ゆさん歩 trip & hobby

金沢と富山を元地元民の目線でご紹介。また趣味であるカメラ、ファッション、脳科学についても少し書いていきます。

ヴァイオリンが教えてくれたこと

こんにちは、遊佐です。

街の人、減ってきましたね。

家で過ごす時間が増えて何をしたらいいか分からないという声をよく聞きます。

こんな時こそ、やってみたかったことや、挫折してやらなくなってしまったことにトライしてみるのがいいと思います。

本屋さんでは、複数点買いがしばしば見受けられるとのこと。

この機に何かしらやってみようという気概みたいのモノを感じますね。

わざわざお出掛けせずにこの「時間」を、自分にとっての何かを生産するチャンスへと転換させてみると、家での手持ち無沙汰は幾許か解消されるのではないでしょうか。

僕は普段から家にいることが多いので、あまり生活スタイルの変化がないんですよね。とはいえ、まとまった時間が増えているのも事実。

なので僕はこの時間を使って、幼少期から習っているヴァイオリンを久しぶりに弾いています。

僕は5歳から約12年間程、ヴァイオリンを習っていました。

この12年間学習というのは凄いもので、今でも全く問題なく演奏することが出来るんですよ。

これは「ヴァイオリンを弾く」という行為が手続き記憶として脳内に保存されているからです。つまり、何も考えなくてもスムーズに手が動く状態ということ。

手続き記憶は脳に保存されると「忘れない」という特徴を持っているので、今でも僕はヴァイオリンを弾くことが出来るんです。

今回は、そんなヴァイオリンが脳にどんな影響を与えているのか。また、幼少期の教育プログラムの一環としてヴァイオリンが有効であることを書きました。

それでは早速いきましょう。

ヴァイオリンを弾く

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ヴァイオリンを弾くという行為は大きく以下に分解されます。

  • 見る
  • 聞く
  • 手を動かす
  • 考える

それぞれを司る視覚連合野、聴覚連合野、運動野そして前頭連合野といった多くの器官が連携しあって脳が非常に活性している状態になるんです。

特に最後の前頭連合野は重要で、活性させるほど鍛えることが出来るます。

前頭連合野は脳内で最も高次な存在として知性や思考、判断を司っており、脳内の他の器官が感知するあらゆるモノの情報を統合して最終的に判断する司令塔です。

人間が人間として存在するための器官ですね。

逆に前頭連合野は使わないと、どんどん衰えていきます。思考力や集中力が低い人、否定的意見にカッとなりやすい人は前頭連合野が衰えだしている黄色信号といえますので、気をつけてくださいね。

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先ほど説明しました、ヴァイオリンを弾く行為を構成する脳内器官の他に、もう一つ重要なモノがあります。

それが小脳と呼ばれる頭の丁度後ろ側にある器官。

ヴァイオリンで大事なことは、なによりも反復練習です。

僕は5歳から約12年の間、母の厳しい訓練により、ほぼ毎日欠かさず練習をしていました。

毎日同じ動きをしていると、その動きがやがて小脳に記憶されていきます。

つまり、身体が動きを覚えるということは、小脳へ動きを記憶させるということです。

中学に入る前までは特にヴァイオリンに没頭していた時期で、一日中弾いていた日もざらでしたね。

さて、このようにヴァイオリンを弾くと脳内が活性されることがお分かり頂けましたでしょうか。

 

幼少期がオススメ

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これはヴァイオリンに限らずですが、出来るだけ幼少期から弾いているとよいですね。

というのは先ほどの、小脳に動きを記憶させる力が幼少期と大人では天地程の差があるからです。

サッカーでも野球でも、幼少期から始めさせるのはその為です。

ただし、これはあくまで小脳に限った話。

思考能力を司る前頭連合野を鍛える分には、何歳からでも効果があるので、少しでも興味を持たれた方は今からでも是非やってみて下さい。

あと、もしこの記事を読まれている方が、幼い子を持つ親御さんであれば、お子さんにヴァイオリンを習わせてあげることをオススメします。

ヴァイオリンは教育に絶大な効果を発揮します。

これは僕も実際に体験していることなので間違いありません。

ヴァイオリンが上達する頃には、あるクセが頭に染み付いているハズです。

それは、反復練習と改善思考です。

これらを具体的にいうと、以下のようになります。

  • 反復練習の素晴らしい効果を身をもって経験出来るということ
  • 先生に指摘された改善点を修正し、次回先生に修正結果を報告し、合格をもらうという一連の修正思考をする経験を積めるということ

なにより重要なのは、これらの経験を幼少期から積めるということです。

最後に

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僕のヴァイオリンの先生が、昔言っていたことを今でも忘れません。

「君のような練習の仕方をしている子を何人か教え子に持ったけど、皆、他の分野でも上達が速かったりいい学校に行っているよ」

当時の僕は、その言葉の意味が十分に理解出来なかったですが、その後徐々に体感していくことになります。

ヴァイオリンの上達は、スキルの習得のコツを掴むことに他なりません。

毎日続けること、復習すること、改善すること、そしてこれらの効果を経験出来ること。

これらは、何のスキルを習得するにしても、共通にして必要不可欠な要素になります。

まさに「一芸は道に通ずる」です。

幼少期のうちに、無意識下において体験させておけば、大人になった時に強力な武器になるでしょう。

小学生の頃の僕は、学校が終わるとまっすぐ家に帰っていたので、放課後に誰かと遊んだ記憶はほとんどありません。友達が部活動でワイワイやっている時に、僕は家で黙々とヴァイオリンを弾き続ける日々。

正直嫌になった時期もありました。

毎日毎日、母親からの厳しい練習を受けると流石にイヤになります。

というのも、そもそもヴァイオリンを習せたのが僕の母親。習わせようと思ったキッカケは特になく、教育の為ということなど少しも考えていなかったようです。

なぜそれほどに弾かせようとするのか、よく分からない時期もありました。

でも当時の僕なりに、母親のアイコンである「一生懸命さ」を理解していたつもりだったので、頑張って弾いていましたね。

なにより僕がヴァイオリンを好きだったことが、長い間続けられた一番の要因です。

それを母親は分っていたのでしょうね。弾かせれば弾かせる程、僕がどんどん吸収していったから、それが母親にとって嬉しかったらしいです。

当時を振り返り「あの時がわたしの青春だった」と母親が言っていたのが印象的でした。

今でももちろん定期的に弾いていますし、アンサンブルもたまにやっています。

改めて、ヴァイオリンを弾いていてよかったなと思うとともに、母親への感謝をせずにはいられません。

それでは今日はこのへんで。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

※写真の楽譜は子供の時に使っていたもので、僕の大好きな、コレッリのクリスマス協奏曲です。