こんにちは、遊佐です。
皆さんは普段伊達メガネを使っていますか?
近年は特に眼鏡人気が高く、視力矯正としてではなくファッションとして使用している方が増えてきています。
僕もこのブログでよく紹介しているように、普段伊達メガネを愛用しています。
ですが伊達メガネに興味があり、着こなしに取り入れたいと思っているものの、なかなか踏み出せないという人が少なくありません。
その障害となっているのが、気恥ずかしさです。
ある日突然かけていき、周りから「急にどうしたの?」「なんかダサい?」と言われるのを想像しただけで、かける気がなくなりそうですもんね。
そこで今回のブログでは、伊達眼鏡をかける理由や意味、また気恥ずかしさについて話していき、そして最後に伊達眼鏡の選び方やおすすめモデルをご紹介したいと思います。
- 伊達メガネをかける理由は?その心理は?
- 伊達メガネをかけるのは恥ずかしい
- ダサいと思われているか心配
- どんな眼鏡がおすすめ?
【恥ずかしい?】伊達メガネをかける理由とは?お洒落とファッションに欠かせないアイテム

伊達メガネをかける理由
まずはファッションという側面ですね。
時計やアクセサリーと同様で、自分を引き立たせるためのもの。
ただ時計やアクセと違って、伊達眼鏡をかけるにあたっての抵抗になるのが、わざわざ感があるということだと思います。それは眼鏡が視力矯正道具としての側面を強く持っているからだと思います。
本来なら、つまり視力が正常ならかけなくていいものを、わざわざかけていることに、違和感を感じてしまう。だから眼鏡はファッションの一部だという説明をされても納得というかリアリティがないんです。
そこでファッションに加えて、もう一つ大事な側面になっているのが化粧。メイクやタトゥーと同じで顔を加工するものということで、髭をたくわえたりもそうですね。
眼鏡をかけることで垢抜けたり、新しいパーソナリティを作れたりと、まさに化粧効果を享受できるわけです。
化粧はそれこそ大昔の物語に出てくるくらい歴史のある文化で、化粧行為が人間のDNAに深く刻まれているといっても過言ではありません。つまりはもう本能に依拠するような行為ということなので、そう考えるとなんで眼鏡をかけるの?と聞くのは、なんで食欲が湧くのか、なんで眠るのかを聞くようなもので、答えをだす意味が全くないということになります。
気恥ずかしさについて
ただし同じ化粧行為でも、女性のメイクと伊達メガネで決定的に違うのが、母集団の大きさ。メイクをする人がある意味全ての女性だとすると、それに比べて伊達メガネ人口はかなり少数になります。
なので、伊達眼鏡をすると否応無く目立つことになる。
そうなると、最大の懸念点が「周りからの目」です。
いざ着用して登場した日には、「急にどうしたの?」という目線とコメントをもらい、一気に気恥ずかしくなるんですよね。お洒落しようと、さらにいうとカッコつけようとしている気持ちを丸裸にされていることが照れ臭いというわけです。
普段眼鏡をしていない人が眼鏡をしているのだから、周りからしたら気になるのは当たり前です。なのでリアクションをもらうことは所与のこととして、それに対してどういう心持ちでいるかというめちゃくちゃシンプルな話に帰着するのですが、結論、堂々としてなさいということです。
一番ダサいのが、「急にどうしたの?」に対して、ごちゃごちゃ言い訳みたいな答え方をすることです。例えば、紫外線がどうたらでとか、知り合いから似合うと言われてといったように、自分の意思でかけているのではない、仕方なくかけているというような風に言ってしまうこと。
なのでここはシンプルに、そして堂々と「前から興味があってかけたくて」とか「お洒落しようと思って」といった風に答えるのがおすすめで清々しい。さらに、「どう?似合ってるかな?」と、こっちからリアクションを聞きにいくと尚良いと思います。
要は丸裸にされて恥ずかしい思いをするのではなく、自ら脱ぎにいって心理的負担を下げにいくスタンスをとるのが肝心ですね。
伊達眼鏡の選び方
伊達眼鏡というからには、お洒落なデザインを求めていくことになるわけですが、具体的にどういう点に注意しながら選べばいいのか。
主観を捨て去る
眼鏡に限らずなんですが、入りたての時って視野がめちゃくちゃ狭いですよね。何かのきっかけでこのデザインがいいと思ったら、もうそれしか見えない。
例えば僕は5、6年くらい前はコンビフレームが好きで、オリバーピープルズのものを愛用していました。

