ゆさん歩

人生を楽しむツール「ファッション」を綴ります

【ヴィンテージ生地】Lesca LUNETIERの「BRUT PANTO」をレビュー!Upcycling acetateシリーズの人気モデル

こんにちは、遊佐です。

今回のブログでは、ヴィンテージの生地が使われた眼鏡、Lesca LUNETIER「BRUT PANTO」をご紹介します。

レスカ家に眠っていた生地が時代を超えて現代で使われるという、まさにロマンの詰まった眼鏡です。

 

この記事はこんな人にオススメ
  • Lesca LUNETIERの評判は?
  • アップサイクリングアセテートとは?
  • ヴィンテージ眼鏡が好き

【デッドストック生地】Lesca LUNETIERの「BRUT PANTO」をレビュー!Upcycling acetateシリーズの人気モデル

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

Lesca LUNETIER

lesca lunetierは1964年にフランス南部のジュラで、ジョエル•レスカ氏によって創業。

ジュラはフランス眼鏡産業の地で、いわば日本の鯖江のようなところです。産業が拡大して最新鋭の設備が敷かれていく中で、ハンドの技術がきちんと継承されており、当時の設備もきちんと残されています。

LESCA LUNETIER

Lesca LUNETIERという名前はフランス語で「眼鏡屋レスカ」。

レスカは1900年代初期の頃から眼鏡作りに携わってきた一族で、そこがオリジナルブランドとして始めたのがLesca LUNETIERというわけです。

彼らは自分達の活動をフレンチヘリテージ(フランスの伝承)と称しており、トレンドの対岸にいるようなクラシックなデザインを得意としています。ラインナップの中には一大人気となったクラウンパント「PICA」というモデルがありますが、彼らにとっては伝統デザインの一つであり、たまたまトレンドに合致しただけに過ぎません。

市場の動向がどうであれ、あくまでヘリテージ、クラシックと真正面から向き合う本物のブランドです。

 

レスカには現行モデルの他にヴィンテージコレクションと呼ばれるものがあり、1950年〜1970年に仕掛かり品として眠っていたものを完成させて販売しています。基本的に1点物になるので希少な品物としてマニア人気が高いですね。

またヴィンテージの生地をアップサイクルしたモデルも数量限定で不定期に販売されており、毎度即完の盛況ぶり。そして今回ご紹介するモデルはこのシリーズのものになります。

 

ちなみにブランド名で「Lesca LUNETIER」と書かれているときは、現行コレクションのことを指しており、レスカヴィンテージとはまた別シリーズとなります。

ヴィンテージは確かに高い価値を有しているのですが、ヴィンテージはレスカに限らずサイズが小さくてかけにくいという欠点があるので(良さでもある)、そこを補っている現行モデルの方が実際は使いやすいです。

レスカはファッション好きが選ぶ眼鏡ブランドの1位か2位には入るのではないでしょうか。ここ2、3年で飛躍的に認知度、人気ともに高まっていますが、クラウンパントを象徴とするフレンチヴィンテージ人気の立役者とも言えますね。

BRUT PANTO

Upcycling acetate

今回ご紹介するモデルは、いわゆるリミテッドエディションにあたる「アップサイクリングアセテート」というシリーズのものになります。

このシリーズの眼鏡にはレスカ家に眠っていた50、60年代のデッドストックのアセテート生地が使われており、つまりはレスカヴィンテージのものと同一の生地が使われているということです。

ヴィンテージの眼鏡は当たり前ですが眼鏡として仕上がったものが歳月を重ねて現代に残っているわけですが、アップサイクリングは板状のまま残っていたヴィンテージ生地を今から削り出して今から眼鏡にしていきます。いわばコンディションの良いヴィンテージ眼鏡が出来上がるというわけですね。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

ヴィンテージ生地の魅力は、なんといっても現行モデルにはない独特の色艶です。

当然ながら再生産のない生地のため希少性が高く、それゆえにアップサイクリングシリーズは不定期に少量の販売となっています。

また、長年使われていなかった生地が製品として転生しているというアップサイクルの観点において、サステナブルな取り組みとしても評価されているようです。

BRUT PANTO 8mm

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

BRUT PANTO(ブリュットパント)はフレンチヴィンテージでおなじみのパリジャンシェイプの眼鏡。

フレンチヴィンテージの本家が作るパリジャンシェイプは他メーカーのそれとは一味違うもので、伝統と歴史から形作られる本物特有の重厚感を味わえます。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

先ほども話したように生地の色艶が美しい。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

モデル名にも入っている8mm厚のフロント。

8mmというのはけっこうなボリュームでして、上から見ると肉厚さがよく分かります。

顔に馴染みやすいバランスのいいフレームデザインというのもあって、重厚感がありながらも、さらっとかけられるが良いところ。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

カシメはフロント2PINで縦位置。

リムが丸みがあるのに対してブリッジは角が立っており、このバランス感が特徴的で好きなポイント。

LESCA LUNETIER BRUT PANTOテンプル2PIN。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

テンプルのデザインが気に入っており、エンドに向かって太くなっていくデザインは見た目の意匠だけでなく、かけた時の安定性も高めています。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

レンズにはオリジナルのフランス製ガラスカラーレンズが入れられています。ヴィンテージ生地の色味との一体感が美しいです。

LESCA LUNETIER BRUT PANTO

レスカには他にGAB2というパリジャンシェイプのものがありますが、リム幅やフロントPINの配置、キーホールブリッジの形などまた違ったデザインとなっており、それぞれの特徴を把握しながら楽しめます。

www.yusanpo.com

まとめ

ここがポイント
  • Lesca LUNETIERは20世紀初頭から眼鏡作りを手がけてきたフランスの老舗ブランド。現行に加えてヴィンテージコレクションも有する
  • Upcycling acetateシリーズは、ヴィンテージ生地をアップサイクルしたレスカの上位限定コレクション。現行にはない色艶のある生地が魅力で、不定期少量販売。
  • BRUT PANTOはフレンチヴィンテージを体現するパリジャンシェイプのモデル。8mm厚の重厚感あるリムが特徴的。

BRUT PANTOはシリーズ屈指の人気モデルですが、意外と店舗にラスト1点あったりしますので、気になった方は取り扱い店に問い合わせてみてください。

PICK OUT

2025年パンツの流行

2025年パンツ事情

スリム、テーパードと歩を進め、

今はストレートシルエットが軸に。

ワイドやフレアなど、

バリエーションを持って

コーデの土台「パンツ」を制しましょう。

HOT ENTRY

注目記事