ゆさん歩 trip & hobby

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「ただ君だけを見つめる」集中の学習法とは

こんにちは、遊佐です。

週末自粛はもはや当たり前になり、テレワーク化も進み、自宅にいる時間も増えてきました。

自宅で仕事をしていると集中力が続かないという声がちらほら聞こえてきます。

 

ついついスマホ触っちゃう。

いつの間にかYouTube見ちゃう。

 

集中力が続かない人には、あるモノが決定的に不足しています。

今回はそのあるモノを紹介しつつ、集中力を高める方法を書きました。

まずは「集中している」とはどういう状態なのかを知ることから始めます。

選択的注意

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「集中している」とは、そもそもどういうことなのか。

端的に言えば、選択的注意力が高いということです。

選択的注意とは、沢山の情報の中から一つのことだけに目を向け続けることです。

世の中には膨大な数の情報が溢れかえっていますよね。

僕たちが意識しているものだけではなく、全く意識していない情報までもが常に脳内にはなだれ込んでいるのです。

この意識していない情報が全て脳内に入ってしまうと、大半の人間は精神に異常をきたすようになります。

それを未然に防いでくれているのが、視床という情報フィルター役を務める器官です。

視床が常に情報を取捨選択してくれているおかげで、僕たちは情報の渦に飲み込まれないで済んでいます。

このあたりのことは以前の記事で書いていますので、よかったら読んでみて下さい。

www.yusanpo.com

問題は、僕たちが意識して脳内に入れている情報の取捨選択です。

いかに他のことに気を取られずに、意識的に選択出来ると「集中している」状態に突入します。

それには僕たちの意識を司る「前頭連合野」が活性している必要があります。

そして前頭連合野を活性させるには、報酬系というシステムを使わなければいけません。

 

報酬系

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報酬系とは、神経伝達物質「ドーパミン」を脳内に分泌させることにより、僕達に快感を味あわせ、また同じことをさせようとする、脳に仕込まれたプログラムです。

関連記事として以下ご参照下さいませ。

 

www.yusanpo.com

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では報酬系がどのようにして機能しているかを解説していきます。

情動を司る大脳辺縁系の器官「偏桃体」が感情を決定した際に、つまり「楽しい!」とあなたが感じた時、その感情が神経伝達物質「ドーパミン」として分泌されます。

ドーパミンは脳幹の無髄神経系という神経細胞群の中のA8~A16神経細胞から分泌され、脳内の様々な領域へ伝達されるのですが、特に重要な伝達ルートが2つあるんです。

1つは、側坐核を経由して大脳辺縁系へ伝達されるルート。

側坐核はやる気のスイッチとも言われており、ここを経由することで偏桃体やその隣の海馬と連携し、気持ちの昂ぶりを発生させます。

もう1つは、A8~A16神経の中で最も快楽を発生させるA10神経を使ったルートです。

このルートは脳内を寄り道せずに、一直線に前頭連合野へと繋がっています。

意思や感情を統合している前頭連合野へドーパミンを直接注ぎ込むことで、僕たちは大きな快感、すなわちまた同じことをして快感を味わいたいと思うようになるんです。

このようにドーパミンが側坐核や前頭連合野へと伝達されることで、多幸感、意欲、そして集中力を高めることが出来ます。

何度も書いていますが、ドーパミンが分泌される時は美味しいものを食べる、上司に褒められる、恋愛するといった行為がなされた時。

この時、「嬉しい!楽しい!」と感じた脳はドーパミンを分泌させ、また同じことを僕達にさせるんですね。

そしてこれらは全て脳に仕込まれた、原始の頃から存在するプログラムによるもので、人間という種の保存を目的としています。

負荷の利用

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無髄神経系から分泌される神経伝達物質には、ドーパミンの他に重要なものがもう1つあります。

それはノルアドレナリンです。

ノルアドレナリンは不安や恐怖を感じた時に分泌されるもので、別名ストレスホルモンとも呼ばれています。

こちらの記事で詳しく解説していますのでご参照くださいませ。

www.yusanpo.com

ノルアドレナリンはストレスを受けたときに、神経伝達物質としてや、副腎髄質ホルモンとして発生し、僕達を不安や恐怖に陥れ、血圧や心拍数を上昇させます。

これも脳内プログラムによるもので、脳は僕たちが今まさに危険な状態に直面しているのだと認識するんです。

実際は社内プレゼン前とか発表会直前とかの緊張する場面なのですが、緊張が生み出した不安という感情が、未だ原始時代にいる脳を錯覚させて、獣との戦闘モードか逃走モードにギアチェンジしてしまうのです。

この「原始時代の危険」なシーンを切り抜けるために、脳は血圧と心拍数を上げて集中力を一時的に高めます。

 

「なんとしてでも生き残らなければ!」

 

という脳プログラムがそうさせるのです。

このストレスは、心身を蝕むキラーストレスとは違い「頑張るストレス」とも呼ばれており、集中力を高めるのに非常に有効なので大いに奨励して下さい。

ストレスを自己にかける方法としては、「時間制限を設ける」というのもイイですね。

時間が刻一刻と減っていく中、何かを成し遂げなければならないという状況は、かなりのプレッシャーを生み出すストレス環境です。

でもこんな時こそタスクがはかどり、ダラダラやっている時とはまるで違うような成果を作れているはずです。

言うまでもなく、一時的に高められた集中力のおかげですね。

とはいえ、慢性的に続けているとキラーストレスになりかねないので、ご注意下さい。

まとめ

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それでは最後にまとめます。

  • 集中力を高めるとは選択的注意力を高めることである
  • 選択的注意力を高めるには前頭連合野を活性させなければならない
  • 前頭連合野の活性には報酬系のドーパミンが有効
  • 適度なストレス「頑張るストレス」はノルアドレナリンを分泌させ集中力を一時的に高めてくれる
  • あえて自分を「頑張るストレス」環境下に置いてみるべし
  • ただし慢性的にやっていると危険なので、程々に。

さて数回にわたって書いてきました学習法シリーズは今回で一旦終了です。

学習法といっても、いずれもこれまでに聞いたことあるものばかりだと思いますが、それをサイエンスによって理解することで、より納得して実行出来るのではないでしょうか。

なんで復習は大事なの?

なんで悔しい、悲しい記憶はいつまでも覚えているの?

これらの意味を理解するということは、脳内に仕込まれたプログラムを知るということに他なりません。

このプログラムには僕たちの意思や目的といったものはそもそも存在せず、ただそういうものがあるという事実のみ。

良くも悪くもそのプログラムがこれからも実行されるのであれば、その性質を利用して自分たちの生活に活かしていくことが重要かつ自然ですよね。

それでは今日はこのへんで。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。