こんにちは、遊佐です。
コロナ禍で健康意識が高まった影響で、ヨーグルトや納豆など発酵食品の売れ行きが好調です。
発酵食品は栄養価が高い上に善玉菌を多く含むので、腸内環境を整えてくれます。
最近「腸活」という言葉をよく聞くのも、コロナ禍が背景にあるようです。
僕も普段納豆をよく食べるのですが、加えて「甘酒」を飲む習慣を持っています。
甘酒はヨーグルトや納豆ほどではないですが、人気のある発酵食品。
4、5年ぐらい前に大ブームになったのを覚えている方も多いと思います。
今では健康維持食品として定着し、スーパーでもよく見かけますが、なにせ種類が多い。
そこで今回は、僕が普段飲んでいる甘酒を紹介すると共に、改めて甘酒の効能についても解説していきます。
- 普段よく甘酒を飲む
- 夏バテを起こしやすい
- 健康習慣に興味がある
- ぶっちゃけ甘酒が苦手
夏バテ防止にオススメ!金沢の老舗酒造「福光屋」が作る糀甘酒
甘酒は苦手?
オススメ商品を紹介する前に、甘酒への認識を簡単に整理しておきたいと思います。
というのも甘酒は今でこそ健康維持食品として定着しましたが、それまでは苦手な飲み物として語られることが多い飲み物だったからです。
そして今でも苦手な印象を持っている方は少なくありません。
甘酒が苦手とされる理由として、以下のようなものがあります。
- 独特の匂いと味が嫌い
- 粒の食感がゴロゴロして舌にさわる
- ドロドロしている
要するにクセが強すぎるんですよね。
味も匂いも食感も全部クセがあるもんだから、敬遠されても仕方ないのかもしれません。
ところで甘酒には、製法によって大きく2つの種類に分けられているのをご存知でしょうか?
- 酒粕甘酒
- 米麹甘酒
日本酒を作る時に出る酒粕を、お湯に溶かして砂糖を加えたもの。
アルコール成分を含み、酒粕特有の味や匂いがあります。
米と米麹のみで作られており、アルコール成分を含まない。
カビの一種である麹菌が米のデンプンをブドウ糖に分解することで、砂糖なしで自然な甘味を出すことができます。
もうお分かり頂けたかもしれませんが、一般的に苦手とされる甘酒は酒粕甘酒です。
酒粕はクセがかなり強いので、苦手な人が結構多いんですよね。
そのため、砂糖を入れて飲みやすくしているのですが、それでも苦手は人は苦手です。
それに対し、一般的によく販売されている人気の甘酒が米麹甘酒。
先ほど書いた「甘酒が苦手な理由」を、そのままひっくり返したような特徴を持っています。
- 自然な甘みがある
- 粒感が控えめ
- さらっとしてる
要するに、クセがなく飲みやすいんです。
さらにアルコールが含まれていないので、小さな子供や妊婦さんにも飲んでもらえます。
今回ご紹介する甘酒は、この米麹タイプのものです。
福光屋の糀甘酒
福光屋とは?
福光屋は石川県金沢市にある酒蔵。
1625年に創業し、金沢では最も歴史が長い老舗です。
水は酒造りにとって命とも言えますが、福光屋のお酒には「100年水」と呼ばれる水が使われています。
霊峰白山から約100年かけて辿り着いた水が酒蔵の地下から湧いており、その成分が酒造りに適したものになっているんです。
受け継がれる伝統技術に加えて、100年水と契約栽培米を備え、純米蔵としての地位を確立しています。
また福光屋は「SAKE SHOP」という小売店を運営しており、純米酒や肴、酒器などを購入することができます。
金沢本店は僕もたまに行くお店です。
関東を含めていくつか店舗があるのですが、本店に行くと酒蔵見学が出来、タイミングが合えば搾りたての日本酒を試飲することもできますよ(要予約)。
飲みやすい甘酒
糀甘酒にも、純米酒と同様に100年水と契約栽培米が使われています。
純粋に米と米麹のみで作られており、砂糖はおろか一切の添加物を含んでいません。
米麹甘酒には保存料などの添加物が含まれているものもあるので、このあたりは大事なポイントです。
また先ほどもお話ししたようにアルコール成分がないので、小さなお子さんや妊婦の方にも飲んでもらえます。
飲んだ感想はこんな感じです。
甘さ | やさしく上品な甘さ |
---|---|
粒感 | 小さい |
とろみ | さらっとしている |
後味 | すっきりしている |
一言でいうと、 「飲みやすい」
程よい甘さで口当たりがよく、さらには後味がスッキリしているのでゴクゴクいけちゃいます。
飲んだ後に甘さが口に残るのが苦手な方には特にオススメです。