当時は本当によくかけていて、他のコンビモデル、例えばEYEVANのE-0505も欲しくなったりしてましたね。
ですが今はというと、コンビフレームがあまり気分じゃないというか、好みのデザインではなくなっています。初心者の頃の好みはそれほど根っこがないというか、浅い知見の上に成り立ってるので、移ろいやすい。
もちろん気に入ったものを買えばいいのですが、しばらく経った後に「なぜここまで頑なにこだわってたんだろ」と思う時がきます。決して失敗だなんて思ってはいないのですが、これ一択と思うほどの熱を今はもう持っていないということです。
なので知識がないなかで、自分の好みを軸に決め打ちしないほうがいいでしょう。買い物の失敗経験は確かに必要ですが、似たような経験は既に他分野でしてきているはずなので、そろそろ学習して活かさないといけないということです。
「ベタ」は大事
主観よりも優先すべき指標が「ベタ」。
ベタやなーとか、被りそうだなーとか思うことってありますよね。あまりにも人気すぎて、着用者が多いあまり、敬遠してしまう。
ですがベタはそれだけ普及する理由があって間違いがないということであり、客観的指標において優れています。少なくとも根拠のうすい主観に比べて、いくぶんも頼りになるでしょう。
ユニクロが国民服として愛されているのと同じで、誰もユニクロをベタだとか言わないですよね。むしろ同じものを着ることで、着こなしでいかに差をつけようかと考えていますよね。
イイものはイイんだから皆んなで使おうということと、眼鏡そのものではなく使い方で差をつけようということです。
人気モデルを下調べ
一般的に人気とされる眼鏡を下調べしておきましょう。その際、あまり深く調べる必要はありません。評判や露出の高さぐらいで十分で、調べすぎると先ほど言った主観が出来上がりますので注意して下さい。
人気モデルの目安はSNSでよくレビューされているやつが目安になりますね。例えばジュリアスタートオプティカルのARとかです。
この下調べがなぜ必要かというと、スタッフさんのおすすめを鵜呑みにするのは危険だからです。というのも、僕が眼鏡初心者の頃に眼鏡屋さんで選んでもらった眼鏡が、しばらくしたらあんまりいけてないと思うことが多かったんですよね。納得して買っているからしょうがないんですけど、今見るとかけたくないと思うものばかり。
僕が初心者だったから売りやすいものすすめられた可能性はあります。ただあくまでも選んだのは自分なのでこれは完全に僕のミスということになります。
人気モデルは勝手に売れていくので店側からしても頑張って売る必要がなく、それよりも店全体の消化率を上げるためには売れないものをいかに売るかが重要なので、それ自体は会社員として人材価値を示す行為ではあります。
ただそういう会社側の都合の網をかいくぐらないと、自分が本当に価値あるものを手にすることができません。
以来思ったのは、自分でも予備知識を持っておいたほうがいいということ。担当してくれるスタッフさんによって変わる提案品ではなく、動かぬ岩盤のような絶対的評価のある眼鏡が基準になるように、勉強しておこうと思いました。
黒縁眼鏡は似合わない?
僕もそうだったのですが、眼鏡初心者の方で多いのが、黒フレームを探そうとする人です。「伊達眼鏡といえば黒フレーム」という、憧れに近いイメージを持っている方が多いのですが、ここは一旦立ち止まってほしいポイントです。
確かに手にとって見ている分には、黒フレームってかっこいいなーと思うのですが、いざ試着してみると、顔の印象が大きく変わることに気が付きます。
というのも黒色の物体を顔色にかけあわせるというのはコントラストが相当つくもので、しかも昨今はヴィンテージトレンドの影響もあって太リムのモデルも多いため、さらにコントラストが強くなるんですね。
コントラストが大きいということは当然目立つということなので、伊達眼鏡をかけるにあたっての懸念点「気恥ずかしさ」に引っかかってきます。
コントラストを下げるという点においては、顔色に馴染みやすい「べっ甲柄」が最適です。一口にべっ甲色といっても、赤みが強いものや黄色味の強いものなの、さらに斑の入り具合など様々なのですが、個人的には濃い目の赤茶色で斑の入り方が控えめなものがおすすめです。

