ゆさん歩 trip & hobby

金沢と富山を元地元民の目線でご紹介。また趣味であるカメラ、ファッション、脳科学についても少し書いていきます。

日焼け男子!?立山レポート vol.2

f:id:yukinohini-yusa:20200118233539p:plain

後述しますが、登山焼けで皮がすごいめくれたんです。

 

  • まだ可愛げのあった少年がお外で、一日中遊び尽くして帰ってきた時のように
  • モテを意識し始めた生意気な男子が、部活動にのめりこみ、ほとばしる汗を拭っていた時のように
  • オレンジデイズにちょっとだけ影響された、「今日から俺は」大学生が、サークル活動で海に行き、大はしゃぎしていた時のように

 

30代そこそこのオジサンが、熱き時代ぶりの日焼けをしたもんですから、ちょっとした恥ずかしさを感じたわけです。

さて、ようやく登山口である室堂に到着し、ゴール地点の雄山山頂へと向かいます。

時刻は8時40分。

登山開始

f:id:yukinohini-yusa:20190823225802j:plain

f:id:yukinohini-yusa:20190823162537j:plain

縹渺とした景色に少しずつ慣れてきたところで、ようやく出発です。

そう、出発したのですが

絶望的にペースが遅い。

写真を撮りながら山を登ると、こんなにもペースが遅くなるのかと、少し先が思いやられました。

それでは遅々として進まない、登山序盤戦の模様をご覧ください。

f:id:yukinohini-yusa:20190823162530j:plain

初めは緩やかな遊歩道が続きますが、徐々に傾斜が強くなっていきます。また、この日はめちゃくちゃ気温が高かったんです。高山とはいえ、長袖一枚でも暑いくらいでした。

でも袖めくったらだめですよ。後でイタい目を見ますから。

早くも体力が大きく削られていたのでしょう、頻繁に休憩している登山客を多く見かけました。頑張りましょう!と、心の中でエールを送りながら、先を行きます。

空と山の境界に、小さく写っている建物が分かるでしょうか?この建物が一の越山荘で、一旦の目指すべき中間ポイントになります。

 

ここで登山中に撮った、お気に入りの写真を紹介させて下さい。

f:id:yukinohini-yusa:20190823162522j:plain

こちらです。

沢山撮った写真の中で、一番気に入っています。

僕の中にある「何か」のイメージが、目の前の風景に投影されたのだと思います。

下界から遥か遠く離れたこの場所には、人知れず続いてきた悠久の歴史や、言葉だけで知っている桃源郷のようなものを感じました。

f:id:yukinohini-yusa:20190823231334j:plain

登山中は、雪渓をいくつか見ることが出来ました。2000Mを超えるような高山では、年間通して気温が低いんです。なので、積雪が解けずに残り、このような雪渓となります。

f:id:yukinohini-yusa:20190823231755j:plain

一の越までの中間地点です。このあたりから、遊歩道の傾斜が強くなっていきます。

f:id:yukinohini-yusa:20190824222100j:plain

f:id:yukinohini-yusa:20190823233749j:plain

写真の左上に写る建物が雄山山頂です。

少し分かりづらいですが、そこへ向かう人たちの列が見えますね。先はまだまだ長いようです。

一の越山荘

f:id:yukinohini-yusa:20190823162511j:plain

長い坂道を登り抜け、ようやく一の越山荘に到着しました。

ご覧の通り、雲を見下ろせる高度に到達しています。時刻は10時前で、室堂からの所要時間が約1時間20分。この時点での疲労感はいうと、特別しんどいと感じることはなかったです。それよりも暑さで汗だくでした。

ここで休憩をとります。まずは、持ってきたドリンクが切れたのでポカリを追加購入。すぐ横でビールも売られており、かなり誘惑されました。この日は本当に天気が良くて、ビールを飲むには場所も気候も最適といえます。さすがに登山中、しかも難所に挑む大一番の前なので我慢しました。

トイレ休憩も済ませておきます。ゴールまで休憩施設がもうないので、後半戦への準備態勢をしっかりと整えます。それにしても、この登山では体調がすこぶる良好でしたね。登山前は高山病とかも少し心配していたのですが、そんな症状とは全くの無縁でした。

