ゆさん歩

人生を楽しむツール「ファッション」を綴ります

【低身長は難しい】メンズのワイドパンツはダサいのか?似合わない理由とは?

こんにちは、遊佐です。

昨今流行っているパンツと言えばワイドパンツ。

街で見かけることも多く、SNSでもお洒落パンツとしておすすめされることが多いアイテムです。

ですがこういうものほど、「本当にお洒落なのか?」と、立ち止まって考えてみたい。

「なるほど、これが今お洒落なのか。自分も流行に乗り遅れないように履かなきゃ」と、煽られるように穿いてはみたものの、なんか違うと感じている人はきっと多いはず。

そこで今回のブログでは、ワイドパンツの是非について書いていきたいと思います。

結論から言うと、特に30代以上のおじさん組は一度見直したほうがいいです。

 

※本編の前に。

最近は「どこがワイドパンツやねん」というものまでワイドパンツと呼ばれるほど定義が曖昧なので、ここでのワイドパンツの定義をはっきりとさせておきます。

わかりやすいテーパードはしておらず、膝、裾もがっつり太いパンツをワイドパンツとします。ドカンのような、誰が見ても太いと思えるパンツです。

 

それではいきましょう。

 

この記事はこんな人にオススメ
  • ワイドパンツはダサい?
  • 40代メンズのおじさんは?
  • 本当に似合っているのか疑問
  • なんで穿きたいんだろうか

 

【低身長は難しい】メンズのワイドパンツはダサいのか?似合わない理由とは?

ワイドパンツ ダサい

「不自然」なモノ

「当たり前のように、半ば流されるように過ごしていたせいか、特に疑問に感じなかったけど、意識して考えてみたら普通ではないことに気が付いた」

生きていたらこんなことがあると思いますが、ワイドパンツというものに改めて向き合ってみると、パンツの種類の中で異常な存在だということが分かります。

一般的にイメージされるパンツのシルエットは大なり小なり足の形に沿っているものですが、ワイドパンツのシルエットは足に対して必要以上に大きな輪郭を描きますので、自然か不自然かと言えば不自然なんですよね。

オーバーサイズなトップスに関しても同じことで、過剰なアウトラインを描いており、不自然なモノです。

ですが同じ不自然なモノでも、扱いやすいものと扱いにくいものがあり、ワイドパンツは扱いにくいものになります。

実際街中でワイドパンツを穿きこなしてる人なんて、僕はほとんど見たことがありません。

ほんとに少数の人だけが穿きこなしているのですが、彼らに共通する点を見てみると、少数になるべき理由と、誰もが手を出せるものではないということが分かります。

その共通点とは「スタイリング」「身長」で、これら2つが揃っていないと穿きこなせません。

難しい理由

コーデのスキル

一般的に「太い存在」に対してはカジュアルな印象を浮かべやすいですが、ワイドパンツも漏れなくその通りで、特にチノやデニム素材のものに対しては非常にカジュアルな印象を受けます。

そしてこのカジュアルさが「子供っぽい」とか「野暮ったい」といったネガティブな印象に転じることが多いので厄介なんです。

10代、20代の子達なら子供っぽくでも相応ということで問題ない、むしろ可愛いと思ってもらえるかもしれませんが、30代以上のおっさんが普通に穿くと、当然「可愛い」などとは思ってもらえず、「だらしない」に変わってしまう。

