こんにちは、遊佐です。
皆さんは普段プリーツパンツは穿いていますでしょうか?
タックパンツとも呼ばれ、お洒落好きな人はワードローブに取り入れていることが多いです。
プリーツパンツは2015年ぐらいから徐々に姿を見せ始め、今では完全に定着しているのですが、いまだにプリーツ入りのものは苦手という人は少なくありません。
そこで今回はプリーツパンツがなぜ苦手とされるのかを明らかにした上で、プリーツパンツの選び方とそれを使ったメンズコーデについて書いていこうと思います。
- プリーツパンツは苦手だけど実は興味がある
- どんなモデルを選べばいい?
- コーデはどんな感じ?
【もしかして苦手?】プリーツパンツを使ってきれいめメンズコーデを作りましょ
なぜ苦手?
ダサい?
プリーツパンツは腰回りがゆったりしており、これがエレガントな雰囲気を演出するのですが、これに対してダボっとしたパンツというネガティヴな印象を持つ人もいます。
プリーツパンツが主流になっているとはいえ、ノープリーツのパンツも定番として存在しているため、普段着用慣れているパンツのデザイン如何によってはプリーツパンツが野暮ったく感じてしまうのも分からないでもありません。
面白いですよね。同じものを見てるのに印象が真反対なわけですから。
お洒落過ぎる?
プリーツパンツがダサいと感じてしまうのではなく、逆にお洒落過ぎて自分には穿けないという人もいます。
確かに父親世代に主流だった頃のものとは違い、今のプリーツパンツは改良が入ってユニークなデザインになっているものが多いです。例えば2インプリーツのボリューミーな腰回りから裾に向かってテーパードが強めに効いたデザインはかなり遊び心が効いてる。
つまり良くも悪くもお洒落過ぎるんですよね。普通の、中庸な格好をしたい方にとっては個性が強く幾分かハードルが高いと思われます。
流行りはいつまで?
プリーツパンツのトピックが増えてきたせいもあって、このアイテムが一過性のものだと思っている人もいます。
そうすると、今は流行っているけど近いうちに時代遅れになりそうだから、買うのはやめようかなとなります。
ですがプリーツパンツはトレンドではなくすでに定番になっています。
というかプリーツパンツはいきなり現れたものではなく、父親世代の頃に今のように主流になっていたものが、リバイバルしているだけなんですね。
もちろんただのリバイバルではなく現代的にアップデートされているので古さが全くなく、メンズファッションにおいて最前線で活躍できるアイテムというわけです。
何がイイのか?
プリーツパンツは今やメンズファッション、特にトラッドにおいては欠かせないアイテムといっていいでしょう。
先ほども触れましたように、プリーツパンツの良さはゆったりとしたシルエットが演出するエレガントさにあります。
なので品性をある程度求められる30代40代以上の大人男性としては、少なくとも1本はクローゼットに入れておきたいところです。
とはいえプリーツパンツ至上ということでは全くありません。
プリーツパンツと対極の位置にいるノープリーツのスリムパンツも、全盛でないとはいえ同じく定番化していますので、選択肢の一つに入ります。
例えばトップスとシューズは同じ格好にして、パンツだけ入れ替えたコーデを2体用意してみました。
プリーツパンツ。
ノープリーツパンツ。
いかがですか?プリーツパンツスタイルの方が今っぽさを感じられるかもしれませんが、ノープリーツパンツもその特徴が活きたコーデになってないですか?
肝心なのは「とりあえずプリーツパンツ穿いておけばいいや」ということではなく、それぞれの特性を理解して適宜選ぶことが必要だということです。
- スリムパンツはエッジの効いた直線的なシルエットがスタイリッシュさを演出。
- プリーツパンツはなだらかな曲線を描くシルエットがエレガントさを演出。
コーデの土台であるパンツの印象はそのままコーデ全体の印象に繋がりますので、都度選んでいくようにしましょう。
プリーツパンツの選び方
プリーツパンツが苦手な方は先ほどの要因を踏まえて、細身の1アウトプリーツパンツを狙ってみてください。
1アウトプリーツは、プリーツが一対かつ外方向に向いている仕様です。
アウトプリーツはインプリーツに比べて腰回りのボリュームが控え目なので、プリーツパンツが苦手な人にこそもってこい。そしてワタリ、膝、裾にかけてテーパードが効いた細身のシルエットを選んでみてください。
つまり腰回りが比較的スッキリとして、腰回りと膝下との幅コントラストが控えめなものを選ぶ、つまり細身の1アウトプリーツパンツを選ぶとイイということです。
この形は実はプリーツパンツが出始めた頃によく見かけました。GTAのバイロンというモデルがまさにそれで、見た目はスリムパンツなのですが1プリーツデザインになっていたんです。いわばエレガントかつスタイリッシュというイイとこ取りをしているようなものですね。
でもこの形に慣れていくとだんだん物足りなくなってきて、やがて2インプリーツのような、選ぶはずがなかったであろうモデルに手を出すようになります。
それでは次項にてコーデの実例を紹介していきます。
コーディネート
まずは1アウトプリーツ。
ちょっと黒つぶれして仕様が分かりにくいですね。申し訳ないです。
腰回りにゆとりがあり、柔らかいアウトラインが確認できます。
とはいえぱっと見は腰回りのボリュームをさほど感じず、アウトラインがやや直線的になっているのが分かると思います。
ノープリーツの細身パンツに慣れている方であれば、コーディネートも普段通りでいいので、特にプリーツパンツだからといって構える必要もありません。
プリーツパンツ初心者におすすめモデルです。
ただし、同じアウトプリーツでも写真のように腰回りにわざとゆとりを持たせてるモデルもありますので、ご注意下さいね。
慣れてくると、恐らくこのぐらいのプリーツパンツが穿きたくなってくるとは思いますが。
次は2アウトプリーツ。
先ほどの直線的なアウトラインがなだらかになり、だいぶ雰囲気が変わりました。
腰回りはゆったとしており、テーパードが効いた膝下へと自然につながっています。
個人的にプリーツパンツの中で最も好きな形です。
トップスにも同じような柔らかいテイストのものを選ぶと、コーデ全体の雰囲気が倍増しますよ。
こちらも2アウトプリーツ。
インプリーツみたいに腰回りが膨らんで見えるかもしれませんが、膝下とのコントラストが強いからで実際はそこまでではありません。
ユニークなデザインでファッション性が高い1本です。
このコーデには直線的なアウトラインがないのですが、さすがにこの軽装具合ではエレガントど真ん中とは言えず、その親戚である「リラックス」と呼んだほうが良さそうです。
まとめ
- プリーツパンツはスリムパンツにはないエレガントな雰囲気を作れる
- 細身の1アウトプリーツはプリーツパンツ苦手勢におすすめ
- 慣れてきたら2プリーツにも挑戦してみよう、というかしたくなる
- プリーツパンツは一過性のものではない
苦手なモノ、コトの大半は慣れで克服することが出来ると思っていますし、振り返ってみるとなんであんなに拒否してたんだろと後悔したりすることも多いんですよね。