最後の難関

f:id:yukinohini-yusa:20190824222055j:plain

休憩を終え、雄山山頂までの最後の関門「岩場登山」に挑みます。時刻は10時過ぎ。

繁忙期はこのエリアで渋滞が発生すると聞いていましたが、それほどでもなく、比較的スムーズに進めました。人は多いんですけどね。

それよりも岩場が思っていたより、急斜面かつ大きく突起しており、けっこうハードでした。

f:id:yukinohini-yusa:20190823162506j:plain

ルート案内を使った最低限の道作りはされているので、登りやすいようにはなっています。それでも不安定な足場が多く、足をとられて転倒している人もいました。要所では、両手両足でしっかりと体を安定させて登るくらいが丁度いいかもしれません。それと、ぐらついている大小の岩が沢山あって、前の人の登りかた次第ではそれらが滑落してくるので気は全く抜けないです。

f:id:yukinohini-yusa:20190823162452j:plain

たまに小休憩をとりながら登ります。さっきまでいた一の越山荘が、だいぶ小さくなってきました。30分程登ったぐらいです。

f:id:yukinohini-yusa:20190823162444j:plain

さらに登っていきます。スタート地点の室堂、みくりが池(帰りに寄ります)が遠くに小さく見えますね。よくここまで登ってきたなと、半ば信じられないという気持ちになったのを覚えています。

f:id:yukinohini-yusa:20190823162457j:plain 

ちなみに冒頭で書いた、日焼けの原因はこの岩場登山です。

高山の紫外線は本当に強烈で、容赦なく登山客を照らしてきました。

当然ながら帽子、サングラスは必需品です。特に紫外線が、目へ与えるダメージは甚大なので、しっかりと防備をしましょう。そしてトップスは長袖がベターです。

中には、頭身を大胆に紫外線に晒し、街中にいるようなアーバンスタイルで登山している過激派もいましたが、後でえらいことになるんじゃないかと、かなり心配でした。

僕は日焼け止めを顔、腕に念入りに塗っていたのですが、なんと首に塗り忘れてしまい、下山する頃にはもう真っ赤・・・やってしまいました。そしてきちんと塗っていたにもかかわらず、左腕も真っ赤に日焼け。

ちゃんと長袖を着ていたのに、岩場進行の最中は暑かったので、中途半端な位置でまくってしまっていました。

愚かな行為の代償ですね。その露出させた範囲に、しっかりと日焼けを発生させてしまいました。

皆さん、紫外線には十分気を付けて下さい。

f:id:yukinohini-yusa:20190823225825j:plain

ここで、ファンシーなシーンをご紹介。

ハードな岩場に紅一点?疲弊した30代おじさん、しばし見つめて癒される。(日焼け進行中)

この岩場道は実際の距離よりも、かなり長く感じました。このあたりから、疲労感がはっきりと出始めていたかと思われます。

立山登山のパート別に、あえて体力の配分をするとしたら、この岩場に60%ほどを当て込んでおいた方がいいと思います。肉体的負担だけではありません。岩くずれに対する注意を払う為、集中力を高め続ける必要があります。そんな脳への負荷が、疲労となって身体にたまっていくんです。

クライマックスで怪我をしないように、ゆっくり登るくらいが丁度いいと思います。

f:id:yukinohini-yusa:20190823161307j:plain

ようやく雄山山頂が見えてきましたよ。

ここで水分補給をします。あとちょっとだね~と言う声が、ちらほら聞こえていました。ホントによくここまできたよ。

f:id:yukinohini-yusa:20190823161302j:plain

さあラストスパートです。

滾る血、溢れる感情をエネルギーに変えて一気に駆け上がります。

そして、

f:id:yukinohini-yusa:20190823161255j:plain

ついに到着しました。

時刻11時過ぎ。一の越から約1時間程です。

自分が立っている場所は、聞いていたとおりの天空の地でした。

f:id:yukinohini-yusa:20190825014019j:plain

登頂の達成感というよりは、山紫水明の眺めに、心が洗われていく感覚がありました。

それもつかぬ間、めちゃくちゃ寒い。

山頂の気温が15度ぐらいだったので、当然ですよね。リュックからアウターを出すのがめんどくさかったので、僕は長袖一枚でやり過ごしました。でも羽織一枚あるとベターです。タンクトップ一丁で佇む人もいたので一概には言えませんが・・・。

f:id:yukinohini-yusa:20190823161249j:plain

真のゴールは写真上の雄山神社です。参拝料が必要ですが、ここまできたら参る一択です。

手前の鳥居は写真スポットなので、混雑しておりました。

f:id:yukinohini-yusa:20190823161243j:plain

神社隅っこにあるサイン。

これにて立山登山を真に制覇したことになります。

神社には神主さんがおられ、安全祈願をして下さった後、お神酒をふるまってくれます。山頂で飲むお神酒は格別でした。

ちなみにこの神社エリアはとても狭い為、一度に参拝できる人数が決まっています。祈願中は定員が一同座ることになるのですが、一番後に座る方はくれぐれも気を付けて下さい。あなたの後は何の柵もない崖です。ふざけたことをしていたら簡単に落ちます。

僕は見事、最後列に序されまして、十二分に恐ろしさを味わってきました。

 

少し長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。

これで立山登山前半の部が終わりました。

次回vol.3がラストです。