こんにちは、遊佐です。
おうち時間が増える中、少しでも充実した時間を過ごすためにテーブルウェアを整えている方は多いと思います。
お気に入りのグラスウェアやカトラリーを使っての食事は、より美味しく感じるし、なにより楽しいですよね。
僕も書斎にいる時間が長いので、コーヒーや紅茶を飲んで気分転換をしているのですが、その際にダブルウォールグラスをよく使っています。
BODUMやRayES、KINTOなど人気ブランドが展開しているグラスですが、今回は僕が普段愛用しているKINTO(キントー)のダブルウォールグラスをご紹介。
日々使用するものということで、耐久性やサイズ感に関して知りたいという人が多いと思うので、そのあたりに焦点を置きながらレビューしていきます。
- KINTOのダブルウォールグラスは割れやすいのか気になっている
- サイズ選びに迷っている
- ダブルウォールグラスの購入を検討中
【割れる?】KINTOのダブルウォールグラスをレビュー
KINTO
KINTO(キントー)はテーブルウェアやコーヒーウェア、インテリア雑貨を手がける日本ブランドです。
元々食品卸売業として1972年に創業しましたが、その後自分たちが理想とするモノを求めてオリジナルブランドを立ち上げます。
使い心地と佇まいをブランドコンセプトに据えており、皆の日常に寄り添うような商品デザインが特徴です。
今やその人気は国内だけでなくヨーロッパやアメリカにまで拡大し、多くのファンを作り続けています。
ダブルウォールグラス
二重ガラス構造
ダブルウォールグラスとは、断熱二重構造になっているグラスのこと。
ガラスの間にできた空気層が断熱材となり、以下の効果を発揮します。
- 高い保温性
- 結露しにくい
- グラスが熱くならない
高い保温性
温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま温度を保ってくれるので、美味しさが一定時間持続します。
とはいえ中空断熱タイプなので、人によっては保温性がイマイチと感じる方がいるかもしれませんが、グラス1杯を飲み干す時間程度は保温してくれます。
もし長時間にわたる保温性を求めるのであれば、真空断熱タイプのタンブラーがオススメです。
結露しにくい
夏の暑い日でもグラスが結露しにくいので、机がビチャビチャになることがありません(コースター不要)。
部屋の温度が高い場合は徐々に結露していきますが、普通のグラスに比べると結露するスピードは全然遅いです。
グラスが熱くならない
レンジで加熱した直後でも熱くならないので、すぐに手で持てます。
同様に飲み口も熱くならないので、口をつけやすいです。
個人的には保温効果より、この効果が気に入っています。
デザイン性
ダブルウォールグラスの醍醐味は、飲み物を入れたときの姿形を見て楽しめること。
液体が曲線の形になって浮遊しているように見える様は、シンプルに美しいです。
そして一目でKINTOと分かるデザインが、土星の輪のような形になっている外周のリング。
好みが分かれるデザインではあるのですが、僕はこのデザインが気に入ってリピート購入し続けています。
見た目だけでなく、グラスを持った時にリングが中指に引っ掛かるので、手への収まりが良いんですよね。
飲み口は少し分厚めで丸みがあって、口に優しく当たるのが特徴です。
ただ普段薄い飲み口で慣れている人は、厚みに最初違和感を感じると思います。
ガラスというよりもプラスティックのような質感で、持った時もめちゃ軽いんですよね。そのせいか、オシャレなデザインではあるものの、高級感は特に感じません。
耐熱ガラス使用
耐熱温度120℃の耐熱ガラスが使用されているので、電子レンジや食洗機の使用が可能です。
温め直しの際は、グラスをそのままレンジに入れられるので便利ですね。
ただ食洗機の使用に関してはやや慎重になったほうがいいと思います。
この件に関しては、後ほど解説させてもらいますね。
割れる?
口コミで「KINTOのダブルウォールグラスは割れやすい」という声を見かけることがありますが、実際のところどうなのか??
