こんにちは、遊佐です。
眼鏡のレンズシェイプのひとつ「ウェリントン」は大定番故に色々なブランドが手がけますが、どれを買えばいいのか迷ってしまうという人は多いと思います。
そして眼鏡好きであればあるほど、こだわりを発揮してしまうから、いよいよ見つからなくなってくる。
実際僕もそうで、色々なものを試しましたが、いい意味で決め手に欠いていたんですよね。というのもウェリントンの特徴である「キリッとした感じ」からちょっと遠ざかったものが欲しかったんです。
そんな中で、いいものを見つけてしまいました。
そこで今回のブログではEYEVAN7285のモデル「344」をレビューしていきます。
- EYEVAN 7285の評判は?
- オススメのウェリントンは?
- ちょうどいい太さのセルフレームが欲しい
【優しいウェリントン】EYEVAN7285のモデル「344」をレビュー!カジュアルからビジネスシーンにまで使えます。
EYEVAN 7285
「EYEVAN7285」は2013年にEYEVANの後継として誕生した日本のアイウェアブランドです。
「着る眼鏡」として日本の眼鏡業界をアイウェアファッションへと導いたEYEVANの哲学を元に、デザイナー中川氏の柔軟な発想から生み出されるデザイン、そして鯖江の技術力が合わさり、後継としながらも全く新しい圧倒的個性を作り上げました。
今では日本はもとより、世界的にも評判のアイウェアブランドとなっています。
シンプル、クラシック、ファッション性が高いeyevan7285をあえて一言で表すなら「精緻」。こだわり抜いた細部の仕様を見ていると「作品」のような印象を受けます。
生産効率といった言葉の対岸にいるような作り方になっていますので、当然のことながら完成に至るまで多くの工程を踏むことになります。
眼鏡作りは工程数がシンプルに価格に反映されますので、eyevan7285の価格帯は高めに設定されていますが、相応のクオリティを備えていると考えてもらっていいです。
ですが人によっては眼鏡にそこまで求めていないという人もいますので、このブランドがどういう人に刺さるかなと考えた時に、例えば革靴や機械式時計などが好きな人が浮かびました。
こういった物は時に工芸品と評されることがありますが、その精緻なディテールには敬意を込めて変態的と言いたくなります。普遍的な姿の中に見え隠れする技巧や意匠に心を奪われるんですよね。
EYEVAN7285はそういうモノづくりをします。
アルミのケースも凝ってますね。ケースデザイン通称「EYEVAN7285ストライプ」は眼鏡のパーツにも採用されているブランドの魂です。
EYEVAN7285のモデルは再生産されることがないので、買い逃すと二度と手に入りません。稀に再生産に応じているようですが、基本的にはこのスタンスをとっているので、気に入った際には迷わず購入に踏み切ったほうがいいと思います。
モデル「344」
ティアドロップウェリントン
モデル「344」はウェリントンシェイプ。
リムは程よい太さで、万人受けしやすいデザインかなと思います。
カラー展開がありますが、僕はCOL.348のべっ甲柄を選びました。
落ち着いた色味で顔に馴染んでくれます。
一見普通のウェリントンですが、よく見ると少し個性的なレンズシェイプになっているのが分かりますでしょうか。
ウェリントンのシェイプをベースとしてティアドロップの要素を組み込んであるんですよね。
ウェリントンの眼鏡をかけるとキリッとした印象になりやすいですが、344ウェリントンは力が程よく抜けて優しい雰囲気になります。
実際に初めて試着したときに、なんか新鮮な感じを受けましたね。でもあからさまというか分かりやすいデザインというわけでもないんです。
ベーシックなんだけど、何か個性がある。
そんなところが魅力的です。
テンプルの形状もユニーク。
テンプルの形状は基本的に直線上になっているものですが、このような曲線的な形状は珍しい。このデザインは僕が購入を決めた大きな要因のひとつなんですよね。
横から見た時にアクセントになってくれて、シンプルに刺さりました。
344だけでなくテンプルのデザインはEYEVAN7285の大きな魅力のひとつ。
鎧部分にはEYEVAN 7285のモチーフであるストライプがあしらわれています。
レンズシェイプやテンプルのデザインは344に限らず、ブランドで共有されているいわばアイコン的なもの。知っている人が見ればすぐに7285だと分かるデザインです。
線やシェイプだけでブランドの世界観を作れるというのは素晴らしいですよね。
ノーズパッドはチタンのクリングス付き。かけ心地良好です。
シンプルで嫌味のないデザインをしていますので、周りから好印象を持たれやすい。カジュアルだけでなくビジネスの場でも推奨です。
新型鎧パーツ
1PINカシメ仕様で、鎧部分にはブランドの新パーツが使われています。
1PINはミニマルな見た目になるメリットがある一方で、強度面で心配なところがあるのですが、このモデルにはそれをカバーする仕掛けが仕込まれています。
鎧パーツがネジで固定されており、1PINカシメとの二重ロックになっていますね。
1PINの良さを活かしつつ、強度面も担保した素晴らしいテクニックです。
フロントだけでなくテンプル部分も同じ構造になっています。
サイズ感
サイズは47–23。
ややリラックスしたサイズ感なので、サングラスとして使ってもいいですね。
実際サングラスモデルも販売されているので、初めからそっちを購入するのもあり。
僕はどのレンズを入れようかを決めかねていますが、おそらくクリアレンズを入れると思います。
度入りにして仕事ようにしようかと考えてみたり。
こんなにレンズ選びで迷うのも珍しい。
まとめ
- EYEVAN 7285は一見シンプルだが、技巧と意匠が発揮された珠玉の超個性
- モデル「344」はウェリントンシェイプだが、さりげなくティアドロップの要素が入っており、優しい印象。
- ミニマルな1PINカシメ仕様。独自の二重ロック構造になっているので、耐久性も担保
- 嫌味がないデザインなので、周りから好印象を持たれやすい。ビジネスの場にもおすすめ。
所有するウェリントンの中でも、今一番気に入っている一本です。