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京都「知恩院」の三門で解脱する

皆さんこんにちは。遊佐です。

今回は京都東山を代表する寺院「知恩院」をご紹介致します。

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知恩院は浄土宗の総本山で、開祖「法然」がその基盤を造ったと言われています。

その後、江戸時代に入ってから、寺院を象徴する院内の建造物が建てられました。

今回はその中から三門御影堂をピックアップしています。

後述していますが、知恩院はとにかく「壮大な伽藍」なのです。

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山号は華頂山。

詳名は華頂山知恩教院大谷寺。

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知恩院を紹介する上で絶対に欠かせない建物が三門です。

国宝に指定されており、木造建築としては国内最大級のスケール。

三門はいわゆる山門なのですが、知恩院は特別にこれを「三門」と呼しています。

その名の通り3つの門を表しており、それぞれ

  • 空門
  • 無相門
  • 無願門

という名称です。

仏教でいう「悟りの境地」に入る為には、それぞれの門が意味する3つの執着から解き放たれる必要があるという、三解脱門を意味しています。

3つの執着とは、仏教で定義されている人間を苦しめる3つの煩悩です。

  • (とん)=我欲
  • (しん)=怒りや憎しみ
  • (ち) =愚かさ

欲に溺れ、誰かを憎み、無知である。

控えめに言っても幸せになれなさそうですが、これら煩悩は人間の本能とも言えるので、ここからの完全な離脱は難しいですね。

ちなみに楼上の内部が仏堂になっており、仏像や壁画で構成された荘厳な空間になっています。

普段は入ることが出来ませんが、特別公開をする時があるのでチャンスがあれば行ってみてください。

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三門にて3つの執着から逃れられた先は大殿へと続く長い石段です。

夏は緑の木々が美しく映えて、静謐な雰囲気を漂わせています。

真夏のこの石段を登るのは結構大変で、途中で休んでいる人もちらほら見かけます。

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三門と同じく、国宝に指定されている「御影堂」です。

寺院内で最も大きな伽藍である為、大殿とも呼ばれていますね。

堂内には法然の御影(木造)が安置されており、毎年4月には御忌大会が行われています。

約8年間に渡り改修工事が行われて長く閉鎖されていましたが、今年4月に落慶法要が行われ、晴れて完了となりました。

もし機会があれば、御影堂の壮大な外観、そして息を飲む程の絢爛たる内装を是非ご覧ください。

さて簡単ではありましたが、知恩院をご紹介して参りました。

各建造物のルーツがかなり深いので、深堀りしていくと面白いですよ。

 

最後まで読んで頂きましたありがとうございます。

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