こんにちは、遊佐です。
僕は普段写真を撮るのが趣味で、いつもカバンにカメラを忍ばせて歩いています。
写真が好きになってからは、ファッションや旅がより楽しくなりました。
写真が好きになったきっかけが2つあるんです。
一つは6年ぐらい前に、何気なく撮った写真を友人夫婦にディスられたこと。
人の悪口なんて一切言わない、ほんとに心優しい大好きな夫婦なのですが、そんな彼らに「コレひどいね」と言わしめた写真があるんです。
そんなにひどいのかと絶望しましたが一念発起し、スマホカメラで修行を開始します。
もう一つは「ただ君を愛してる」という映画を観たこと。
スマホで写真修行をしてしばらくした後に、TSUTAYAでなんとなくDVDを借りたのですが、この映画が僕の写真魂にさらに火をつけました。
ということで、今回はこの映画をみなさんに紹介していこうと思います。
まだ見てないよ〜という方にとってはネタバレの内容になりますので、その点ご注意ください。
見たことある人は、上映当時の懐かしさに浸っていただけると幸いです。
- 恋愛映画が好き
- 写真が好き
- 宮崎あおいが好きだ
【ネタバレあり】写真好きがオススメする映画「ただ、君を愛してる」
ただ、君を愛してる
「ただ君を愛してる」は2006年に公開された恋愛映画で、宮崎あおいと玉木宏が主演しています。
他に黒木メイサや小出恵介、青木崇高、上原美佐などが友人役として出演しており、今は有名になった俳優さんたちの若かりし姿を見ることができます。
青木さんが後に、るろうに剣心で相良左之助を演じるなんて当時は思いも寄らなかったですね。
主題歌は大塚愛の「恋愛写真」。
この映画のタイトルは当初別の名前でしたが、歌詞の中に出てくるフレーズ「ただ君を愛してる」を聞いた監督がタイトルチェンジしたそうです。
公開当時は僕は大学生で、周りで話題になっていたのは覚えているのですが、結局観に行かなかったんですよね。
大学時代はこういう映画を彼女と観に行けばよかったのですが、こともあろうにクローズZEROの鑑賞に付き合わせてしまい、後でぶん殴られそうになりました。
イケメンがいっぱい登場するから喜ぶと思ったんだけどダメだった?(そういう問題じゃない)
あらすじ
「生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋」
誠人は大学の入学式に向かう途中の交差点で、同じく新入生の静流と出会います。
静流は最初、「ある理由」から食事を極端に制限していたせいで、歳のわりに幼い姿をしていました。
でも好きになった誠人のために大人の女性になりたいと願うようになり、食事制限を解いた結果、体が成長していきます。
ただそれは同時に自分の命の刻限を早める行為でもありました。
誠人は静流の気持ちを知りつつも同級生の女性みゆきに恋心を抱いており、最初は静流の気持ちに応えることはなかったのですが、ある日ふと大人の女性へと成長した静流の顔を見て恋に落ちます。
晴れて両思いとなり、その日から最高の日々が始まると信じていたのですが、時すでにおそし。
静流は突然大学を退学し、誠人の前から姿を消します。
誠人が大学を卒業してカメラマンとして働きはじめた頃、静流から一通のエアメールが届きます。
驚いた誠人は差し出し元であるニューヨークに飛び、静流との再会を心待ちにしますが、待っていたのはあまりにも残酷な事実でした。
そして最後に静流の本当の想いを知ることになるのです。
見るべきポイント
宮崎あおい
この映画は、宮崎あおいを観る映画と言っても過言ではありません。
静流は物語が進むにつれて、幼く垢抜けない女の子から美しい大人の女性へと変わっていくのですが、宮崎あおいはこれを見事に演じ切りました。
最初と最後の静流はもう完全に別人で、本当に同じ人??という感じです。
性格など個人の好き嫌いはあるとしても、この演技力は一見の価値があると思います。
僕ははじめは宮崎あおいのことがあまり好きではなかったのですが、この映画を観て印象が180度変わりました。
声が魅力的なんだよな〜。
映像
宮崎あおいの演技力には度肝を抜かれた。
可愛かった。
でも映画を見終わった後に一番心に残っていたのは、恋愛模様ではなく映像美でした。
カメラや写真が題材の1つなだけあって、映像がめちゃくちゃ美しいんですよね。
構図や色味などに心奪われ、こんな風に撮ってみたいと強く想い、血が滾りました。
そしてその勢いのまま家電屋に向かい、気が付けばCANONのカメラをゲットしていました。
特に静流と誠人が写活をする森のシーンが綺麗なんですよね。
つまらない?
高評価が多い一方で、「つまらない」という意見も散見され、以下のような点が指摘されがちです。
- 静流が自分勝手すぎる
- 宮崎あおいの演技があざとい
- 玉木宏はミスキャスト
- 話の展開が急すぎる
- リアル世界にファンタジー要素が入っており、感情移入できない
まず事実として、この映画は高い評価はされてはいるものの、賞や興行成績という点ではイマイチな作品でした。
ストーリー自体は静流の特殊な役設定を除いてはよくある内容です。
そして確かに批判されるようにストーリー展開に関しては雑いところがあります。
煮詰めたらもっといい映画になりえたのにな~というのが率直な感想です。
物語、特に後半の急な展開についていけないという批判意見も分かります。
あと玉木宏がミスキャストという意見ですが、これも同感です。
誠人は若干ダサめで人見知りの平凡男性という役なので、モデル体型で超イケメンの玉木宏が演じるにはちょっと無理があり、仕草やセリフまわしが不自然すぎるんですよね。
とはいえこの映画が公開される前年までの玉木宏はまだ大ブレイクしておらず、男前キャラとしての認知が世間一般にはされていなかったので、誠人役にキャスティングされても不思議ではなかったのかもしれません。
ただ今観ると完全に玉木宏の無駄遣いになっており、どう考えても「千秋せんぱ~い」がハマり役です。
つまるところ、宮崎あおいがいなければ、この映画は終わっていたかも・・・。
まとめ
- 宮崎あおいがとにかく素晴らしい
- 映像が美しい
- ストーリーは凡庸で少し雑
- 泣けるか泣けないかは貴方しだい
もしかしたら貴方もカメラが欲しくなるかも!?
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