方をするとスコッチが上級者用モデルのように感じるかもしれませんが、そういうことではありません。ご自身のワードローブとの相性で適宜選んでみてください。

どちらのモデルも魅力的です。

まとめ

ここがポイント
  • スコッチはベルウィッチ人気を確固たるものにしたブランドの代表作
  • サルトリアテイストのクラシックデザインと、遊び心のあるシルエットとのギャップがお洒落な雰囲気を作り出す
  • ドレス顔ながら、カジュアルに穿けるのが魅力

スコッチはこの手のパンツの中ではおそらく筆頭と言っても過言ではないくらい人気があるモデルです。マイサイズが欠けないうちにぜひ手に取ってみて下さい。

PICK OUT

パンツの種類

パンツを制する

持っておくべきパンツを

形は色、デザインなど、カテゴリー別に

ラインナップしています。

コーディネートで一番重要な役割である

パンツの種類を押さえておきましょう。

HOT ENTRY

注目記事