皆様はじめまして。
管理人の遊佐(YUSA)と申します。
30代前半の独身オジサンでございます。
僕の趣味の1つに登山がございまして、20代の頃から色んな山を登ってきました。
といってもこれまで登ってきた山はせいぜい1,500M程度の規模なので、ガチ登山家というわけではありません。
その割には準備不足、体調不良(寝不足)がたたり、開始20分でリタイアしたこともある始末。
そんなヘタレ野郎が長年憧れてきた山があります。
富山県の霊峰「立山」
標高3000Mのビッグマウンテンです。
とあるブログに載っている立山登山の写真を見る度に、いつか行ってみたいと思っていたんですよね。
そしてついに昨年の夏、立山登山に挑戦してまいりました!!
幸いにもトラブルは一切なく無事に登頂を果たし、大満足、大成功の登山でした。
目の前に広がる壮大な景色に最後まで魅了され続け、行けて本当によかったと思っています。
ただせっかくの感動も時間の経過とともにどんどん薄れていくのを感じたので、可能な限り登山時の僕が感じたことを記録として残しておこうと思い、このたびブログを始めた次第です。
そして同時にこのブログ記事が立山登山に挑戦してみようかなと考えている方々への参考になればいいなとも思っています。
実際、登る前の僕も以下のような疑問を持っていましたので、主にこれらの疑問に答えながら立山登山を振り返っていきたいと思います。
- 立山登山の難易度はどの程度?
- どんな準備が必要なの?
- 下山までどれくらい時間がかかるの?
レポートが思いのほか長くなってしまたので登山レポートは、vol.1~vol.3の三部構成にしました。
今回は、富山駅~立山室堂までの行程を綴ったvol.1です。
【登山レポートVol.1】長年の夢を叶えた!初心者が綴る立山登山への準備
まずは結果、総表。
登山者のスペック
管理人
体力 ★★★☆☆
精神力 ★★☆☆☆
経験 ★★☆☆☆
計画性 ★☆☆☆☆
行動力 ★☆☆☆☆
運 ★★★★★
備考
1500M級クラスの山を年2、3回登る。
普段毎日ランニングをしているので体力は平均以上はある。
同伴者(アラサー女子)
体力 ★★☆☆☆
精神力 ★★★★★
経験 ★★☆☆☆
計画性 ★★★★☆
行動力 ★★★★☆
運 ★★★☆☆
備考
運動経験はほぼ無しで、体力には自信がない。
登山経験は管理人と同等。
登山時期
僕はお盆の8月15日に登山しました。
立山登山のオススメ時期はまさにこの7月〜8月のシーズンです。
かかった時間:6時間40分
これは登山開始位置「室堂」から山頂まで行って室堂に戻ってくるまでの時間です。
平均時間が約7時間なので、それに近い数字になっています。
この時間の主な内容です。
- 純粋な登山:4時間半
- ランチタイム:1時間半
- 写真撮影:40分ぐらい
こうやってみると純粋な登山時間は4時間半ほどということが分かりました。
日帰り登山
今回の登山は日帰りです。
日帰り登山する場合、スケジュール管理はマストになってきます。
詳細は以降のタイムスケジュールを参照して頂きたいのですが、朝早くに出発しないと日帰りは厳しいです。
さきほど登山にかかった時間は6時間40分とお話ししましたが、電車やバス、ケーブルカーを利用する時間などを加えると12時間かかっているんですよ。
正直時間的余裕はあまりないので、早め早めの行動を意識するようにしてください。
僕はできませんでしたが、可能なら山荘に泊まってご来光を体験することをオススメしたいです。
感想
3000M級の山とはいえ登山難易度自体は高くない。
なぜなら登山開始地点の室堂の高度が約2450Mなので、実質550Mの登山。
ただ距離が長く終盤に登場する岩道で体力が削られるので、ある程度の体力は必要です。
上のプロフィールでも書いているように僕はある程度体力には自信がありますが、同伴女子はいたって普通、もしくは平均以下の体力の持ち主です。
ですが登山中に疲れて動けないということは全くなく、下山後もとても元気でした。
実際立山は小学生でも元気に登っているくらいなので、初心者にとってはオススメの高山といえます。
懸念していた空気の薄さも全く感じませんでした。
気圧の変化で手がグローブみたいに膨らむ人がいるそうですが、そんなことも起きず。
それよりもこたえたのは暑さでした。
時期が8月の真夏だったので、高山で気温が低い(10℃〜20℃)とはいえ太陽にジリジリ照りつけられました。
暑さが体力を奪っていくので、暑さに弱い人は要注意かなと思います。
服装
登山中は以下の服装でした。
- 長袖一枚
- ショートパンツ
- タイツ
- サングラス
- 帽子
- トレッキングシューズ
ポイントは肌をできる限り露出しないこと。
太陽の照りつけがかなり強いので日焼け対策は怠りなく(日焼け止めクリームは必須)。
そして絶対に必須なのがサングラスと帽子です。
紫外線が想像以上に有害なので、特に目は守ってください。
加えて持っていったほうがいいのがハードシェルとインナーダウン。
山は天候が変わりやすいので、急な雨に備えるためにもハードシェルは必携。
また山頂がけっこう寒いので、すぐに羽織れるインナーダウンがあると助かります。
最後に当たり前ですがトレッキングシューズははいていきましょう。
たまにコンバースなどのスニーカーで登っている人もいますが、グリップやクッション性がないので、怪我の原因に直結します。
