こんにちは、遊佐です。
先日書いたダッフルコートの人気向上ブログに引き続いて、今回はオススメのメンズダッフルコートを紹介していこうと思います。
その名はGRENFELL(グレンフェル)。
これからダッフルコートを買ってみようかなと少しでも考えている方の参考になれば幸いです。
- オススメのダッフルコートを知りたい
- グレンフェルについて知りたい
【英国コートの雄】GRENFELL(グレンフェル)のダッフルコート「BAKER」の評判やサイズ感
GRENFELL
GRENFELL(グレンフェル)は1890年創業の英国コートブランド。
ブランドの始まりは医師であり冒険家でもあったグレンフェル卿が、極寒地での活動に耐えうる服をブランドにリクエストしたのがキッカケでした。
開発された素材は今やブランドの代名詞となっている「グレンフェルクロス」。
1インチ四方に600本以上の糸を編み込んだ超高密度な生地になっており、強靭で防風性や撥水性、透湿性に優れます。
また糸自体が細いので、コートが軽くなるんですよね。
僕もグレンフェルクロスを使ったステンカラーコートを1つ所有していますが、本当に軽くてしなやか。そして独特の光沢感あり。ちょっとベンタイルクロスに似てますね。
ゴム引きのように加工しているのではなく、コットン100%で天然機能素材を作れているわけですから素晴らしい。
グレンフェルは今でこそファッションの最前線で活躍する洗練されたブランドですが、出自からも分かるようにそもそもはアウトドア系だったんですよね。
アーカイブを掘り返すとアウトドアさながらのデザインをしたモデルが結構出てきます。
ダッフルコート
名作「BAKER」
お話ししたようにグレンフェルといえばグレンフェルクロスコートがアイコンなのですが、ダッフルコートも名作との呼び声が高いんです。
今回ご紹介するのはその定番モデルである「BAKER(ベイカー)」。
仕様はトグルやチンストラップ、フラップパッチポケット、ストームパッチ、フード付きとスタンダードなもの。
生地はウールナイロン混紡のメルトンで、柔らかいタッチをしていながら丈夫な質感を感じます。
またダブルフェイスになっており、保温性が高く触り心地もイイですね。
ダッフルコートによく見られるチェック柄の裏地はなく、どことなくミニマルな雰囲気です。
トグルパーツには本水牛とレザーが使われており、端正なデザインで仕上げられています。
太畝のヘリンボーン生地と相まって伝統的な雰囲気満載です。
同じモデルでレディースも展開しているのですが、着画がけっこう可愛いので女性の方オススメです。
細身のシルエット
シルエットは昔のダッフルコートと比べて細めでモダンに仕上げらています。
腕周りはゆったりしていますが、肩回りはコンパクトで、身頃は少し絞りが入ったボックスシルエットです。
ダッフルが敬遠される理由の一つが、全てのパーツがダボッとしているシルエットからにじみ出る野暮ったさで、そういう要素もあってかダッフルコートに対してダサいという印象を抱く人もいるかと思います。
ですがグレンフェルは、そういったネガティブな要素を克服したモダンなシルエットになっています。
細めと聞いて、普段オーバーサイズに慣れ親しんでいるいる人からすると不安に思われるかもしれませんが、あくまでも「ダッフルコートとしては」ということです。
ダッフルらしく十分ゆとりが確保されたサイズ感になっているので全く問題ありません。
コーデもしやすく、本当に上手いこと作られた設計図だと思います。
サイズ感に関しては後ほど改めてお話ししますね。
上品な佇まい
グレンフェルのダッフルコートの何がイイかと聞かれたら、僕は「フード」と答えます。
画像がちょっと分かりにくいかもですが、フードの大きさが小振りなんです。
首にちょこんと乗るような感じになって、前から見た時はもちろん後ろ姿が上品なんですよね。
フードの大きさなんて気にかけないかもしれませんが、これけっこう大事な要素なので機会があれば見てみてください。
とはいえフードがデカいからダメだというわけではありません。
そもそもダッフルのフードは出自を辿ると、海軍兵が帽子の上からかぶりやすいように大きめに作られているんですよね。
なので現在大きいフードのダッフルは、当時の名残を感じられるダッフルらしいものと言えます。
ただグレンフェルの場合は先ほどお話ししたように、シルエットを品よく仕上げてきているので、それに見合うようにフードの大きさにも気を遣ったということでしょう。
軽い着心地
ダッフルコートって見た目に重そうじゃないですか。
実際に重たいものが多く、実用的かどうかという点ではマイナス評価になりがちです。
ところが、グレンフェルのダッフルは軽いんですよね。しかもめちゃ暖かい。
コート探しをしている人で、出来れば軽いものがいいと思っている人は多いと思うので、この軽いという点は数あるダッフルコートブランドの中でアドバンテージになっているかと思います。
高い耐久性
現在3年目に突入しており、かなり粗く使っているのですが、全くへたる気配がありません。
生地組成はウール75%、ナイロン25%。
強度を上げるためかナイロン素材が入っており、それに見合う頑強さを感じます。
好きな洋服を気負いなく、そして長く使えるって嬉しいですね。
たまにお店の店員さんが「コレ一生使えますよ」という怪しい言葉を投げかけてきますが、しっかりと生地を仕込んだダッフルコートに関しては一生まではいかないまでも当てはまるのかもしれません。
サイズ感
サイズ展開はショップによって異なりますが大体36から42です。
僕は172㎝57kgでジャストサイズの36を着用しています。
ジャストサイズといっても、身幅や腕周りにダッフルらしい十分なゆとりがあり、インナーダウンを余裕で着れてしまうサイズ感です。
人によってはワンサイズ上げ、肩をドロップさせてオーバーサイズ気味に着ることもあるので、その辺りは好みで選ぶといいと思います。
着丈は裾が膝上ぐらいにくる長さです。
昨今のコートロング丈ブームを鑑みると少し短くは感じますが、ダッフルコートとしてはいつの時代も使いやすい定番の長さと言えるでしょう。
参考までに、同ブランドのステンカラーコートに関してはサイズ38を着用しています。
まとめ
- クラシックなディテールかつモダンなシルエット
- 柔らかくも丈夫な生地感
- ダッフルコートにしては軽く、それでいてとても暖かい
- 小振りな大きさのフードが上品な見た目を演出
- サイズ感は基本的にジャストサイズで問題ない
クセがなく、いろいろ気の利いたブランドだと思います。