こんにちは、遊佐です。
今回のブログでは愛用しているアディダスのスニーカー「スタンスミス」のサイズ選びやコーデについて話していこうと思います。
- スタンスミスを久しぶりに新調したい
- スタンスミスのサイズ感がわからない
- 普段靴のサイズ選びが大きめだったりする
【サイズ選びは真剣に】アディダス「スタンスミス」のサイズ感や履き心地は?最新コーデも紹介します。
スタンスミス
まずはスタンスミスについて簡単におさらいしておきます。
スタンスミスは1971年にアディダスから発売されたスニーカー。
モデル名はアメリカのプロテニス選手「スタンレー・ロジャー・スミス」にちなんでおり、スタンスミスの原型である「ハイレット」をスタンレー氏が好んで履いていたことからスタンスミスの歴史は始まっています。
シュータンの顔・・・誰?といまだに知らない人もいると思いますが、スタンレー氏ご本人でした。
1991年には2000万足を超える販売実績をギネス認定され、世界一売れたスニーカーとしてその名を歴史に刻んでいます。
スタンスミスはそれ自体がブランドのようなもので、アディダスシューズの中でも異色な存在です。
品番違い
同じスタンスミスでも製造年度により品番が違い、デザインや素材が変わっているのはご存じでしょうか?例えば街中で見かけるタイプの多くはM品番が振り分けられており、ABCマートなどで手に入るいわゆる廉価モデル。テカリのある合皮、白ソール、厚みのあるシュータンといったディテールが特徴です。
僕が所有しているものは以下二つ。
D67361
D67361は2014年に発売されたモデルです。
天然皮革、生成りのソール、ヌバックの淡いグリーンヒールが特徴。
スタンスミスは2012年に販売休止となったのですが、2年ぶりに復刻モデルとして登場したのがD67361でした。
復活と共に海外セレブたちが愛用したのがきっかけとなり人気爆発。速攻で完売しました。
僕も当時、ジャケットスタイルに合わせるコーデで使っていましたが、アーカイブとして残したかったのであまり履いていません。
S75075
2016年モデル。
シボのような天然皮革、生成りのソール、そしてサイドに「STANSMITH」の刻印がゴールドで入ります。
ヒールの色がグレーの「クリアグラナイト」は特に人気で、僕もいろんな店を回って地方の洋服屋でようやく見つけました。
別に限定モデルでもなんでもなかったのですが、入手困難だったのを今でも覚えています。
コーディネートのしやすさ、ファッション性の高さから、洋服好きからの支持が特に高かったように思います。
現在スタンスミスはサステナブルの一環として合皮モデルに完全に切り替わり、天然皮革のものはなくなりました。
サイズ感
ハーフサイズアップ
着用サイズはUK8,JP26.5。
【管理人の足の特徴】
サイズ | 26センチ |
---|---|
特徴 |
幅広で甲高。かかとは小さめ。 |
人によっては+1.5㎝サイズで履くことも少なくないみたいですが、個人的にはオススメしません。やっても+1㎝までかなと。
理由は2つあって、一つはサイズ感の観点から。
スタンスミスは細身のように見えて、実際に履くとそうでもありません。
ゆるいとまでは言いませんが、典型的な幅広甲高足を持つ僕でさえ何の問題もないほどです。
それにスタンスミスのアッパーに使われる天然皮革は柔らかいので、慣らし運転なしでストレスなく履き始めることができます。
そしてもう一つはデザインの観点から。
スタンスミスはその端正なフォルムが肝になっているので、スニーカーあるあるの「大きく履いて紐で縛る」という履き方は適切ではないと思っています。
先ほどお話したようにスタンスミスは横幅の心配が必要な靴ではありません。それよりもサイズを上げて縦に長くなり過ぎるのを懸念すべきでしょう。
スタンスミスに限らず靴全般、ひいてはモノとしての観点から見ても、「small is beautiful」ではないですが必要以上に大きいサイズというものは見た目に美しくないということです。「大人が履く」スタンスミスとしては上品な見え方を求めたいところ。
革靴のように
スタンスミスに限らずですが、僕はスニーカー全般で大きなサイズ選びをすることは基本的にありません。
大きなサイズ選びをしているスニーカー好きの方も多いと聞きますが、彼らと僕の意見が異なるのは僕が革靴好き、ひいては革靴のフィッティングに慣れているからだと思います。