さてそれでは実際の登山模様を最初の出発地点「富山駅」から振り返っていきたいと思います。
早朝の富山駅前
早朝5時頃の富山駅前です(4時起き・・・)。
ここから立山最寄りの立山駅行き始発に乗ります。
何でそんな早いん?と思われたかもしれませんが、立山の入り口がかなり遠いので、日帰りでスケジュール組んだ場合は始発がマストなのです。
立山登山当日の朝をどこで迎えるかは皆それぞれですが、富山駅周辺で前日の宿をとるパターンがいちばん多いのではないでしょうか。
おススメは立山駅周辺で宿をとることです。
何故なら、1時間多く寝ていられるからです。
早朝の1時間は大きいですよね。
じゃあお前はなんで富山駅スタートなんだよと思われたあなた。
今一度、僕のスペックをお読みくださいませ。
そうなんです。
僕がのんびりとしてたもんですから、気付いた時には立山駅周辺のホテルは全てうまっていたのです。
少なくとも1カ月前には、宿をおさえておくことをオススメしておきます。
普段は静かな富山駅ですが、お盆中は登山シーズン真っ盛りなので登山客で賑わっていました。
各々黙々と準備をしながら始発の電車を待っています。
富山駅出発
AM5時
立山駅行きの始発に乗り込みます。
終点の立山駅まで約1時間程かかるので、この間で睡眠をとることにしました。
4時起きは中々辛いものですね。
発車後は静かな時間が続きしばらく景色を眺めていましたが、穏やかな田んぼの風景に癒されたのか徐々に眠りへと。
起きる頃には終点立山駅目前でした。
ちなみにまだ朝食をとっていません。
一応おにぎりを買ってて電車内で食べる予定だったのですが、眠過ぎてムリでした。
言い忘れていました。
朝食はコンビニで買っておいたほうがいと思います。
立山駅や室堂ターミナルの食堂でご飯を食べることは出来ますが、なんだかんだで行っている時間がありません。
立山駅
AM6時
立山駅に到着すると清々しい朝の光景が出迎えてくれます。
山々に囲まれて空気は澄みわたり、小鳥の囀りが静かに響いていました。
この空気感はめちゃよかったです。
この地点までくると気温がずいぶんと下っていて、少しひんやりとしていましたね。(標高475M)
先程もお話ししましたが、やはりここで宿をとったほうがいいですね。
最高の朝を迎えられそうです。
ここから登山開始地点の室堂へケーブルカーとバスを乗り継いでいくので、チケットを買います。
ここで注意点を1つ。
チケットの購入に時間がかかります。
僕が到着した6時時点で既にチケットカウンターではかなりの行列が発生しており、40分ぐらい並ぶことになりました。
電車始発で行ってこの有様です。
全ての登山客はここに集結するようになっているので、立山駅周辺のホテルに宿泊している人たちや、車で来ている人たちがいることを忘れてはいけませんでした。
ただ回避策があります。
この行列待ちの人が求めているチケットはいわゆる「当日券」。
当日券とは別にWEBで先にチケットをおさえられる「予約券」というものが存在します。
予約券があるとチケットカウンターで並ぶ必要がなくなりますので、皆様にはこの予約券を買っておくことをオススメしておきます。
僕も事前に知ってはいましたが時既に遅く完売でした(例によって計画性問題)。
さてようやくチケットを購入してケーブルカーで立山駅を出発した時刻が7時半。
立山駅に到着したのが6時過ぎでしたので、約1時間半もここで滞在していることになりますね・・・。
何度も言いますが、
WEB予約、大事です。
いざ室堂へ
ケーブルカーに約7分程乗ると美女平という場所に着きます。
美女平の標高は977M。
ここからバスに乗り約1時間かけて標高2450Mの室堂へ向います。
途中では、富山県が誇る称名滝を眺められるように、ゆっくりバスが走行してくれました。
その他、景色に合わせて丁寧なガイドアナウンスが流れるので、退屈せずに車内を過ごせます。
高度1500Mを駆け上がり、いつの間にか外の景色は一変。
下界から完全に隔てられた世界になっていました。
AM8時半
ようやく到着しました!
ここが本当の登山入口である立山室堂です。
今までの行程は序章に過ぎません。
にもかかわらず、既に十分過ぎるほどの満足感がありました。
だっていまだかつて見たことのない壮大な景色が目の前に広がっているんですからね。
叙景に乏しい僕は、「すげー」、「やばい」を連呼していました。
たかぶる気持ちをコントロールしながら撮影タイムに突入。
この時に撮った写真の枚数が異常に多かったので、どうやら気持ちのコントロールは出来ていなかった模様です。
しかしスタート地点で長居するわけにもいきません。
時間に余裕があるわけでもないのでいよいよ出発します。
ここまではすこぶる順調です。
キリがいいのでvol.1をこのあたりで終了します。
まとめ
一旦まとめておきます。
- 立山登山は初心者にオススメの高山
- 真夏とはいえ高山なので防寒具と雨具を持っていこう
- 紫外線対策は怠りなく
- 登山前日に泊まるホテルは立山駅周辺がオススメ
- ケーブルカー、バスのチケットは事前に予約しておきましょう
それでは次回Vol.2にてお会いしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!