そう思わせないためにスタイリングがあるわけですが、そのスタイリングはワイドシルエットを活かしたものである必要があります。

「活かした」とはワイドパンツじゃないと成立しないレベルのもので、トップスや靴とのバランスをきちんと考えられていなければなりません。

こんな時は、とりあえず洒落人の真似をしたいところなのですが、真似しにくいというのがワイドパンツの難点です。

表面上をコピーしても見えないところにその人が経験で掴んだコツがエッセンスとして隠れているので、そこに気付かない限り「なんか違う」となります。

いわば身体感覚に依拠するところが大きく、一朝一夕にはいきません。

低身長

コーデ力は経験でなんとかなるかもしれませんが、それとは別に物理的な問題があります。

ワイドパンツは低身長の人と相性が良くありません。

ワイドパンツが似合う人の数が少数になる一番の要因は、この身長のふるいにかけられているからです。

全体が太短くなってしまい、分かりやすいくらいに足が短く見えるんですよね。背が低い人はより低く見えてしまいます。

写真で見ているとそんな風に見えなかったりするのですが、写真では身長感が伝わりにくいので、似合っているように見えるんですよね。

でも実際に対面で見た時に、「あれ・・・?」という感じになる。

具体的にどれくらいの身長が欲しいかと言うと、理想は175㎝以上、最低でも173㎝ぐらいは欲しいかなと思います。僕は172㎝と小柄であえなく範囲外で、自分がワイドパンツが似合わないと自覚しています。

コーデ力に長けて、身長があって初めて穿きこなせるというほぼ無理ゲーに近いパンツですが、そもそも何故そこまでワイドパンツを穿きたいのでしょうか??

そんなに穿きたい?

「あの人と同じものを」

「あの人と同じものを身につけたい」と思う人は少なくありません。

「あの人」とは大抵は憧れの対象となっていることが多く、それ自体は全然いいのですが、問題は、その人は似合っていても自分は似合わない可能性があるということが分かっていないということ。

この問題は色々なところに発生します。

髪型、眼鏡、服、靴。

特に髪型なんて良くわかる例なんじゃないでしょうか?理想のヘアスタイルがあっても、その人だから似合うということが多いです。

つまり、似合うかどうかの判定は完全に肉体依存なので、いくら気持ちがあっても叶うものではありません。

インフルエンサーの影響?

インフルエンサーたちはワイドパンツをこぞっておすすめしています。

その際に「トレンド」、「スキニーは時代遅れ」などという言葉がセットになっていることが多く、ワイドパンツとスキニーを穿き比べながら語られます。

ですがコンテンツ内でワイドパンツを実際に穿いておすすめしている本人を側から見ていると、比較で穿いているスリムパンツの方が似合ってるのでは?と思ってしまいます。それにも関わらずスリムパンツは時代遅れ、ダサいと言えてしまうのは、正直謎でしかありません。

これはつまり言っている本人が理解していないということなので、そんな情報はあまり真に受けないようにしたほうがいいと思います。

対比の論法は分かりやすいので受け入れられやすいのですが、最近のファッションは双方並び立つことが多いので、残念ながら的外れになっていることが多いです。

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以前の記事でも書きましたが、対比論法で何かと時代遅れとされることが多いスキニーは実は定番のパンツで、時代遅れでもなんでもないということです。

「これがおすすめ」という言葉と対比するように「ダサい」とか「時代遅れ」とかいうキーワードがセットで入っているときは注意して下さい。

おっさん世代にはきつい

「スキニーダサい」の延長で、40代以上のおじさんメンズも最近はワイドパンツに慣れてきていると発信している人も少なくありません。

ワイドパンツは確かにお洒落な40代の人は穿いていますが、元々そういうアイテム、ファッションに慣れているだけの話。逆にファッションにそこまで興味がない人にとっては、野暮ったく感じたり逆にお洒落過ぎると感じる難しいアイテムです。

同じものを見てこれだけ真逆の印象を生んで敬遠させるということは、いかにそれが扱いにくいものか、普通ではないということを物語っています。 

もちろん中にはワイドに肯定的な人もいますが、その多くが「お洒落だから」ではなく、「楽そう」だからという機能面が理由になっているはずです。

好み云々だけではありません。年齢的にもだんだんとお尻が垂れてきますので、ヒップアップ効果のある、ひいては下半身を格好よく見せてくれる美脚パンツと呼ばれるものが役に立つんですね。

そうなってくると緻密に計算された設計図によって作られるスリムパンツの右に出るシルエットはありません。インコテックス、PTがその最たるものと言えます。

・・・

・・・

さあ、お洒落にそこまで興味がない40代メンズが、自分にとって有益であるスリムシルエットを手放して、理解し難いワイドパンツにわざわざ移行する理由がどこにあると思いますか?