口コミでも、飲みやすさの点はかなり高く評価されており、甘酒が苦手だった人がこれなら飲めると太鼓判を押すほど。
人によってはもう少し甘みがあった方がいいかなと感じるかもしれませんが、それぐらい自然な甘さということでもあり、習慣として飲み続けるには丁度いいと思います。
個人的には、口当たりが特に気に入っています。
米麹甘酒ならではのサラッと感は残しつつ、滑らかなんですよね。
このあたりは老舗酒蔵ならではの経験値が活きているのかもしれません。
飲み方は3通りあります。
- 温める
- 冷やす
- 凍らせてシャーベット状にする
僕は冷やして夏によく飲んでいます。
後述していますが、甘酒は夏バテ対策としてめちゃ効果的なんです。
甘酒は冬に飲むイメージが強いかもしれませんが、俳句の世界では夏の季語として扱われています。
実際、江戸時代の頃には既に夏バテ予防として飲まれていました。
飲む以外に、煮物などの調味料としても効果的です。
お米由来の自然な甘みが砂糖がわりになって、いいコクを出してくれます。
他の甘酒と比べて値段は高めですが、味や口当たりの良さはその分保証されています。
ペットボトルタイプの他に、紙パックやパウチタイプもあるので好みの携帯を選んでください。
気に入ったらまとめ買いしておくと便利です。
健康のために
高い栄養成分
冒頭でお話ししたように、甘酒が人気の理由は健康や美容に効果があるからです。
特に米麹甘酒に関しては、その栄養成分が点滴と似通っていることから、飲む点滴とまで呼ばれるほど。
米麹甘酒には主に以下のような栄養成分を含まれています。
ブドウ糖 | 脳や身体のエネルギーとして、素早く吸収される |
---|---|
ビタミンB群 | 新陳代謝を活性化し、疲労回復や健康維持に欠かせない |
必須アミノ酸 | タンパク質の源。体内で合成することができないので食物から摂取する必要がある |
食物繊維、オリゴ糖 | 腸内環境を改善。便秘を解消したり、免疫力を高める |
まとめると、こんな効能があります。
- 疲労回復
- 代謝を上げる
- 免疫力を高める
- 腸内環境を整える
夏バテ対策に
即効性のある疲労回復は、すぐにても生活に取り入れたい効能。
ブドウ糖が素早く吸収されるので、疲れた時のエネルギー補給として効果的なんです。
回復力の速さから、実際にスポーツドリンクとして飲んでいるアスリートもいるくらいですよ。
そして先ほども少し触れましたが、「飲む点滴」として夏バテ対策に使えます。
僕は2年前に夏バテを通り越して熱中症にかかったのですが、これが中々の重症ぶりでして、怠さと吐き気で完全に行動不能に陥りました。
すぐに点滴を打ってもらって事なきを得ましたが、もう二度とあんな目にあいたくないと思いましたね。
それ以降は夏バテ予防を意識して行うようにしているのですが、その一つが甘酒というわけです。
すぐに飲めるという手軽さが気に入っています。
朝がオススメです。
朝飲むとブドウ糖の効果で、寝起きでぼーっとした脳が覚醒するので、一石二鳥です。
僕も実際に毎朝コップ一杯(約100ml程度)飲んでいますが、夏バテ予防はもちろん、脳のスッキリ具合を実感しています。
健康習慣
疲労回復以外にも、健康習慣作りとしても効果的です。
特に普段、以下のような状態にいる方は検討してみる価値ありですよ。
- 風邪を引きやすい
- 肌荒れしやすい
- お腹の調子がよくない
- ストレス
これらの症状の改善に、ビタミンB群や必須アミノ酸、食物繊維、オリゴ糖といった栄養素がそれぞれ役に立ちます。
当然一回飲んで終わりではなく、飲み続けないと効能は得られません。
さきほど福光屋の甘酒は「ゴクゴク飲める」と話しましたが、あれけっこう大事な要素なんですよね。
程よく甘くて飲みやすいからこそ、飲む習慣を付けられるというもの。
とはいえ飲みすぎるとブドウ糖の過剰摂取になって、なんのための健康習慣なのか分からなくなるので気をつけてください。1日コップ2杯程度(約200ml)までが推奨です。
まとめ
- 米麹甘酒は甘酒が苦手な人でも飲みやすい
- 福光屋の糀甘酒は、程よい甘さで口当たりが良く、後味がスッキリしている
- 夏バテ対策や健康習慣として、米麹甘酒はオススメ
甘酒はキッカケがないと触れる機会がないと思いますので、普段全く飲む習慣がないという方は試しに飲んでみてください。もしかしたらハマる・・・かも。