革靴好きの人ほど靴のサイズ選びはシビアに行います。
適正サイズをドンズバで見極めないと、見え方ひいては履き心地の良さを最大限に引き出せないからです。
そのためにハーフサイズをどうするかでギリギリまで迷うんですよね。ハーフ落とした方がいいか、でもそれだとしんどいかなとか。別の木型を参照したりなど。
少なくともスニーカー選びあるあるの、とりあえず大きく選んでおけというような大味な選び方は革靴好きの間では存在しません。
革靴でさえ日本のサラリーマンのフィッティングは大きすぎるので、おそらくスニーカー含めて適正サイズを履くという概念があまりないのかもしれません。
もちろんハーフサイズアップが適正ではないときもある。
例えば僕は同じアディダスのキャンパスを+1㎝で選んでいます。
ですがスタンスミスは先述したように、数あるスニーカーの中でも端正なルックスをしているので、革を使っていることも相まってドレスシューズのような細やかなサイズ選びをしたい。分厚い靴下を履いて着用するようなモデルでもありませんので、そのあたりの余裕を持たせる必要もありませんし。
普段大きめサイズを履くことに慣れきっている人は、サイズを少し下げて丁寧に履いてみることをオススメします。
履き心地
クッション性は別段高くありません。
悪いということはない。最近はクッション性に優れるスニーカーが多くなっているので、それらと比べると・・・という感じですね。
それよりもやはり革が柔らかいですね。
アッパーのフィット感というか柔らかな当たり方は、手もちのスニーカーの中でもトップクラスだと思います。
経年変化でフィット感も向上していきます。実際よく履いているS品番の方があまり履かないD品番よりも履き心地がいいです。徐々に履き心地が向上するというのも革靴と同じですね。
このあたりは適正なサイズ選びあっての話だということは言うまでもありません。
サイズの比較
サイズの比較検討として、同じアディダスのCAMPUSは27㎝を履いています。
CAMPUSはトゥが細いので、スタンスミスよりも0.5㎝サイズアップさせました。
そのかわりかかとが浮くというデメリットがあり、紐でしばって履いています。
フィット感はやはりスタンスミスの方がいいですね。
参考までに革靴の着用サイズを記載しておきます。
クロケット/ 341 |
サイズ7(E) |
---|---|
クロケット/325 | サイズ7(E) |
クロケット/337 | サイズ7h(E) |
クロケット/ 375 |
サイズ7h(E) |
クロケット/376 | サイズ7h(E) |
チャーチ/ 173 |
サイズ75(F) |
グリーンやジョンロブなんかも大体7か7hです。ウェストンはEウィズになると6hとか。
コーデ
スタンスミスを使った最新コーデをのせておきます。
2014年モデルを久しぶりに使ってみました。
coat:hevo
knit:drumohr
pants:berwich
スタンスミスブームで沸いた当時はスーツやジャケパンに合わせたりとドレスライクな装いが目立ちましたが、今はこんな感じでしょうか。
ここでスタンスミスじゃなくて、ファッションブランドのコートスニーカーを合わせてもいいのですが、それだと隙がなさすぎてやや面白みに欠けることもあります。
少しリラックスというか遊ぶ感じでスタンスミスを合わせると効果的です。
ヒールの色によっては合わせるパンツの色を考えたほうがいいですね。
今回のようなグリーンヒールはスタンスミス定番と言えるものの、実は合わせるのが厄介だったりします。
その点、クリアグラナイトの汎用性はかなり高いなと改めて思います。
正直ここまで気にして履いている人も少ないと思いますが、その中でこだわって履ける余地を残してくれているところがスタンスミスの面白いところ。
まとめ
- スタンスミスは細身に見えて意外と楽な履き心地
- サイズ選びはハーフサイズアップがオススメ
- 端正なフォルムなので、そのビジュアルを損なってはいけない。革靴のように丁寧なサイズ選びを心がけたい。
- 少し遊び心を持ってコーディネートしてみると、「大人のスタンスミス」になる
誰もが簡単に履けてしまう靴ですが、誰もが味わえていない、こだわれる要素が詰まった大人の遊び靴。その分サイズ選びは真剣に行いたい。