 

似合わないものでも積極的に自由に穿けるのは、若者の特権だと思います。

ですが40代にもなると、見られ方に気を配る必要が出てきますので、自由を錦の御旗としてやりたい放題するわけにいきません。

清潔にそして上品に見えていることの方が年齢的に価値があり、なにより成果が得られます。

女性ウケはイマイチかも

ファッションとモテはセット。

そしてモテと結び付きやすいのは「お洒落」なパンツではやく「かっこいい」パンツです。

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残念なことにワイドパンツはかっこいいパンツではなく、お洒落なパンツです。

お洒落好きというかファッションに詳しい女性の方なら理解を示してくれるかもしれませんが、そうでない場合は共感されないどころか、嫌いとされるころもあるので要注意。

女性は隣を歩く男性に、お洒落よりもカッコいいを求めています。

自覚の大切さ

誤解のないように言っておくと、似合わないから穿いてはいけないということではありません。

世の中、本当に自分に似合うものを身につけている人なんて少ないですから、似合っていないワイドパンツを穿いているからといって別にどうなるもんでもないです。

そもそも個人の自由ですし。

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ワイドパンツに向き合う際に最も大切なことは自覚出来ているかどうかだと思います。

先ほども話しましたが、僕は身長172㎝と小柄なので、残念ながらワイドパンツが似合わず穿きこなせません。

175㎝以上あればワイドパンツに限らず洋服の選択肢が随分増えたことでしょうが、無理なものは無理とさっさと諦めて、今持てるもので最適化を目指すのが賢い人のやることだと思います。

最適化という意味では、僕は細身体型なのでスリムやテーパードの方が綺麗なシルエットが出て似合うという結論が出ています。

その延長でワイドパンツとまではいかないまでも、テーパード型のプリーツパンツをよく穿いており、ワイドパンツの気分を味わえていますので、なにがなんでもワイドパンツを穿きたいなどとは思いません。

似合わないなりに上手く見せる方法を模索するんです。

 

昔学生の時に読んでいた雑誌で、とあるスタイリストが言っていたのを覚えています。

「日本人は外国人に比べてどうしても体格が劣るのでそもそもスーツが似合わない。であれば、似合わないとした上でコスプレ感覚で着た方がいい」と。

コスプレ感覚で着るは中々のパワーワードで正しい解釈が必要ですが、根本的に似合わないというのを自覚して、その上で手を打つことが大事だという言葉は金言だと思います。

ワイドパンツは自覚の大切さを知るいい例題です。

 

穿きたい

似合わないかもしれないけど、どうしても穿きたいという人は以下の点に注意してみてください。

素材感

ワイドパンツ ダサい

ワイドパンツのシルエットをごまかすためのテクニック。

硬い素材が使われたものはシルエットが保たれやすいので、輪郭が明瞭になってワイドな印象が際立ってしまいます。

なので柔らかいラインやドレープが出る素材が使われているものをオススメします。

歩いているときや、ちょっとした仕草のときにラインが揺れるぐらいが理想です。

テーパード型

ワイドパンツ ダサい

ワイドパンツ ダサい

ワイドパンツの難しいところは全体が太いという点。

というのも外国人に比べて足が短い日本人の足にはテーパードシルエットが似合うんですよね。

なのでワイドパンツの中でもテーパードしているものを選べば、多少は扱いやすくなるでしょう。ちょうど写真のようなシルエットですね。さらにロールアップすることで、よりテーパード感を出すこともできます。

 

ただこれは少々不本意な提案ではあります。

というのは、本来ワイドパンツのシルエットとは全体的に太いものを指すものなので、テーパードタイプは、ある意味別物だと思っているからです。

ただ「どうしても穿きたい」場合はこのテーパード型を提案するしかありません。

まとめ

ここがポイント
  • ワイドパンツは大前提として不自然なパンツである
  • スタイリング力と身長の両方を兼ね備えていないと穿きこなせない
  • 周りに煽られてまで穿かなくていい
  • 似合わないことを自覚することが大切
  • 似合わないこと知った上で工夫を凝らすと、それなりに見せられる。

まずは周りの人に似合っているか聞くところから始めましょう

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