こんにちは。遊佐です。
今回は愛用するカメラFUJIFILM「X-100F」の使用感をレビューしていきます。
次の3つの視点から深掘ってみました。
- デザイン
- ライフスタイル
- レンズ
【愛機レビュー】FUJIFILM「 X-100F」は所有欲を満たしてくれるスーパーコンデジ
レトロモダンなデザイン
僕がX-100Fを気に入っている一番の理由はデザインです。
一言で表すならば「レトロモダン」。
フィルムカメラ然としたクラシックなデザインをモダンにアップデートさせています。
と言いながらも最初はこのモデルに目もくれず、他のカメラを見てたんですよね。
そんな時の話を書いた記事がありますのでよかったら読んでみてください。
最高クラスの性能
X-100Fには当時のフラッグシップ機と同じセンサーと画像処理エンジンが搭載されています。
つまり「X-T2」や「X-PRO2」と同等の写真をコンパクトデジカメであるX-100Fで撮れてしまうということ。
これがX-100Fがスーパーコンデジと評される理由です。
デイリーライフ型
X-100Fはいわゆるコンデジなので、カバンに入れて携帯しやすいんですよね。
とはいえコンデジの中では結構大きいサイズで、そこは性能とトレードオフといったところです。
あと気軽に撮影できるという点もポイント。
ここでいう気軽さとは、街中の空気感にすっと溶け込めるということです。
例えばシャッター音が静かであるとか、カメラサイズがコンパクトだから撮影行為が目立たないとかですね。
X-100はそういう意味でストリートスナップに向いています。
2022年5月に追記になりますが、よりストリートスナップに向くカメラとしてGRⅢをご紹介している記事があるので、そちらもどうぞ。
ユニークなレンズ
X-100Fには固定式レンズが搭載されているのですが、このレンズがかなりユニーク。
F値がF2~F16となっているのですが、開放で撮るとこうなります。
ぼやけ過ぎて、??ていう感じです。
これはミスってピントをはずしているわけではなく、勝手にこのようになるんですよね。
実はこの現象は搭載されているレンズの特性によるもので、故障ではありません。
とはいえ優秀なレンズをこれまでたくさん作ってきたFUJIFILMが、何故こんな謎の写りをするレンズを意図的に搭載させているのか。
その理由を勝手に探るために、FUJIFILMカメラの特性を大きく2つ確認しておきます。
1.操作体系
FUJIFILMのカメラは操作系がアナログです。
シャッタースピード、ISO感度、露出の設定を物理ダイアルで行います。
この物理ダイアルは、使い手が直観的で快適なダイアル操作を行えるようにと、FUJIFILMが常に拘っている個所です。
「撮る」行為をいかに重要視しているのかが分かります。
2.フィルムシミュレーション
フィルムシミュレーションもFUJIFILMの大きな特性です。
使い手が色彩と階調性を選べるようになっています。
FUJIFILMがフィルムメーカーとして、長年にわたって培ってきた色設計があればこそです。
フィルムシミュレーションの中でもクラシッククロームの人気は特に高いですよね。
僕は最近、proviaと pro neg. stdで撮ることが多いですが、クラシッククロームもやはり大好きです!
FUJIFILMの特性をまとめると以下のようになります。
「各所設定してから撮ることで、良い写真が生まれますよ」
これを踏まえると、FUJIFILMがX-100Fのレンズを作った意図が分かりました。
- 「なんでかんでも開放で撮らないで、ちゃんと考えて設定してね」
- 「きちんと被写体と向き合い、どのように撮りたいのかをイメージしてね」
初心者がやりがちな「とりあえず開放」の抑止力として、開放ボケボケ性能をレンズに組み込んだのかもしれません(えらそうに書いていますが、個人的見解なので事実かどうかは分かりません)。
まとめ
僕は、X-100Fのどこが好きか?
- レンジファインダー型のレトロモダンなデザイン
- 携帯性が高くストリートスナップに向いている
- 固定式レンズがユニークで面白い
X-100Fはシリーズの4代目にして、ついに完成の域に達したと言われています。
格好良くて、日常に溶け込めて、撮るのが楽しいカメラ。
最高じゃないですか。