こんな感じですね。べっ甲柄の中では落ち着いた色味。
実はコントラストを下げるという点においては、もっと明るい色味の方が効果的ではあるのですが、なぜこの色味がいいかというと比較的黒っぽく見えるからです。
いわば黒要素をやんわりと加味したべっ甲柄ということで、いいとこ取りのアプローチになっています。
誤解してほしくないのは、黒フレームがダメということではなく、べっ甲柄の方が実は似合っているという、まあまあ高い確率で起こる可能性を最初から摘んでしまうのはナンセンスだということです。
これが先ほども話したように、最初から盲目的に決めてかからずに視野を広くもっておくべきということでもあります。
おすすめモデル
AR

ジュリアスタートオプティカルのAR。色は茶べっ甲のデミアンバー。
初心者はこれを素直に買っておけばいいかと思います。
数ある中で完成形とも評価されるARのウェリントンシェイプは万能感と洒落感をにくいくらいに併せ持っています。
さほど太リムのモデルではないですがエッジが効いているので伊達眼鏡としての存在感が思いのほか出るのと、ダイヤモンドリベットも装飾性を付けてくれていますね。
極め付けは、タートオプティカルに端を発する歴史背景という他社が決してコピーできない世界観あるいはブランドを持っているということで、全ての要素において本当によくできた眼鏡です。

先ほど出した画像ですが、これくらいの斑の程度が使いやすい。

こちらは色違いのブラック。
ARがブラックが一番人気で、それはやはり伊達眼鏡感が一番でると思われているからだと思います。
こっちを選んでもいいですが、先ほど話したようにコントラストが出ますので、手にした時と実際にかけたときのギャップをしっかりと見極めてください。

ARは人気すぎてミーハーといった評価を懸念される方も少なくないと思いますが、眼鏡好きのいわば玄人たちが一軍として愛用しているモデルでもありますので、安心して使ってほしいです。
むしろ皆んなが使っているからこそ、使い方に差がつくというもので、そういう点に主眼を置いておくべきかと思います。
ただ意外と周りと被ることがないといいますか、街中で見かけることが実際はそこまで多くないんですよね。
時計ならロレックスやカルティエ、靴ならウェストンといった具合に、よく目にするものがあるのですが、そのあたりと比べてもARを見かける頻度は断然少ないです。ARがいくら人気とはいえ、お洒落眼鏡をかける人たちがまだまだ少ないということなのだと思います。
仮にARが好みでなくても、とりあえずこれにしておくというスタンスでいいと思います。僕も今回この眼鏡を推していますが、手持ちの中で一番気に入ってる眼鏡というわけではありません。じゃあなぜARを推すかというと、完成されたバランスのとれたデザインをしているためで、今後の眼鏡選びにおける基準になると思ったからです。そういう意味で最初の1本にふさわしい。
LEON

黒以外の色でもう一つおすすめなのが、グレーです。
黒よりも幾分柔らかい印象になり、顔に載せた時のコントラストもやはり小さくなります。
コントラストの話をしてきましたは、それでもどうしてもべっ甲柄よりも黒フレームの方がいいという方には、このグレーがはまるかもしれません。
さきほどご紹介しましたARにもグレーがラインナップされているので、そちらを選んでもいいですし、今回ご紹介しているイエローズプラスのLEONもとてもおすすめです。
癖のないウェリントンシェイプはかける人を選びません。
定番モデルなので、いつでも購入できますよ。
まとめ
- 伊達メガネをかけるという行為には、ファッションと化粧の二つの側面がある
- 伊達眼鏡には気恥ずかしさというハードルがあるが、自ら宣言をすることでハードルが下がる
- 伊達メガネを選ぶ際には、主観よりも客観性を重視し、人気モデルは下調べをし、黒縁至上主義にまったをかける
伊達メガネをかける理由、それはかっこつけたいから。以上。