僕は実際に割ったことはないのですが、購入して半年ほど経ったときに、縁と内側にヒビが入っていることに気付きました。
最初は全く分からなかったのですが、ある日、水が空気層に侵入していることに気付き、よく見たら内側にヒビが入っているのを見つけたんですよね。
そのまま全体チェックしていたら、縁にもヒビが入っていました。
荒い扱い方をした覚えは全くないのですがKINTOのグラスだけヒビが入っていたので、割れこそしてないにしろ耐久性は高くなさそうです。
ただ耐久性の問題はKINTOに限ったことではなく、薄いガラスを使っているダブルウォールグラス自体に当てはまるものです。
なので割れやすいという性質がダブルウォールグラスの宿命だと思って付き合っていったほうが合理的だと思います。
その上で以下の点に気を付けていけば、長持ちさせることも可能です。
- 衝撃を加えない
- 傷を付けない
- 急冷しない
衝撃を加えない
ちょっとの衝撃でも破損につながると思って使うくらいが丁度いいです。
ぶつけない、落とさないは当たり前ですが、乾杯もやめておいた方がいいと思います。
氷を入れる時も慎重に優しく入れましょう。
勢いよく入れて、ガラス内側の底が貫通したという事例も普通に起きます。
傷を付けない
傷が入ると、そこを起点にして破損につながるので、普段から気を付けておいた方がいいです。
具体的には洗う際に、金属入りタワシや、研磨剤入り洗剤を使わないこと。
できるだけ柔らかいスポンジを使いましょう。
急冷しない
急冷も衝撃の一つなので要注意です。
KINTOは耐熱温度120℃の耐熱ガラスを使用しているので、理論上はこの温度内での急熱、急冷に耐性があります。
とはいえ、安心しきらずに気を付けたほうがいいです。
実際に、KINTOの注意書きにも急冷は避けろと書かれています。
具体的には、加熱後すぐに濡れた布で持ったり、水で冷やしたりといったことです。
あと洗浄機も避けた方がベターかなと思っています。
KINTOは洗浄機の使用にOK出していますが、グラスの脆さを考えると正直心配です。
例えば自分が気が付いていない小さな傷が入った状態で洗浄機にぶちこむと、それが起点になって破損してしまうかもしれません。
サイズ選び
KINTOのダブルウォールグラスは、サイズまたは用途に応じて6種類の展開があります。
中でも250ml(コーヒーカップ)と350ml(アイスティーグラス)の人気が高いのですが、同じ形状をしているので、どっちにしようかと迷う人も多いんですよね。
それぞれ使用用途が明記されているとはいえ、一つのグラスを使い回す人にとっては重要な選択。
僕は普段両方のサイズを使用しているので、それぞれの使用感を記載しておきます。
250ml
コーヒーカップとして作られているので、容量は大きくありません。
ただ「モノ」としてのサイズ感が良く、見た目も上品に写ります。
テーブルに料理と一緒に並べたときの全体のバランスもいいので、見栄え重視なら250mlがオススメです。
KINTOのダブルウォールグラスを使っているホテルやカフェでも、このサイズで出てくることが多いですね。
普段自分がゴクゴク飲むのには少々物足りないかもしれないですが、人前に出す際には丁度いいサイズだと思います。
350ml
アイスティーグラスとして作られており、たっぷり入るのが魅力的。
缶ビールも少しずつ注いでいけば、ぎりぎり収まるサイズです。
ただその分、でかい。
男の僕が持っても大きいと感じるので、女性の方が持つと大きさが際立ちます。
お客さんが自分の家に来た時に、僕はこのサイズのグラスを出すのは正直気が引けますね。
自分がゴクゴク飲みたいときに適したサイズではないでしょうか。
まとめると
- 見栄え重視なら、250ml
- 自分がたっぷり飲みたいなら、350ml
個体差について
僕はこれまでKINTOのダブルウォールグラスをリピート購入してきていますが、飲み口の内側に段差が発生している個体に遭遇したことがあります。
写真では分からないと思いますが、飲み口を指でなぞっていくと段差のある箇所がはっきり分かります。
使用上は特に問題ないので僕はそのまま使用していますが、飲む際に段差が口に触って気になるという人もいるはず。
口コミでも指摘されている箇所なので、この個体に遭遇する可能性はそんなに低くなさそうです。
より満足いく状態の個体を手にしたい場合は、通販ではなく店頭で全チェックしながら購入することをオススメします。
ちなみに「グラスの底に気泡のようなものがあって気になる」と言っている方がたまにおられますが、これは個体差によるものではありません。
吹きガラス製法で発生する穴を塞いだ跡で、製造上の工程によるものです。
職人さんが一つ一つ手作りしている証でもあるので安心して使ってください。
まとめ
- 飲み物が浮遊して見えるデザインがオシャレ
- 保温性が高く、結露しにくい
- 加熱した直後でもグラスが熱くならず、すぐに手で持てる
- リングのデザインがユニークで、手への収まりもいい
- 割れやすいが、そういうものです
グラスの見た目は本当に大事です。たとえ普通の水であったとしても、見た目がいいだけで美味しく感じます。
【こちらもオススメ】
【KINTO / ダブルウォールグラス】
素材 |
耐熱ガラス(耐熱温度120℃) |
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サイズ |
※mm表示 250ml: 70(飲み口直径) 85(最大幅) 100(高さ)
350ml: 75(飲み口直径) 90(最大幅) 120(高さ) |
生産国 |
中国 |
備考 |
電子レンジ可、食洗機可 |